たこさんの秋吉台日記

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3月26日 オキナグサ・タムシバ

2007年03月26日 | Weblog

オキナグサ〈翁草〉(キンポウゲ科 オキナグサ属) 花期は3~4月。
果期の羽毛のかたまりのような姿を老人の白髪に見立てたもの。
山野の日当たりのよい草地などに生える花茎の高さ30cmほどの多年草。
全体に長くて白い毛が多い。
根生葉は2回羽状複葉で長い柄がある。小葉はさらに深く2~3裂する。
花茎が高さ10cmほどになると開花し、茎葉は3個が輪生し、細かく切れ込む。
花は花茎の先に1個つき、長さ3cmほどの鐘形。
花弁はなく、暗赤紫色の萼片が花弁のように見える。

雨のあと気温が上がって、オキナグサの花がきれいに開きました。

【今日ここでは4個の花が咲いていました】


07年3月26日 撮影
ここは10株ほどですが、1株に咲く花は大抵1つです。


07年3月26日 撮影
「花はうつむくように下を向いて咲くが、散るころには上を向く」

07年3月26日 撮影
「花弁状の萼片は普通6枚、内面は暗赤色、無毛、
外面は絹糸のような毛におおわれる」
「雄しべ雌しべとも数はすこぶる多く、
円錐形にもり上がった花托の上にらせん状に配列、花柱には長い毛が密生する」


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タムシバ〈噛柴/別名カムシバ・ニオイコブシ〉(モクレン科 モクレン属) 
                                    花期は3~4月。
山地に生える高さ10mになる落葉高木。葉は互生。
葉身は長さ6~12cmの披針形または卵状被針形で、全縁。
先端はとがり基部はくさび形。質は薄い。
葉が展開する前に、直径10cmほどの芳香のある白い花が咲く。
外側の花被片3個は小さくて萼状、内側の6個は花弁状。
よく似たコブシとは、花の下に小さな葉がつかない点で区別する。

【開花確認して5日、タムシバがもう満開状態です】


07年3月26日 撮影
開花をあんなに待っていたのに、咲き始めるとアッと言う間に満開なんですね!


07年3月26日 撮影
内側の花被片6個は花弁状】

07年3月26日 撮影
「雄しべ雌しべは多数あり、らせん状に花床につく」

タムシバは、一番近い駐車場からでも歩いて30分の場所ということもあり、
晩秋から花の時までたびたび見に来るのに、花後の観察はおざなりでした。
今年は年間を通して観察し、ほかの地でも一目で分かるようになりたいと・・・。


※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。


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