たこさんの秋吉台日記

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6月3日 オニウシノケグサ

2008年06月03日 | Weblog

オニウシノケグサ〈鬼牛の毛草〉(イネ科 ウシノケグサ属) 花期は4~6月。
荒れ地や路傍に生えるヨーロッパ原産の多年草。
茎は直立して高さ45~150cm、無毛。
葉は葉身が線形、長さ10~60cm、幅5~12mm、無毛。
葉鞘は上端に被針形で縁毛をもつ葉耳がある。
茎頂に円錐花序を形成し、花序は被針形~卵形、長さ10~50cm、
直立~やや傾き、緑色~紫色を帯びる。
花軸の節より2個の枝を斜上に出し、その先に1~多数の小穂をつける。
小穂は楕円形~長楕円形、長さ10~18mm、3~10小花よりなる。

私が苦手にしているイネ科の中でも特別に嫌ってきたヒロハノウシノケグサ。
秋吉台を歩き始めて間もなく名前を教えてもらってから、様々な太さの茎や小穂の様子が違うのがあると感じても、どうしても調べる気が起きなかったのです。
それが、なぜか図鑑を読む気になって、
最近撮影したのはヒロハノウシノケグサとは違うことが分かり、撮り直しました。
「葉の幅が広く、1枝当たりの小穂の数が多い」
これを、オニウシノケグサと同定しました。

オニウシノケグサは、「秋吉台国定公園の高等植物」には記載がありませんが、
「山口県産高等植物目録」には、「普通」とあります。


【 ① 遊歩道わきで群生しています】


08年6月3日 撮影
【 ② 以下の画像はこの株を撮ったものです】


08年6月3日 撮影
【茎の下の方】

08年6月3日 撮影
【葉身の基部】

08年6月3日 撮影
「葉鞘は上端に被針形で縁毛をもつ葉耳がある」

【花序】

08年6月3日 撮影
【花序の最下の節には】

08年6月3日 撮影
「各節から長短の差のある2~3枝を出す」
「その先に1~多数の小穂をつける」

【上の画像を拡大しました】

08年6月3日 撮影
「小穂は楕円形~長楕円形、長さ10~18mm、3~10小花よりなる」

08年6月3日 撮影
「外花穎は長さ6~9mm、背面は丸く、
先に4mm未満の短い芒があることが多いが、しばしば無芒となる」

【以上とは別の場所の小穂です ― 芒が見えます】

08年6月3日 撮影

※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。

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