たこさんの秋吉台日記

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12月21日 イワオモダカ

2007年12月21日 | Weblog

イワオモダカ(ウラボシ科 ヒトツバ属) 常緑性。
葉身は単葉、ほこ形に3~5裂し、基部は心臓形まれにくさび形。
葉の表面はほとんど無毛。
葉の裏面は灰褐色または赤褐色の星状毛で密におおわれる。
胞子嚢群は主脈の間に3~6列に並ぶが、小さいからくっつき合うことはない。
北海道から九州まで広く分布し、山林の岩上や樹幹に着生、ややまれに産する。

イワオモダカは、
「秋吉台国定公園内の高等植物」に「林内石灰岩上や樹上に稀」とあります。
図鑑には、
「ヒトツバよりずっと希少。
それは園芸採取の結果、手の届く範囲では見られない傾向と関係もあろう。
その分、山野草店でよく見かける。
高い樹幹に群生しているのは安心だが、標本もとれない」。

【①  これ、イワオモダカでしょう?】

07年12月21日 撮影
探し回って、やっと見つけたのはこの一かたまりだけ。高い崖の上でした。
肉眼でははっきりした形が分からず、祈るような気持ちで撮り帰りました。

【①を拡大しました】


07年12月21日 撮影
ネットで見て生えている姿をイメージして探しましたが、想像していたとおりでした。

【②崖の真下近くから撮りました】


07年12月21日 撮影
絶対に近づけない、こんなところだから、盗掘を免れているのでしょうか?

【③ ― ②に写っている右寄りの葉です】


07年12月21日 撮影
【②を拡大しました ― 中央の葉です】


07年12月21日 撮影
【②を拡大しました ― 左寄りの葉です】


07年12月21日 撮影
乾燥のためか、葉が内側に巻き、枯れかかっているように見えます。


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