ホウライカズラ〈蓬莱葛〉(マチン科 ホウライカズラ属) 花期は6~7月。
暖地の常緑樹林内に生える常緑のつる性木本。
葉は対生。葉身は長さ6~11cmの卵形~長楕円形。
先は鋭くとがり、基部はくさび形。ふちには鋸歯はなく、大きく波打つ。
質は皮質で、表面は光沢があり、裏面は淡緑色。
葉腋に白い花を1~2個つける。花冠は深く5裂し、裂片は反り返る。
雄しべは5個。花糸は短く、5個の葯が接して花柱を取り囲む。
一週間前、「ホウライカズラが秋吉台にもあるようです。今が花時。見つけてください」と、友人からメールが届きました。同じ日に別の友人が、「平尾台の観
会で教えてもらった」と、ホウライカズラの花を画像掲示板に貼ってくれました。
探し始めて4日目の今日、一番期待していた大きくて奥が深いブッシュで、
花がたくさん咲いているホウライカズラを、無事見つけることができました。
【ブッシュの外から】
07年7月19日 撮影
シロダモに高く登ったつるに、白い小さな花がたくさん咲いているのを見つけ、
「あったよー。こっち!」
友人と二人で、行く手をさえぎっている葛や木の枝を除いて近づきました。
【枝は、ほかの木などにからみついて伸びる】
07年7月19日 撮影
古い枝は緑色ではなく灰褐色で、ざらついていました。
【ここからの画像は、よじ登った岩の上で片手で撮りました】
07年7月19日 撮影
「枝は緑色で無毛。断面は円形」
葉がつく枝は緑色です。
【左手は木の枝を持ち、右手だけでカメラを操作】
07年7月19日 撮影
「葉は対生。葉身は長さ6~11cmの卵形~長楕円形。
先は鋭くとがり、基部はくさび形。ふちは全縁で大きく波打つ」
【上の画像を拡大しました】
07年7月19日 撮影
【岩の下は深くて・・・怖かった】
07年7月19日 撮影
「花冠は深く5裂し、裂片は反り返る。
雄しべは5個。花糸は短く、5個の葯が接して花柱を取り囲む」
この状態の花の直径は1cmほどです。
名前の由来/蓬莱山は中国の伝説に登場する不老不死の地とされる霊山。
珍しいつる植物だったので、蓬莱山にちなんで蓬莱葛の名がつけられた。
* * * * *
このたびのホウライカズラは、タイミングよく情報をもらった上に、
昨日一人では近づくことができなかったブッシュに、週一回秋吉台を同行の
友人の助けを借りて入ることができたお陰で、見つけることができました。
それと・・・、私の勘が大分確かなものになってきたと言ってもいいでしょう?
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