たこさんの秋吉台日記

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2月10日 ヒメクラマゴケ

2008年03月10日 | Weblog

ヒメクラマゴケ(イワヒバ科 イワヒバ属) 常緑性。
黄緑色の柔らかい草本。茎は匍匐径と直立径に分かれ、
匍匐茎は秋~春に見られ、細く、幅は葉と共に主軸で3~5mm、側枝3~4mm。
匍匐茎の腹葉は開出してつき、やや不整の卵形、多少後ろ向きに反り、
鋭頭~鈍頭、細鋸歯縁、基部は浅い心形。
背葉は卵状被針形、先端は細長くとがって反り返り、
辺縁は白くてまばらに細歯がある。
直立径は春~夏に見られ、高さ5~15cm、主軸がやや太く、まばらに側枝を互生し、匍匐茎のものより少し大きい二形の葉をつける。
胞子嚢穂は直立茎の側枝の先端に1~2個頂生し、長さ5~10mm。


【 ① 秋吉台では 「林地にやや稀」の ヒメクラマゴケです 】

08年3月10日 撮影
崖に張り付いて、薄く、柔らかく、コケかと思いました。

【 ① 上と同じ林道の崖で 】

08年3月10日 撮影
「本当にシダ?」と抜いてみたら、主軸の途中に立派な根がありました。

【 ① 上の画像を拡大しました】


08年3月10日 撮影
「匍匐茎の腹葉は開出してつき、やや不整の卵形」

【 ② ― ①とは別の林縁の崖で 】


08年3月10日 撮影
【 ② 上の画像を拡大しました】


08年3月10日 撮影
「匍匐茎の背葉は卵状被針形、先端は細長くとがって反り返り」
「匍匐茎の腹葉は多少後ろ向きに反り、基部は浅い心形」

【 ② ネイチャースコープ「ファーブルフォト」で撮りました 】


08年3月10日 撮影
「匍匐茎の幅は、葉と共に主軸で3~5mm」
ですから、10倍のルーペでも細鋸歯縁は確認できません。


【 ② 上の画像を拡大しました】


08年3月10日 撮影
「匍匐茎の背葉は、辺縁は白くてまばらに細歯がある」
「匍匐茎の腹葉は、細鋸歯縁」

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【 おまけの花 ― ミヤマカタバミが開花しました 】


08年3月10日 撮影
昨年の開花確認は2月24日だったので、昨年より半月遅れです。

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