ツチトリモチ〈土鳥黐/別名ヤマデラボウズ〉(ツチトリモチ科 ツチトリモチ属)
花期は10~12月。
ハイノキ属の樹木の根に寄生する多年草。雌雄異種であるが雄株は未発見。
高さ5~12cm。
花茎は多肉質で橙赤色。花穂は卵状楕円形で鮮紅色。
細かい黄色の雌花が多数つくが、外部からは見えない。
「真っ赤なキノコのようなのが、クロキの根に寄生します。秋吉台にあるかも」と、
友人に教えてもらい、図鑑で初めて姿を確認、
最近ハイノキ科の木があると根元を覆っている落ち葉をかき分けています。
12月20日、「今の時期でも残っているか、海辺の林に確認に行ったら、
2つ転がっていたので拾ってきました。鱗片がないのが残念ですけど」 と、
【 友人が送ってくれたツチトリモチです】
08年12月22日 撮影
左の長さは2.6cm、 右の長さは5cm。
【 上の画像を拡大しました ― 表面はツブツブが 】
08年12月22日 撮影
「花穂の表面は小棍体と称する柱状突起に覆われている」
だんだん黒ずんできたので
【 思い切って、手で割ってみました 】
08年12月23日 撮影
「小棍体の間には無数の雌花が埋もれていて、外部からは見えない 」
【 上の画像を拡大しました ― 子房はオレンジ色で光沢がある 】
08年12月23日 撮影
「花の盛期になると花柱が長く伸びて、
小棍体の間から淡黄色で小頭状の柱頭が現れ、毛状に見える」
花柱と柱頭も見えます。
【 右上に伸びたこの柱頭なら、外から見える? 】
08年12月23日 撮影
でも、この小棍体の厚さは1mmですから。
ツチトリモチは山口県で確認されていませんが、
「まさか」のムカゴトンボやウスギムヨウランを秋吉台で見つけたのだし・・・。
夢を持っていた方が楽しいし。
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