たこさんの秋吉台日記

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1月19日 ルベラナズナ

2007年01月19日 | Weblog

ルベラナズナ(アブラナ科 ナズナ属) 花期は1~12月。
ヨーロッパ原産の2年草。畑、牧草地などに見られる。
在来のナズナによく似るが、全体に小型。茎は高さ10~30cm。
根生葉は羽状に裂け、頭葉が大きい。茎の葉は基部が耳形になって茎を抱く。
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花弁は白色~淡紅色で萼片よりわずかに長く、
果実は長さ6mmほどで狭逆三角形(ナズナは花弁白色で萼片とほぼ同長。
果実は逆三角形)。 
( 日本帰化植物写真図鑑 ― 全国農村教育協会)

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花弁と萼片はほぼ同長。萼片頂部と花弁舷部の縁が赤みを帯びる。在来種のナズナは花弁が萼片より明らかに長い。(日本の帰化植物 ― 平凡社)

帰化植物図鑑が1冊だったので、先月「日本の帰化植物」を購入したところ、
ルベラナズナ・ナズナの萼片・花弁の記述が違っています。
萼片・花弁の長さに差が少ないものがルベラナズナと判断して、探しました。

画像①~⑦はルベラナズナと思うもので、そのうち①~⑤は同一株です。
【画像①】

07年1月12日撮影
【画像② 茎の葉は基部が耳形になって茎を抱く


07年1月12日撮影
【画像③ 根生葉は羽状に裂け、頭葉が大きい


07年1月12日撮影
【画像④ 果実は長さ6mmほどで狭逆三角形


07年1月12日撮影
【画像⑤ 萼片と花弁は】


07年1月12日撮影
【画像⑥ 果実は長さ6mmほどで狭逆三角形


07年1月19日撮影
【画像⑦ 萼片と花弁は】


07年1月19日撮影
以上はルベラナズナのつもりです。

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【画像⑧ ナズナ】


07年1月12日撮影
【画像⑨ ナズナ】


07年1月4日撮影

1ヶ月間、ナズナを目にするたびに数百株の花と果実を見てきましたが、
果実が狭逆三角形のものでも、全て花弁が萼片より明らかに長く、
「花弁と萼片がほぼ同長」「花弁がわずかに長い」は、見つかりませんでした。
雑種で、純粋なルベラナズナではないのでしょうか?
さて、困りました。どうしましょう。


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