一口馬主ゴンザレスの日記

社台・サンデー・G1・キャロットの出資馬を中心に競馬の話題あれこれ

出資馬の近況

ルコルセール 牡6 10/6(日)の東京競馬(グリーンチャンネルC・ダ1,600)に出走予定
ハイエスティーム 牝5 6/12(水)山元トレセン放牧
オーディブルコール 牝4 8/13(火)NFしがらき放牧
シンバーシア 牝3 8/15(木)NF天栄放牧
アビッサルスター 牝2 9/28(土)の中山競馬(2歳新馬・芝1,600)にJ.モレイラ騎手で出走予定
ソリッドベーシス 牡2 OFリリーバレーで育成中
キラーチューン 牝2 9/26(木)NFしがらき放牧
ヴァイスクレー 牝2 9/7(土)栗東トレセン入厩
ボージェストの23 牡1 NF空港で育成中
フィルムフェストの23 牡1 一次募集で出資確定
リャスナの23 牡1 一次募集で出資確定

イスラボニータ、皐月賞(G1)制覇

2014年04月21日 19時00分15秒 | 【引退】イスラボニータ
2014/4/20 美浦TC
----------
4月20日(日)中山11R・皐月賞(G1・芝2000m)に蛯名騎手57kgで出走、馬体重は前走と変わらず462kgで、ここは2番人気でした。スタートを五分に出ると、先行集団の後ろ8番手付近を追走しました。道中は折り合いもぴったり付いて、外に進路を取った直線では早々に先頭に立つと、内から追い上げてきた1番人気のトゥザワールドを1馬身1/4抑えて1着でゴール、見事にクラシック第一冠を制しました。良馬場の勝ち時計は1分59秒6でした。
殊勲の蛯名騎手は「G1の舞台で対戦したことのない相手、中山を走っていないし2000mの距離は初めてという諸々の条件で、どうしたらいいか自分なりに考えました。内枠が仇にならないよう、いつでも外に出せるポジションで、スムーズな競馬をしたいと思いました。1コーナーでゴチャゴチャになるのが嫌で、ゲートからあまり出していきませんでした。この馬の能力もあるけど、きょうは本当に思い通りの競馬ができました」と喜びを語っています。
また栗田博憲調教師は「騎手、牧場、スタッフの力が結集しての勝利で、嬉しいのひとことです。ダービーに向けてメドがついた内容でしたし、このあとはまた山元TCで短期のリフレッシュ放牧をはさんで本番に向かいたいと思います」と感無量の表情で話していました。
----------
【社台サラブレッドクラブより、公式HPの近況レポート等の転載につき、許可を受けています。】


パドックでイスラボニータを見ているうちに、贔屓目込みかもしれませんが、断然の気配の良さだと感じました。G1独特の緊張感漂う雰囲気も、我関せずといった感じで、周囲を物見しながらゆったりと周回。これまでもそうですが、この馬はパドックでイレ込むことはなく、いつも落ち着いて周回してくれます。イスラボニータらしい柔らかい歩様も健在で、この時点で好勝負してくれるだろうという思いを強くしました。本場馬入場でも、大歓声の中で真っ先に返し馬に入りましたが、スタンドの方を見ながらのクビを横に向けてのキャンター。緊張感がないのか、よほどマイペースなのか、それとも天然なのか分かりませんが、良い意味で精神的に余裕があるのも、この馬の長所だと思います。

レースでは五分のスタートから先行すると思いきや、蛯名騎手は先行させずに中団のポジションへ付け、向こう正面では外目を追走します。このパターンだときっと行きたがるだろうと思いましたが、折り合いはピタリ。このあたり、蛯名騎手とのコンビの経験値でしょう。その後、4コーナー手前から徐々に進出すると、直線手前から先頭に立った馬を目がけて一気に全開のスパート。一瞬で取り付く瞬発力が素晴らしく、あとはイスラボニータらしい大きなフットワークで、後続を突き放してのゴールでした。

口取りに向かう途中で社員さんと話しをしたのですが、週中に蛯名騎手と皐月賞の乗り方について30分ほど話し込んだようで、その際に蛯名騎手は、「皐月賞を勝つためにはスタートから出していく必要があるだろう。ただし、ダービーを考えると出して行きたくない。皐月賞では届かない可能性もあるが、ダービーを見据えて乗りたい。」と言っていたとのこと。スタート後に前目のポジションを取りにいかずに中団から進めたのは、こういう背景があったようです。これに応えて見事に中団からの競馬を実行し、そして堂々と勝ってくれたのですから、本当に凄い。一戦ごとに成長を見せるイスラボニータ、完璧に乗ってくれた蛯名騎手、イスラボニータの素質を見抜き、2歳時からブレることなくクラシックを視野に進めて下さった栗田先生、厩舎スタッフや牧場の方々、イスラボニータに関わる全ての方々の賜物だと思います。

