たこさんの秋吉台日記

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10月29日 ハッカ ― その2

2006年10月29日 | Weblog

ハッカ〈薄荷/別名メグサ〉(シソ科 ハッカ属) 花期は8~10月。
やや湿ったところに生える高さ20~60㎝の多年草。
茎や葉、萼に軟毛がある。
葉は対生し、長さ2~8cmの長楕円形で先はとがり、ふちに鋭い鋸歯がある。上部の葉腋に長さ4~5mmの淡紫色の花を輪生する。

10月27日、小川のふちにハッカらしいものが群生しているのを見つけました。
ハッカの強い香りはしますが、
「 ☆茎が紫がかっている。 ☆花の色が濃い。 ☆全体に毛が多い 」
ことから、別の帰化植物ではないかと撮り帰ったものの、ハッカにも思えました。
翌28日、兵庫県から来られたKさんは、「ハッカとは別物に見えます」と。
今日、薬草にくわしいMさんは「ハッカ臭とは違う甘いミントの香りがある」と。


 06年10月29日 撮影
「これまで見てきたハッカにはこんなに毛がなかったような・・・」と、
ヨウシュハッカに思えてきましたが、ヨウシュハッカは、

「在来種のハッカによく似ていて、葉がやや楕円形で丸みを帯び、
萼片がハッカと違って先が尖らない」
【上の画像を拡大しました】


06年10月29日 撮影
「萼片がとがっているから、ヨウシュハッカとは違う」

【8月に別の場所で撮ったハッカ】

 06年8月22日 撮影
8月22日の日記に花のアップに使った画像です。
②を拡大しました ― 萼】


06年8月22日 撮影
萼にピントが合っていませんが、とがっているのは分かります。
②を拡大しました ― 葉】


06年8月22日 撮影
「ハッカには、こんなに毛があったの・・・」。

「秋が深まると花の色が濃くなる植物が多いし、毛の量には個体差があるし、
香りは、2つを同時ににおい比べたわけではないから、主観の差」ということで、
3日間悩んだ結果、ハッカと同定しました。
徒労だった? とんでもない、結構楽しみましたよ。

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昨年秋に同行した「薬草探索ハイキング(講師は眞崎博先生」に、今回も参加
させていただき、あらかじめ用意していた質問以外にもたくさん教えていただ
き、秋晴れのさわやかな草原で、充実した4時間を過ごすことができました。

観察会に誘ってくれた友人Mさんと、終了後にハッカの場所に移動しました。


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