たこさんの秋吉台日記

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7月22日 アメリカヅタ

2008年07月22日 | Weblog

アメリカヅタ(ブドウ科 ツタ属) 花期は6~7月。
北アメリカ東部の温帯樹林内に生えるつる性落葉低木。
葉は長い柄で互生し、掌状複葉で通常は5枚。
小葉は卵形ないし長楕円形、先はくさび形に細くとがる。
夏に葉腋に大きな集散花序を出し、花序は中軸が明瞭で円錐状、
1花序につく花は25~200個、淡黄緑色で小さい。
果実は球形で黒く熟し、直径5~7mm、中に1~3個の種子がある。
(原色牧野植物大図鑑)

【 ① 見たことがないツル植物を見つけたのは、6月28日でした 】


08年6月28日 撮影
【 ② 調べても分からなかったので再び見に来ました 】

08年7月13日 撮影
「葉は長い柄で互生し、掌状複葉で通常は5枚」

【上の画像を拡大しました】

08年7月13日 撮影
「小葉は卵形ないし長楕円形、先はくさび形に細くとがる」

【 ③ 石灰岩の割れ目には、若いツルが 】


08年7月13日 撮影
19日、NHK広島文化センター4回目の観察会があり、
講師の先生に調べていただくことになり、今日答えをいただきました。

「お預かりしたツタ、上村さんが園芸店で見たことがあるということで、
園芸植物大事典で調べたところParthenocissus quinquefolia のようです。
葉柄の赤いのが特徴のようですので、ほぼ間違いないと存じます」
(垰田 宏先生)

手持ちの図鑑『原色牧野植物大図鑑』にありました。

【 ④ 咲いている花を撮りに来ました 】


08年7月22日 撮影
「葉腋に大きな集散花序を出し、花序は中軸が明瞭で円錐状、
1花序につく花は25~200個、淡黄緑色で小さい」


ツタの花は一日花で、午後には花被が落ちてしまうので、午前中に来ました。

【 ⑤ ― ④に写っている花序の一番上の枝


08年7月22日 撮影
丸いのは、果実ではなくつぼみです。

【上の画像を拡大しました】


08年7月22日 撮影
【 ⑥ ― ⑤の左下の花 】


08年7月22日 撮影
新しく見つけた花、アメリカヅタについた花番号は1217。
北アメリカのアメリカヅタが、どのようにして石灰岩地に入り込んだのでしょうか。

※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。

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