たこさんの秋吉台日記

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12月7日 オニヤブソテツ・ヤブソテツ

2007年12月07日 | Weblog

私が秋吉台で確認しているヤブソテツ属は現在4種、どれも林縁の乾い
た場所で見られます。 そのうちのオニヤブソテツ・ヤブソテツの2種を。



オニヤブソテツ〈鬼藪蘇鉄〉(オシダ科 ヤブソテツ属) 常緑性。
大きい葉は葉柄を含めて長さ80cmに達する。
羽片は先端が上向きに鎌形に曲がり、基部は円形かくさび形で短い柄がつき、
辺縁は大まかな波状縁で鋸歯はなく、先端まで全縁、表面には光沢がある。
胞子嚢群は散在し、
丸い包膜は中心部が黒褐色で、白色の辺縁部とはっきり区別がある。
北海道南端以南の各地に広く分布し、地上や岩隙に産し、特に海岸近くに多い。


【オニヤブソテツ】

07年11月11日 撮影
「厚くてごついので『オニ』。ツヤのある葉と包膜の中心が黒いのでわかりやすい」

羽片は先端が上向きに鎌形に曲がり


07年11月11日 撮影
「辺縁は大まかな波状縁で鋸歯はなく、先端まで全縁」

胞子嚢群は散在し


07年11月11日 撮影

【上の画像を拡大しました】

07年11月11日 撮影
「丸い包膜は中心部が黒褐色で、白色の辺縁部とはっきり区別がある」

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ヤブソテツ〈藪蘇鉄〉(オシダ科 ヤブソテツ属) 常緑性。
羽片の基部上側にははっきりしない耳片が出ることがあり、辺縁は不規則な波状縁で先端にはっきりした鋸歯が出る。
包膜の直径は0.8mm、4列に並ぶ。
本州・四国・九州の林下の地上・路傍の石垣などに生じる。

【ヤブソテツ】


07年11月29日 撮影
【上の画像を拡大しました ― 中部羽片】

07年11月29日 撮影
包膜径0.8mmが4列


07年11月29日 撮影
「辺縁は不規則な波状縁で先端にはっきりした鋸歯が出る」

【上の画像を拡大しました】


07年11月29日 撮影


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