レース前には、右回り未経験、中山未経験、距離不安、早熟説、血統不安説、相手関係、色々と言われましたが、イスラボニータは全てを振り払って勝ってくれました。次は大目標のダービー、再び様々な壁が立ちはだかります。しかし、これまで一戦ごとに強くなってきたイスラボニータのこと。きっと、皐月賞馬として堂々とダービーに挑み、結果を出してくれると信じています。6/1(日)の大舞台、本当に楽しみです。

2014/4/20 中山競馬場








コメント (4)

ステファノス、大健闘の皐月賞5着

2014年04月21日 18時02分26秒 | 【引退】ステファノス
2014/4/20 藤原厩舎
----------
20日の中山競馬では五分のスタートから終始、中団を追走。直線はいい脚を使って追い上げるが5着まで。「イメージ通りの競馬ができたと思いますし、馬もそれに応えるように最後までよく頑張ってくれました。勝ち馬が最高のレースをしたのは間違いありませんが、ステファノスもいい位置で運べましたし、力は出し切れたと思います。せめてあと一つ上の着順に来れていれば言うことありませんでしたので、それだけは心残りですね。将来に繋がる走りはしてくれましたし、今後に期待しています」(後藤騎手)「馬がどんどん良くなっているだけに人気こそありませんでしたが、いい勝負ができると思って送り出しました。実際にジョッキーは上手く乗ってくれましたし、馬もしっかり走ってくれたと思います。それだけにこの5着は悔やまれるなぁ。あと一つ上ならダービーのチケットが手に入れられただけに…。力があることははっきりしていますし、それだけに次をどうするかが本当に悩ましい…。本番には万全の状態で使わなければ意味がありませんし、間に挟むか等、周りの動向を窺いながら判断させていただければと思います」(藤原英師)チャンスを掴んで出走にこぎ着けた皐月賞。最高の結果とはなりませんでしたが、素晴らしい走りを披露してくれたと思います。あと一つ上の着順でダービーへの切符を取れていただけに悔しさは残りますが本当によく走ってくれました。今後は状態を見た上で決めていきますが、この馬の更なる飛躍に期待したいと思います。
----------
【キャロットクラブより、公式HPの近況レポート等の転載につき、許可を受けています。】


レース前にも書いたように、ステファノスは相当の能力を持っている馬だと思っています。それでもこのメンバー相手に、成長途上の現時点で掲示板まで来てくれるとは、本当に驚きました。パドックでもどっしりと落ち着いて周回していましたし、レースぶりも文句ナシ。直線で追い出してから、グッと重心を下げて伸びてくるフォームには相当な素質を感じます。これでハッキリと能力があることは証明できましたので、あとは今後のレース選択ですね。4着であればダービー直行で問題なかったのですが、5着で権利を取れなかったので悩ましい。賞金的にトライアルを使わないとダービーには出られませんが、押せ押せで使って素質の芽を摘んでしまうのは避けなければいけません。そのあたり、藤原先生であれば何の心配もありませんので、判断を待ちたいと思います。無理するくらいであれば潔く放牧を挟むでしょうし、ゴーサインが出れば問題ないということ。今後を見守っていきたいと思います。

2014/4/20 中山競馬場
コメント

アースガルド、鹿野山特別は10着

2014年04月21日 17時31分06秒 | 【引退】07年産出資馬
2014/4/20 勢司厩舎
----------
20日の中山競馬では五分のスタートから前々でレースを進める。いいポジショニングで直線へ向かうが最後まで粘り切ることはできず10着。「今日は道中まで悪くない形で競馬を進められていたと思いますし、それだけに最後はもう少し粘りを見せてほしかったですね。頑張っていると思いますが、斤量やペースを考えるともう少し走れてもいいと思います。結果が出ればベストでしたが、期待に応えられず申し訳ありませんでした」(石橋騎手)「馬体は絞れていましたし、競馬に向けてやれることはやって送り出せたと思います。以前に比べれば返し馬も最後までしっかりやれていましたし、本当に成長した姿を見せてくれました。それだけに結果を出したかったし、出せると思っていたので今日の結果は悔しいです。馬場や斤量を考えてももっと粘れていいはずです。今日は自分の競馬で頑張ってくれましたし、トレセンに戻ってよく状態を見たいと思います。今後についてはよくクラブと相談しようと考えています」(勢司師)目標のレースに向けて厩舎もしっかり仕上げてくれましたし、結果を出してくれると信じて送り出しました。4コーナーまでは頑張ってくれましたが、最後は力尽きてしまい、残念ながらベストの結果を出すことはできませんでした。今後については厩舎に戻って様子を見た上で検討していきます。
----------
【キャロットクラブより、公式HPの近況レポート等の転載につき、許可を受けています。】


中山競馬場でアースガルドの走りを見守りました。スタートから良い流れで進んでおり、昨夏の函館戦と同じように前々で粘り込めば面白いぞと思っていましたが、そこから徐々に後退。もう少し粘れるかなと思っていましたが、厳しい結果でした。勝ち馬は圧倒的に強かったですが、それにしても抵抗するところを見せてほしかったです。今後について、どうなるか分かりませんが、次回のレポートを待ちたいと思います。

2014/4/20 中山競馬場
コメント