射るような光

心の澱を捨てながら時々音楽話 特にヘヴィ・メタルとプログレの日々

2017年04月10日 | 覚書(詩)
胸の奥が腫れているのに
冷たくて
何かがつかえてる
何かが邪魔してる
中に空気が入らない

息が出来ない

呼吸がどんどん浅くなる

何かが体の真ん中から
上がってくる

ねえ なんて言ったの?
ねえ 今なんて言ったの?

やだ そんなの
やだ やだ やだ

何も見えない
何も聞こえない

もう いい
もう いいから
行って お願い
これ以上私を見ないで

あなた任せの毎日だった
あなたに甘えっぱなしだった

もう寝たい
疲れすぎて動けない
眠って眠って眠って
そのまま起きたくない
起きたら
モノクロの世界が待っている
あなたが欲しいのに
いつもそこにいたあなたが
どこにもいない

大好きだから
愛してるから
行かないでって
言えないよ 私

言えば
もっと悲しくて苦しいって
思ってた

傷口は再び開き
ピンク色の肉が顔を出し
奥から血が噴き出した

だから だから
呼吸ができるようになるまで
私を起こさないでよ

どうか
そのうち
そのうち
また
そのうち…