たこさんの秋吉台日記

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8月10日 マツカゼソウ

2007年08月10日 | Weblog

マツカゼソウ〈松風草〉(ミカン科 マツカゼソウ属) 花期は8月~10月。
秋風に揺れる姿が風情があるということから、この名があるらしい。
山地の木陰に生える高さ50~80cmの多年草。
葉は3回羽状複葉で互生する。
小葉は柔らかく、大きさが不揃いの倒卵形で、裏面は白っぽい。
葉には独特の臭気があり、日に透かしてみると半透明の腺点が散らばっている。
枝先に集散花序を出し、白色の小さな4弁花を多数開く。


桂木山や共和のカシの森、大原湖畔で見ていたマツカゼソウを、
今年6月7日、秋吉台国定公園内の湿地で見つけ、
8月9日、心待ちにしていた開花を見ることができました。

日本に自生するミカン科の草本はマツカゼソウだけ

07年6月7日 撮影
見つけたのはミズタビラコが花盛りの湿地で、5株。昨年の花の跡もありました。

【8月9日、1株だけ開花】

07年8月9日 撮影
薄暗い湿地で、今はミズタマソウやミズヒキ、まだミズタビラコも咲いています。


07年8月9日 撮影

小葉のつきかたに独特のリズムがある


07年8月10日 撮影

【開花した花序を】

07年8月9日 撮影
8月2日につぼみが白色になってから、開くまでが長かったこと!

【花は】

07年8月10日 撮影
「花は直径4mm、花弁は白くて4枚、雄しべ7~8本、雌しべ1」


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