たこさんの秋吉台日記

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11月16日 滑山風景林で自然観察

2008年11月16日 | Weblog

森林セラピー体験イベント“滑峡で自然観察”(兼・森の案内人レベルアップ講座)
に参加して、臨時に架けた橋を渡り、滑山風景林で藤原俊廣先生から学びました。

【 集合場所の大原湖キャンプ場に向かう途中で 】

(8:10)  08年11月16日 撮影
明け方まで降っていた雨も心配なさそう。

「滑川右岸の滑山風景林は、林令が2007年の天然林で、暖帯林と温帯林の
中間帯の森林をなしており、県内でこれほどまとまった森林はほかにない。
これまで学術参考林として保存されてきました」


【 モミの大木のそばで 】


08年11月16日 撮影
樹木が密生しているので離れて撮れなかったのですが、体の大きな先生がす
ぐそばに立たれても、幹の幅にすっぽり入り、まだこんなに余裕がありました。
「この木、何年くらい経っていますか?」
「モミ林のより少し小さいから、200年は経っていないのでしょうね」。

【 そばではモミの赤ちゃんが 】


08年11月16日 撮影
「この木が倒れると、赤ちゃんがすぐにめきめきと大きくなってきます」

【 菌類が倒れた木を土に返す役目をしてくれます 】


08年11月16日 撮影
「自然に土が1cmできるには100~200年かかります」

この辺りの土を踏むとホカホカと弾力性があります。
「土壌堆積で、すき間に水や空気が通るのでフルボン酸が作られ、
フルボン酸が溶けて海に入るとプランクトンが増え、魚が育ちます。
ですから自然を大切にしないと。近年、漁民が森を育てる運動をしています」

【 シイモチ〈椎黐〉(
 モチノキ科 モチノキ属)】

08年11月16日 撮影
今日の研修で一番の収穫はシイモチ。
“秋吉台のやまんば”さんが「塩見先生がこの山にシイモチがあると言われた」と。
何度か探しましたが、二人とも実物を見ていないので見つけられませんでした。
この垂れた枝、ナナミノキと思っている中にあるかもしれません。楽しみです。

【 葉はスダジイによく似てい


08年11月16日 撮影
「先は尾状にとがり、ふちには浅い鋸歯がある」

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