射るような光

心の澱を捨てながら時々音楽話 特にヘヴィ・メタルとプログレの日々

チュピチュピチュピチュピチュ

2017年05月31日 | 覚書(詩)
あなたの声が鳴り響く

木々の間を
葉の隙間を
振動となって駆け巡る

時に電線を揺らし
時に屋根を駆け上り
時に窓を通り抜け
時に地面に吸い込まれる

そ れ で も い い の?
あ た ま は いら な い
も う か らっぽ な の
そ れ が い い の さ


繰り返し繰り返し耳を満たす

空へ吸い込まれては
また戻り
歌い続けるあなたの声


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眠れなかったあなたへ

2017年05月30日 | 覚書(詩)
素敵な事を追いかけている人
綺麗な七色の黄金色のエネルギーだった

その色が汚れていく

大好きな人達



あなたの大事な人は
生きているのかさえ
疑っている

息をしていることに集中して
気持ちを解放していた
街を彷徨って
人を求めては拒絶して
何かの流れを待っていた



一人でも食べて寝るだけなら出来る
誰にも助けてもらわなくても出来る

全部消えてなくなるなんてあり得ない

でも
それを証明は出来ない

見えないものを信じる力もなくなって
誰もが通り過ぎていくだけの人に見えるのなら
そこで何も考えないで
ただ目を閉じて
風を感じて



粛々と生きていく人よ
一人じゃない

声にはしない
ただ後ろから
その背中にエールを送る

眠れないなら
いつでも声なき言葉を送り続ける
目を逸らさない
どんなに嫌な事を考えていても
あなたは
綺麗なエネルギー
あなたは
素敵なエネルギー

側で涙を流してくれる人は
ここにいる
こちらを見なくてもいい

私があなたを見つける
あなたを追う

静かにエールを送るために


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綺麗な夢

2017年05月30日 | 覚書(詩)
私は夢
誰かの夢

苦しくても悲しくてもつらくても
あなたに寄り添う夢
あなたのマイナスエネルギーを癒す夢

一瞬で吹き飛ぶ夢

流れがきたから溺れない様に
力を抜いて乗っていた

あの時の私

一人だった

一人だと思い込んでいた

寂しかった

泣きたかった

叫び続けていた

吐きそうなほど

嗚咽は止まらずに
気が狂うのかと思った

でも
違っていた

昨日も明日も全部今だった

モンスターだと思っていた私は
ただのエネルギーだった
無闇矢鱈にそれを振りまいていた

あなたへ想いを伝えたくて
あなたの想いを無視していた

あなたへの愛と思っていたものは
私への愛でしかなかった

どうかどうか私を届けさせて
音無しの音はもういらない
一人だと、眠れないと、泣くことすらできないと
そう思うのなら
私の言葉を見つけて

傷んでるあなたを
悲しんでいるあなたを
疲れているあなたを
なくなってしまいそうなあなたを
ずっと抱きしめているから
ずっと頼っていいから

側で届けさせて
無音の言葉を
綺麗な言葉を
意味なしの言葉を

全てあなたの夢
あなたを癒す夢

私は夢
あなたをおいてはいかない夢


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愛の要素

2017年05月28日 | 覚書(詩)
あなたの言葉が持つ音の振動は
私を別の次元へと引き上げる

この身が粉々になろうとも
あなたの盾になれるのならそれが幸せ

宙に舞って
あなたに降り注ぎ
再びあなたを守る

あなたを温める
あなたの全身を通って
あなたが笑っていられるように
あなたが何も怖くないように
あなたの足がすくむ事がないように

あなたへの愛だけになり
この宇宙の中に溶け込んでいく

それらは
今度はあなたの構成要素となる

あなたへの想いは
良質な光と影になり
常にあなたを守り導く

善意に満ちた空間が広がる

あなたが向かいたい方へ
あなたが見たい方へ
気持ちのいい流れを作り出し
全てになってあなたを慈しむ

宇宙という母の中に取り込まれる時まで
あなたを包み込んでいく


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帰る

2017年05月27日 | 覚書(詩)
肉体が痛いと言う
苦しいと言う

あれ?
昨日私は何をしたのだろう?
さっき私は何をしたのだろう?

また痛いと言う
また苦しいと言う

なんで?
クスリは飲んだ
何がいけない?

あー
あっちから呼ぶ声がする
帰ろうよ
こっちだよ
記憶は不確か
原因は心の停滞
原因は今を忘れたこと

今のあなたを
今の体を
忘れてる

帰ろう 今へ

心が切ない
心が疲れた

吐きそうなほどに痛い心
あなたが去ったから変わった現実

耐えられないと言う
一人は嫌だと泣きわめく

誰か
助けて
息ができない

ねえ
突然肩を叩かれた
一人じゃないよ
負のエネルギー
視覚に頼ってはいけない
視覚は不確かだから

今の空気を
今の魂を
掴まえて

行こう 今へ


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