komaの こまごまひとりごと

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高熱のときの対処法(3 吐き気の原因)

2013年09月11日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子入学~現在)

 胃腸炎でもないのに、高熱のあとおなかにきてしまうのは、どうして?
 これ、小児科によっては「自家中毒」とも呼びますが・・・。


 もちろん、夏風邪とかインフルエンザとかは全身症状なので、あちこち具合が悪くなってもおかしくないんですが、軽くすんだり重かったりと、個人差がありますよね。
 我が家の場合、おにいちゃんの冬坊が、毎回かならず重症化(涙)。
 去年のインフルエンザでも、熱がさがったあとになって、おなかいたいきもちわるい~!と大騒ぎ。
 小児科を何件もまわるはめに・・・。


 でも、調べてみたら、ちゃんと理由があったみたい。
 以下、吐き気の仕組みのざっくり解説、です。

 

1・人の身体は、体内のブドウ糖を分解してエネルギーを
   生み出している。

2・糖分がたりなくなると、脂肪を分解してエネルギーにする。
  その際にできるのが、ケトン体。

3・ゆっくり分解されれば異常はおきない。
  (エアロビクスで脂肪を燃やす、とかはOK)。
  飢餓状態などで急激に分解されると、血中のケトン体濃度が
  あがりすぎて、吐き気や腹痛が起きる。

4・発熱時は栄養不足なうえに脱水状態なので、ケトン体濃度が
  ますますあがる。



 ケトン体・・・そういえばつわりがひどいときに、数値をとられたなあ・・・(再び遠い目)。
 ケトン体自体は、心臓や筋肉を動かす大事なエネルギー源らしいですが。
 使用後は尿から外に排出されるようで、それが多いとなんで吐き気の中枢が刺激されるのか?
 そこまでは、ちょっと調べられませんでした・・・。


 「自家中毒」の正式名称は「アセトン血性嘔吐症」。
 アセトン体は、3種類あるケトン体のなかのひとつです。
 手元にある本には「糖分を燃やしてエネルギー代謝をしている機能が変調をきたし、血液中のアセトン体がふえたために起こる」とかいてありました。
 「疲れや風邪、心理的ストレスから」という記述もありました。

 
 風邪からの場合、「自家中毒」なんて言葉はあたらない、という見解もあるみたいですね。
 私も、かかりつけのおじいちゃん先生に「この子は自家中毒の体質だから」と言われたときには、ちょっとショックでした。
 自家中毒って・・・精神的に弱い子がストレスで具合悪くなるという、あれですか!?うちの子が?? ってな感じです。
 風邪からにしてもストレスからにしても、身体の中の状態は上記の仕組みのとおりなので、どっちも同じなんですけどね・・・。


 自家中毒を調べてみると、なりやすいのは
 「筋肉量の少ない、きゃしゃな体格の男子。2、3歳ではじまり、10歳すぎると治る」
 だそうです。
 筋肉がふえてくるからかな?
 冬坊はまさに、きゃしゃな体格の男子なので、今後に期待、でしょうか。
 でも、もともとケトン体の出やすい体質、というのがあるようなので、そううまくはいかないかもしれませんが・・・。


  ストレスから自家中毒、というのは、大人になってもある話らしいです。
 たとえば大切なスピーチの前に気分悪くなる。こんなのは、ごくありふれた経験ですよね。
 どうしてストレスでアセトン体がふえるのかは、実はあまりわかっていないみたい。
 ストレスに弱い心、とかいうのではなくて。
 単にそういう体質、なんじゃないかな、と思います。


 


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