たこさんの秋吉台日記

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10月20日 恥を知りなさい!

2012年10月20日 | Weblog

10月9日に訪れたヤサカブシ基準地の今日です。
あの日、調査が終わって、門田先生が、
「西尾さん、あの株が姿がよいので『トリカブト図鑑』用の写真を撮ってください」と。
10月13日に松井さんが来てみたところ、
その株は根こそぎ抜かれて、斜面に土が流れ落ちた跡だけが。
「あの株があった斜め右上に2株、つぼみが付いた株があるから、それを」と、松井さん。



今朝、来てみて驚きました。
草が茂った斜面に10株ほどあったヤサカブシが小さな1株を残して全て無くなり、
斜面の様子が全然変わってしまい、まるで別の場所のようになっていました。
それでも、西尾さんは思い直して、能力を最大に発揮して小さな1株を撮影されました。



ヤサカブシのブログの記事には、
「ヤサカブシの基準地に門田先生をご案内しました」としか書かなかったのに、
『門田先生』『ヤサカブシの基準地』で、この地を特定できる人は誰?
『山口県産高等植物目録』に記載が無く、
門田先生が『ヤサカブシ』と確認されるといち早く盗掘する人って?
絶滅危惧種が増加していく要因の一つに、標本と称して盗掘する人の手があることは確かです。



どこかの県では、門田先生が確認された植物が翌日に1株残らず盗掘されたそうです。
また、どこかの県では、調査の結果新種と分かり、問い合わせた人に詳細を知らせると、自分の名前で論文を発表したとか。
他県の話と思っていましたが、山口県も同じでした。



(このヤサカブシの画像は、川のこちら側から私が撮った1枚を順に拡大したものです)

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