たこさんの秋吉台日記

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7月11日 ムカゴソウ・コオニユリ

2007年07月11日 | Weblog

ムカゴソウ〈零余草〉(ラン科 ムカゴソウ属) 花期は7~8月。
やや湿った草地に生える高さ20~45cmの多年草。
葉は茎の中部に数個が互生し、長さ8~20
cm㎝の線形または広線形で、
鋭尖頭、基部は茎を抱く。
淡緑色の小花を多数穂状につける。
[山口県絶滅危惧ⅠA類]


もう咲いているに違いないのに、連日の雨で見に来られなかったムカゴソウが、
毎年見ている場所で咲いていました。
今日見つけた3株は、高さ20cmほどです。

【① 最初に見つけた株です】 


07年7月11日 撮影
【①の花序を】


07年7月11日 撮影
【上の画像を拡大しました】 


07年7月11日 撮影
「唇弁は長さ6~8mm、中央まで
3裂し、
側裂片は線形で長いが、中裂片ははなはだ短く突起状」

【② 次に見つけた株は】 


07年7月11日 撮影
【② 花のほとんどがつぼみでした】 


07年7月11日 撮影
【③ これも半分はつぼみでした】 


07年7月11日 撮影

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コオニユリ〈小鬼百合〉(ユリ科 ユリ属) 花期は7~8月。
山地のやや湿ったところに生える高さ1~1.5mの多年草。
人里近くに生えるオニユリと比べ、全体にやせ型で茎は淡緑色、
葉腋にむかご(珠芽)がつかない。
花は普通数個がまばらにつき、やや小型で直径8㎝ほど。よく結実する。

コオニユリの開花を確認したのは7月5日。今では、草原のあちこちで、周りの
緑から抜け出すように咲いているオレンジ色の花を目にするようになりました。


07年7月11日 撮影
【上の画像、左の花です】


07年7月11日 撮影
日記に書いていない花がたくさんあるというのに、コオニユリは今期2度目の登場。
一昨日・昨日は地味なイネ科に悩み通しだったので、きょうは気楽に書きながら、
「私のわがままが通せる『秋吉台日記』があってよかった」と、つくづく思いました。

※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。


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