たこさんの秋吉台日記

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2月13日 コハシゴシダ

2008年02月13日 | Weblog

コハシゴシダ(ヒメシダ科 ヒメシダ属) 常緑性。
ハシゴシダに似ているが、葉は小型で、
葉柄は長さ3~20cm、葉身は長さ10~17cm、幅は狭くて4~7cm、被針形。
大きな羽片の最下前側の裂片は2番目の裂片から完全に遊離し、やや大型、
羽片に短い柄がつくことがある。
胞子嚢群は馬蹄形から半月形で、やや長い。
本州(新潟県・石川県・関東地方南部以西)~琉球の各地で、
林縁や路傍、村落内で人家の石垣などに多い。

林の中、トウゲシバが生えている斜面で、長さ20cmの小さなシダが目に入り、
「見たことない」と、葉裏を見るとソーラスがついています。「これで大人!」と。


【 秋吉台では「林内にやや稀」の コハシゴシダ 】

08年2月12日 撮影
【 羽片 】


08年2月12日 撮影
「大きな羽片の最下前側の裂片は2番目の裂片から完全に遊離し、やや大型、
羽片に短い柄がつくことがある」
右側一番下の羽片の長さは
2.5cmです。

【上の画像を拡大しました】


08年2月12日 撮影
「大きな羽片の最下前側の裂片は2番目の裂片から完全に遊離し、やや大型」
「各裂片の形は、ハシゴシダに比べて丸っこい」


【 葉裏は 】


08年2月12日 撮影
「胞子嚢群は馬蹄形から半月形で、やや長い」
ソーラスは、はじけたり落ちたりしていて、形が分かりにくいです。

* * * * *
コハシゴシダについた背番号は、1191です。
昨秋からまとめてきたシダは、背番号1102~1191、
シダをまとめる前から特徴的なシダを花に入れていたのが10種ですから、
コハシゴシダは、私が確認したシダの100種目になりました。

当初は「今シーズン中に50種見つけたい」だったのに、
わき目もふらず(?)シダを見てきたら、思いがけず100種を達成しました。
開花確認に追われる日まであと1ヶ月、もう少しだけ、頑張ってみます。

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