たこさんの秋吉台日記

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12月3日 カニクサ

2007年12月03日 | Weblog

日当たりのよい秋吉台の草原でもよく目に入ってくるシダ、カニクサです。

カニクサ〈蟹草〉(フサシダ科 カニクサ属) 夏緑性。
根茎は匍匐し、毛があって鱗片がない。葉は長く伸び、つるになって巻きつく。
よく発育した葉は長さ2mを越えることもある。
小羽片は薄い洋紙質、3出状に2~3回羽状に分岐し、頂裂片は長く伸び、
縁には小さい鋸歯がある。小羽片の形・大きさ・分裂の程度は変化が多い。
上部の小羽片ほど細かく分裂し、裂片の裏に胞子嚢がつく。
本州(関東と富山県以西)・四国・九州の山野に生じ、暖地ほど普通である。
 

【カニクサ ― 林縁で】

07年12月3日 撮影
「シダは普通、地上部は1枚の葉だということから、
この長いつるも含めて全体が1枚の葉というわけ」

高さ2m近くありました。上部に胞子葉、下部に栄養葉がついています。

【上の画像を拡大しました ― 栄養葉】

07年12月3日 撮影
「小羽片の形・大きさ・分裂の程度は変化が多い」

【草原で】


06年11月15日 撮影
「茎のように見えるのは葉の中軸で、カエデの葉のような羽片が互生する」

【胞子葉 ― 草原で】

07年12月3日 撮影
「上部の小羽片ほど細かく分裂し、裂片の裏に胞子嚢がつく」

【胞子葉の裏】


07年12月3日 撮影
【上の画像を拡大しました】


07年12月3日 撮影

「葉の中軸は長いものは2m以上に伸び、
これでカニを釣って遊んだことから、蟹草の名があるという」

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【きょうの草原】


07年12月3日 撮影
ササが黄葉して、草原は初冬のたたずまいです。

【クヌギ ― 草原で】


07年12月3日 撮影
葉がついているクヌギには、ドングリが落ちずに残っていました。

【クヌギの堅果】


07年12月3日 撮影


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