たこさんの秋吉台日記

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2月15日 ウスゲフモトシダ

2008年02月15日 | Weblog

フモトシダを日記に書いてから、
クジャクフモトシダ(羽片は羽状全裂または羽状複生、
小羽片は羽軸にやや広くついて、狭い翼を作っている
)を探していました。

【① 今日、林道のわきで 】


08年2月15日 撮影
【 ① 上の画像のピントが合っている葉(ソーラスは付いていません)】

08年2月15日 撮影「
羽片は「羽状複生」ながらも「羽片の基部付近は裂片が独立」ですが・・・。

【①上の画像を拡大しました】


08年2月15日 撮影
「小羽片は羽軸にやや広くついて、狭い翼を作っている」
うーん、「狭い翼」とは言えない。

【 ② ― ①とは別のソーラスが付いた葉(裏面) 】


08年2月15日 撮影
羽片の切れ込みが小さいので、クジャクフモトシダではありません。しかし、
これまで見てきたフモトシダの葉表にソーラスが付いたのかと思うくらい、
毛が少ないことに気づきました。

② 上の画像を拡大しました】


08年2月15日 撮影

ウスゲフモトシダ(コバノイシカグマ科 フモトシダ属) 常緑性。
フモトシダの毛の量には変異があり、ほとんど毛がない型はウスゲフモトシダ、
非常に毛深い型はケブカフモトシダとして区別される。


【秋吉台では毛の量が「普通」のフモトシダ】


07年12月2日 撮影
【これまで見てきたフモトシダの中で毛の量が「少ない」もの】

07年11月29日 撮影
【 ① 今日見た葉の葉柄は 】

08年2月15日 撮影

という経緯で、時間がかかりましたが、ウスゲフモトシダと同定しました。

☆ウスゲフモトシダは、「秋吉台国定公園の高等植物」に記載がないシダです。

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