たこさんの秋吉台日記

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4月30日 カンサイスノキ・シラスゲ

2007年03月31日 | Weblog

カンサイスノキ〈関西酢の木〉(ツツジ科 スノキ属) 花期は5~6月。
山地の林内や林縁に生える落葉低木。よく枝分かれして高さ1~2mになる。
葉は互生。葉身は長さ1~3.5cmの倒卵形または楕円形。
先端はとがり、縁には内側に曲がる細かい鋸歯がある。
葉の裏面に短毛があり、主脈や側脈、葉柄に曲がった毛が密生する。
前年枝の葉腋に短い総状花序を出し、緑白色または紅色を帯びた花を1~4個
下向きにつける。花冠は長さ約5mmの鐘形。5浅裂し、裂片は少し反り返る。
分布は、本州(東海地方以西)・四国。
※スノキの分布は、本州(関東地方~中部地方南部)

スノキと記録してきて、昨年12月にカンサイスノキと同定した株が開花しました。


07年4月30日 撮影
開いた花はまだこの1つだけでした。

【上の画像を拡大しました】

07年4月30日 撮影
「緑白色または紅色を帯びた花を1~4個下向きにつける。
花冠は長さ約5mmの鐘形。5浅裂し、裂片は少し反り返る」

【葉を】


07年4月30日 撮影
【上の画像を拡大しました】


07年4月30日 撮影
「主脈や側脈、葉柄に曲がった毛が密生する」

この株はカンサイスノキですよね。
ほかに数株ある中にスノキがあるかどうか、調べるのが宿題です。

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シラスゲ〈白菅/別名ムシャナルコスゲ〉(カヤツリグサ科 菅属) 
                                    花期は4~6月。
葉の裏が白いのでつけられた。
平地から浅い山地の水湿地や林内の湿地に生える高さ50~70cmの多年草。
地下匐枝を伸ばして増える。茎は鋭い3稜形で、上部はざらつく。
葉は緑白色でやわらかく、幅0.5~1cmの線形。裏面は粉白を帯びる。
茎の上部に小穂が4~6個つく。頂小穂は雄性で長さ3~6cmの線形。
側小穂は雌性で長さ3~6cm、幅約5mmの細い円柱形。

林内の湿地で早春から目立っていた茎が3稜形の大きなスゲ、
何かと楽しみにしていたところ、今日来てみたらシラスゲと分かりました。


07年4月30日 撮影
【上の画像を拡大しました】


07年4月30日 撮影
「頂小穂は雄性で長さ3~6cmの線形。
側小穂は雌性で長さ3~6cm、幅約5mmの細い円柱形」

※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。


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