たこさんの秋吉台日記

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5月11日 イズセンリョウ・ギンリョウソウ

2006年05月11日 | Weblog

イズセンリョウ〈伊豆千両/別名ウバガネモチ〉
               (ヤブコウジ科 イズセンリョウ属) 花期は4~5月。
伊豆半島の伊豆神社に多いことからつけられたといわれている。
湿った常緑樹林内に生える高さ1~1.5mになる常緑低木。雌雄別株。
葉は互生。葉身は長さ5~7cmの長楕円形。先は鋭くとがり、基部はくさび形。
ふちには不明瞭な波状の鋸歯があるかまたは全縁。
葉腋から総状または円錐状の花序を出し、黄白色の花をつける。
花冠は長さ約5mmの筒状で腺条がある。

今年1月、イズセンリョウを掲示板で友人に見せてもらったのがきっかけで、
見つけていたイズセンリョウに花が咲きました。

【湿った斜面にびっしりと生えています】

06年5月2日 撮影
「枝は倒れていることが多く、まとまりのない樹形になる」

【花序はこんなふうにつきます】


06年5月2日 撮影

【花序を拡大しましたが・・・】


06年5月2日 撮影
「花冠の上部は浅く5裂し、ふちには細かい毛がある。
雄しべは5個。雌しべは1個」

これは一体雄花なのか雌花なのか、分からないまま、
秋芳洞まで撮り直しに来る時間がなくて日が過ぎてしまいました。

【9日ぶりに来てみたら・・・】

06年5月11日 撮影
どの株もほとんど花が終わっていましたが、
2日に撮った株には、小さな果実がたくさん
ついていました。

【上の画像を拡大しました】

06年5月11日 撮影
うまく撮れていませんが、これは雌花なのですね。
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ギンリョウソウ〈銀竜草/別名ユウレイタケ〉
            (イチヤクソウ科 ギンリョウソウ属 ) 花期は5~6月。
下向きにつく花とうろこ状の鱗片葉に包まれた姿を竜に見立てたもの。
山地のやや湿り気のあるところに生える高さ20㎝ほどの腐生植物。
全体が白色で葉緑体を持たない。
茎には葉の退化した鱗片葉が多数互生する。
茎の先に下向きに花をつける。花冠の裂片は筒状で3~5個。

今年は雨が多かったからか、昨年、初めて1株だけ見つけた近くで、
11株が散らばって生えているのを見つけました。


06年5月11日 撮影

【上の花に見えるクモを追い払って】


06年5月11日 撮影

【近くの別の花】


06年5月11日 撮影

「腐生は死物寄生ともいい、生きた他の生物から養分を奪うのではなく、
生物の死体(例えば落葉)から有機物を得て生活することをいう」


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