たこさんの秋吉台日記

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7月16日 ヘラノキ

2008年07月16日 | Weblog

ヘラノキ〈箆の木〉(シナノキ科 シナノキ属) 花期は7月。
山地に生える高さ8~10mになる落葉高木。
葉は互生し、卵形~卵状長楕円形。
先は尾状にとがり、ふちには鋭い鋸歯がある。
葉腋から長さ4~5cmの集散花序を出し、淡黄色の花を10数個つける。
総苞葉ほ長さ3~5cmの長楕円形

 
一昨日夕方、帰路について、草原を下った秋芳洞近くを車で走っていて、
林縁で木全体が黄緑色に染まった高木が目に入りました。「ん?ヘラノキ!」。
回って引き返したところ、思ったとおり満開のヘラノキでした。これまで見てきたのは(今年の開花確認も)洞穴そばで流れの向こうに生えている1本だけです。


【 ① 新しく確認したヘラノキ 】

08年7月14日 撮影
高さは10m以上に見えました。

【 ② ここの方が暖かだからか、もう満開 】


08年7月14日 撮影
洞穴そばの株での開花確認は7月12日でした。

※ 以下は300mm望遠レンズで。

【 ③ 樹皮】


08年7月15日 撮影
「緑褐灰色。老木では鱗状にはげ落ちる」

【 ④ ― ②と同じ位置から撮りました 】


08年7月15日 撮影
【上の画像を拡大しました ― 総苞葉ほ長さ3~5cmの長楕円形


08年7月15日 撮影
「葉は互生、卵形~卵状長楕円形。先は尾状にとがり、ふちには鋭い鋸歯がある」

こんな近くにヘラノキがあったなんて!
秋吉台の植物、まだまだ見落としがたくさんあるのではないでしょうか。
最近、秋吉台通いをしんどいと感じ始めていましたが、身が引き締まりました。


※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。

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