小学校の図書館

小学校の司書をしています。毎日のおもしろかったこと、どんなことをやっているかを紹介したいと思います。

『マンゴーのいた場所』

2006-11-28 08:20:52 | Weblog
11月28日

 『マンゴーのいた場所』を読み終えました。この本は、以前お仲間の中学校の司書さんが勧めていらっしゃった本です。
 主人公の女の子ミアは感覚が人と違うことに気がつきました。数字や文字に色がついてくるという感覚です。共感覚というもので、共感覚者というのは10万人に一人とかいるそうです。この感覚があるために数学がよくわからなくなって答えられません。はじめに本人が気がついたのは8歳のときでした。ミアはみんなも色がついて見えると思っていました。いいお医者さんに出会い、同じ共感覚をもつ人の集まりにも出て自分のことも分かってきました。そして、かわいがっていたネコのマンゴーが死んだとき、その感覚が失われてしまいました。それはミアにとってとても寂しい感覚でした。

話し方

2006-11-21 21:06:20 | Weblog
11月21日

 2年生が図書の時間にやってきました。そのとき、t君が私のところにやってきて「しゃしん」と言いました。「なに?」と聞くと「きのう…」と言います。私はははあん、あのことだなあ。と、すぐに思いましたが、「一言づつで言われても分からないは」と言いました。「ちゃんと、文にして言って頂戴。」といいました。
 「きのう、読書ノートの写真をとらなかったので、撮ってください。」と言いました。お家でもそうなのでしょうが、単語一言で済まそうとします。少々意地悪のようですが、きちんと話すことは大事なことですよね。

カラス

2006-11-15 09:14:51 | Weblog
11月15日

 今朝学校までの住宅街を歩いていたときです。膝の高さぐらいをすごいスピードでヒューッて音をたててカラスが通り過ぎました。それも立て続けに二羽です。びっくりして立ちすくみました。
 子どもに何度か読み聞かせをした『スズメぼうし』たつみや章(作)でカラスに親しみを持ってきていたのに今朝の出来事で、カラスに緊急事態発生でもあったのかしらと思ってしまいました。
 『スズメぼうし』ではスズメになってしまった男の子が知恵をカラスから教わったり、優しくカラスの羽の中で眠ったり、キラキラというきれいな物をみせてもらったりします。カラスの漆黒の羽を美しいとおもえるようになっていましたが・・・・

2年生と給食

2006-11-10 09:26:29 | Weblog
11月9日

 担任の先生が出張中の2年生のクラスで給食を食べることにしていました。4時間目の4年生のクラスが帰って急いで1階に下りていくともう既に給食は始まっていました。ほとんど食べてしまった子どももいました。給食など各学級の文化があるのでそれぞれやり方が異なります。おもしろいです。
 お休みの子どもの席で食べようとすると男の子は「いいなあ、先生のうどんおおきくて」2年生のこどものうどんの玉は小ぶりでした。この年齢の子どもはよく食べる子どもと、こんな少しで良く元気にしていられるなと思うほど小食のこどもがいます。
 掃除をしようと、給食の後言うと、それぞれ小さなほうきとちりとりで始めました。たくさんゴミをとった子どもに「はなまる」と言うと、「ぼくは?」「ぼくは?」と言ってきます。「これは、○だ」とか「君は小○」とかいうと張り切ってゴミをとっていました。

こんな本を買いました

2006-11-09 08:05:55 | Weblog
11月7日

 『作って遊べ!』かざまりんぺい、えびなみつる/共著を買いました。これのキャプションには「脳を鍛える手作りオモチャ80種を収録」なんてついていましたが、この本使えるなと思ったのは、例えば折り紙で作る手裏剣とか、命中率10パーセントの割り箸でっぽうとかイカ飛行機のつくりかたとか昔作ったことがあるんだけどどうやって作るんだっけと思った物や、こういう物があるのは知っていたんだけどどうやって作るか分からないという物が盛りだくさんに書かれています。
 工作の本はいろいろありますが、難しい物や、材料別の物などカラフルですが、こういう作り方が書かれている物は貴重だと思いました。

少しレイアウトを変える。

2006-11-07 21:37:12 | Weblog
11月7日

 昨日の夕方、注文していた書架が配達されました。
 本が少しゆとりができるように頼んだのですが、今日は午後から時間が取れたので本の入れ替えを行いました。
 やっていくうちに、変なところに本が紛れ込んでいたり、ほこりだらけになってやり変えましたが、全体的にさっぱりしました。(自己満足ですが・・・)
 本の大きさが様々で実はとても入れにくいのです。

 これを期に表示も少しづつ変えていこうと思います。

朝の避難訓練

2006-11-06 09:31:57 | Weblog
11月6日

 朝、始業前に避難訓練が行われました。
 告知されていたのですが、訓練でもあわてました。何人の子どもがいるかを把握して、全員を連れて校庭まで行く間に見失いそうになったり。
 私自身が普段からどうしたらいいかをきちんと考えておくことを痛感しました。

コーナーづくり

2006-11-02 22:44:34 | Weblog
11月2日

 10月のメインのコーナーは『魔女』でしたが、11月とともに変えました。
 今月のコーナーは『音楽』にしました。音楽といっても《76》においてある本というよりえほんや物語の本を並べました。

モンゴルからのお客様

2006-11-02 22:41:42 | Weblog
11月1日

 モンゴルの先生(かなり責任のある地位にいらっしゃるようです)と通訳の方と大学の国語教育の先生がいらっしゃいました。3年生の授業を見られた後、ちょうど図書の時間に来た3年2組を見にいらっしゃいました。
 1時ごろから話を聞きたいとおっしゃったので会議室で30分ほどお話をしました。図書の時間をどのように行っているか、読み聞かせはどんな本かなど家の学校の図書の時間や図書館についてお話しましたが、たくさんの質問も受けました。
 モンゴルでは少し大きくになっても文字がよく読めない子どもがいたりするそうですが、読み聞かせの本をどのような基準で選ぶか?私は初めて会う子どもたちですとその子どものことを知らないので悩むでしょうが、知っている子どもたちを思い浮かべて本を選んでいること、読み聞かせから物語って面白いんだということを知ってほしいことなどのお話をしました。