たこさんの秋吉台日記

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12月21日 フユイチゴ・ミヤマフユイチゴ

2006年12月21日 | Weblog

今、フユイチゴ・ミヤマフユイチゴの赤い果実がきれいです。

【フユイチゴ ― ミヤマフユイチゴとよく混生。実は美味】


06年12月21日撮影

フユイチゴ〈冬苺〉(バラ科 キイチゴ属) 花期は7~10月。
山地の林縁や林下にふつうに生えるつる性の常緑小低木。
茎はつる状に地面をはって伸び、褐色の曲がった毛が密生、まばらに刺がある。
葉は互生。葉身は長さ幅とも5~10cmのほぼ円形で、浅く3~5裂する。
ふちは波状に浅く切れ込み、歯牙状の細かい鋸歯があり、
鋸歯の先端は小さな芒になる。裏面には軟毛が多い。
枝先や葉腋に直径2㎝ほどの白い花が5~10個集まって咲く。花弁と萼片はほぼ同長。萼の外面や花柄には淡褐色の短毛が密生する。
果実は集合果。直径約1cmの球形で、11~12月に赤く熟す。


【フユイチゴは全体に毛が多く、刺は少ない】

06年12月21日撮影
【上の画像を拡大しました ― フユイチゴの果実】


06年12月21日撮影
【こんな時もありました ― 花期のフユイチゴ】


06年8月24日撮影
「葉の表面には毛は少ない」

【上の画像を拡大しました ― フユイチゴの花】


06年8月24日撮影
「花弁と萼片はほぼ同長。萼の外面に淡褐色の毛が密生するのが特徴。
花柱は雄しべよりはるかに長い」

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ミヤマフユイチゴ〈深山冬苺〉(バラ科 キイチゴ属) 花期は8~10月。
山地の林下などに生えるつる性の常緑小低木。
茎は無毛または軟毛が散生し、細い下向きの刺がある。
葉は互生。葉身は卵形または広卵形で、浅く3~5裂する。先端はとがり、
ふちには歯牙状の細かい鋸歯があり、鋸歯の先端は小さな芒になる。
枝先や葉腋に白い花が数個集まって咲く。花弁が萼より短いのが特徴。
萼の外面はほとんど無毛で、内面とふちに白い毛がある。 
花序の軸と花柄には
短毛が生える。
果実は集合果。直径8~9mmの球形で、11~1月に赤く熟し、食べられる。


06年12月21日撮影
【上の画像を拡大しました ― ミヤマフユイチゴの果実】


06年12月21日撮影
【こんな時もありました ― 花期のミヤマフユイチゴ】


06年9月11日撮影
【上の画像を拡大しました ― ミヤマフユイチゴの花】


06年9月11日撮影
「花弁が萼より短いのが特徴。萼の外面はほとんど無毛」
 
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「『アイノコフユイチゴ』は、フユイチゴとミヤマフユイチゴの、
どの特徴を持ったものですか?」と、10月29日、真崎博先生にお聞きしたら、
「別に特定はなく、両方の特徴のどれかを兼ね備えていればいい」とのことでした。

実際、花を撮る時には、どちらか区別できないのがかなり見られたのですが、
その当時はアイノコフユイチゴの存在を知らなかったのです。
「花弁と萼片の長さの割合」と「萼の毛の有無」にしぼって、来年探すつもりです。


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