ミヤコヤブソテツ(オシダ科 ヤブソテツ属) 常緑性。
葉柄は長さ10~30cm、葉柄基部の鱗片は長楕円状被針形で、鋭尖頭、
黒褐色、長さ1.5cm、葉柄上部、中軸などの鱗片は次第に小さく線形となる。
葉身は頂羽片のはっきりした単羽状複生、被針形、
側羽片は10~15対、三角状長楕円形で、
基部前側の耳片ははっきりすることが多く、鎌状に曲がることが少ない。
胞子嚢群は円形、多数散在し、
包膜は中心部が黒褐色、周辺部が灰白色の2色となり、辺縁は波状。
本州(関東地方以西)・四国・九州(南部を除く)で、山林中に生じる。
【 ① 秋吉台では「陰湿林内の露岩地にやや普通」の ミヤコヤブソテツ 】
08年2月12日 撮影
コケで覆われた岩がゴロゴロしているドリーネのふちで見つけました。
【 ② 側羽片 】
08年2月12日 撮影
「最大幅の基部から先に向かって滑らかに細まり、上に曲がる度合いが少ない」
【 ③ 胞子嚢群は円形、多数散在 】
08年2月12日 撮影
【 ④ ― ③を拡大しました 】
08年2月12日 撮影
「包膜は中心部が黒褐色、周辺部が灰白色」
08年2月12日 撮影
【 ⑥ 葉柄の基部 】
08年2月12日 撮影
「葉柄基部の鱗片は長楕円状被針形で、鋭尖頭、黒褐色、長さ1.5cm」
* * *
「ヤマヤブソテツとは変種関係とされる」
「ヤマヤブソテツは中身が色々ある。
これは他の名前では呼べない場合に使う、言わば“ゴミ箱”だという人もいる」
私は、よく分からないまま、ほかのヤブソテツに当てはまらないものを全て
ヤマヤブソテツとし、「秋吉台にはヤマヤブソテツばかり」と感じてきましたが、
ミヤコヤブソテツを見つけたくて、このたびヤブソテツ属を勉強し直し、
探し始め1日目の今日、2カ所目の林中で見つけることができました。
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