たこさんの秋吉台日記

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8月16日 コスズメガヤ

2007年08月16日 | Weblog

コスズメガヤ〈小雀茅〉(イネ科 スズメガヤ属) 花期は8月~10月。
道ばた、畑地、グラウンド、河川敷などに生える1年草。ユーラシア原産。
茎は高さ10~50cm、節には茎を取り巻く環状の腺がある。
葉身は幅2~5mm、縁に盤状の小さな腺があり、葉鞘の口部に長毛がある。
花序は長さ7~20cm、枝のところどころに環状に腺がある。
小穂は淡緑色で、長さ3~8mm、幅1.5~2mm、4~12小花からなる。

昨日夕方駐車場に戻った時目に入ったのが「見たことのないイネ科」でしたが、
花序の枝の出方、小穂の付き方・形、小花の数などから、
帰化植物で世界の暖帯から温帯に広く分布するコスズメガヤと分かりました。
コスズメガヤは、スズメガヤより小穂が小さくまばらで、小花の数も少ないのです。

【駐車場の端で】

07年8月15日 撮影
【上の画像の右端の茎を】

07年8月15日 撮影
【茎の下方を】


07年8月15日 撮影
【葉と葉鞘を】


07年8月15日 撮影

「葉身のへりの円盤状の腺は、スズメガヤのものよりさらに小さく目立たない」
【花序の枝を】


07年8月15日 撮影

「スズメガヤに比べて小穂が小さく、柄は反対に長いので、花序がまばらに見える」

【小穂を】


07年8月15日 撮影

【小穂 ― 「ネイチャースコープ ファーブルフォト」で】


07年8月16日 撮影
「小穂は淡緑色で、長さ3~8mm、幅1.5~2mm、4~12小花からなる。
外花穎は長さ1.5~2mm、先は鈍く3脈があり、
中央脈上に1~2個の腺がある。
開花すると外花穎の背に生えた毛が目立つ」

* * *
コスズメガヤは、「山口県産高等植物目録」には「やや普通」とありますが、
「秋吉台国定公園内の高等植物」には記載がありません。


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