たこさんの秋吉台日記

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11月16日 ミツバヒヨドリ

2006年11月16日 | Weblog

ミツバヒヨドリ〈三葉鵯〉(キク科 ヒヨドリバナ属) 花期は9~11月。
数年前から、ヒヨドリバナ・サワヒヨドリより遅れて9月初めごろに開花する
ヒヨドリバナ属の花を見てきました。葉が3裂し欠刻があります。葉の質は、
サケバヒヨドリ・キクバヒヨドリの葉より厚く、サワヒヨドリに近いのです。

10月29日、真崎博先生が講師の観察会に参加した時、伺いました。
「サケバヒヨドリは、ヒヨドリバナ系です」。
「今、サケバヒヨドリより厚くて裂けた葉のヒヨドリバナ属が、咲いていますが」
「あれは、ミツバヒヨドリと呼んでいます」。
「葉の腺点は?」 見ておりません」。


06年11月13日 撮影
9月27日に友人達と葉裏をルーペで見たら腺点がないので「サケバヒヨドリね」
と、一応確認したものの、サケバヒヨドリとは随分違った感じです。
【頭花は】


06年11月13日 撮影
【葉は】


06年11月16日 撮影
9月から咲き続けていますので、かなり虫に食われていますが。
【上の葉を上から撮りました】


06年11月16日 撮影
【紅葉していない葉の1枚を】


06年11月16日 撮影
【上の葉の裏面を】


06年11月16日 撮影
「ネイチャースコープ ファーブルフォト」で撮った画像を66.7%で。
葉の裏面に腺点はありませんでした。

* * * * *
11月13日の日記に使ったヒヨドリバナの葉】

06年8月29日 撮影
【上の葉の今の姿は】


06年11月7日 撮影
ミツバヒヨドリとした葉に比べて薄く、黄葉しています。
* * * * *
ミツバヒヨドリは、手持ちの図鑑にはありません。
「山口県産高等植物目録 2000」(山口県植物研究会)に、
出現数が「やや普通」と、記載されています。
(サケバヒヨドリ・キクバヒヨドリも「やや普通」)
ということは、これだけ秋吉台を見ている私の目に入らないはずがないし、
今まで書いたヒヨドリバナ属とは違うので、これを「ミツバヒヨドリ」とし、
真崎先生に教えていただいた日、10月29日を「開花確認した日」にしました。

日記に書きたくても、秋吉台のヒヨドリバナ属を整理しないと書くことができず、
時間が取れるようになった今、やっと、まとめることができました。


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