ヒキオコシ〈引起こし〉(シソ科 ヤマハッカ属) 花期は8~10月。
やや乾いた丘陵地にまばらに生える高さ1mほどの多年草。
プレクトランチンという苦い成分を含み、苦味健胃薬として用いられ、名前も、
瀕死の重病人に弘法大師がこれを飲ませたら起きあがったという伝説に基づく。
茎は四角形で、下向きの毛が多い。葉は対生し、広卵形、ふちには鋸歯があって
先はとがり、基部は急に細くなって葉柄の翼に続く。
枝先や葉腋に淡青紫色の唇形花を円錐状に多数つける。
ヒキオコシは、草原やドリーネのふち、林縁などで見られます。
昨日、友人たちに誘われて行った西中国山地で、アキチョウジ・タカクマ
ヒキオコシを観察しながら、ヒキオコシが分かっていないことに気づき、
きょうは、ヒキオコシを把握することにしました。
【① 林縁で、全体像を】
06年9月25日 撮影
撮ったものの、全体が細く、株は大きく、枝分かれが多くて、ゴチャゴチャです。
【② 上の画像を拡大しました― 右に伸びた枝です】
06年9月25日 撮影
【③ 近づいて花序を】
06年9月25日 撮影
【④ 上の画像を拡大しました】
06年9月25日 撮影
「萼は長さ約2mm、密に細毛があって灰白色を帯び、ほぼ等しく5裂する。
花冠は淡青紫色で、上唇には紫点がある。
雄しべは4本で、うち2本は少し長く、ともに花外に突き出る」
【⑤ 花を横から―(①~④とは別の株です)】
06年9月25日 撮影
「『長雄蕊・短花柱』『長花柱・短雄蕊』の2型がある」
画像④は「長雄蕊・短花柱」、画像⑤は「長花柱・短雄蕊」ですね。
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