チクゴスズメノヒエ〈筑後雀の稗〉(イネ科 スズメノヒエ属) 花期は6~9月。
1982年に福岡県の筑後川下流で見つかったことによる。
湿地や水路に群生する多年草。北アメリカ南部原産。
茎は基部が長く匍匐し、節から発根し、枝を分けて直立、高さ20~40cm。
キシュウスズメノヒエに比べて全体にやや大型で、
葉鞘や節に基部がこぶ状に膨れた毛が密生すること、
小穂に被針形の第一苞穎があることで区別できる。
葯は紫黒色で長さ約1.8mm。
キシュウスズメノヒエよりも水深が深い所に生えるが、最近、増加傾向にあり、ほぼキシュウスズメノヒエの分布圏内で見つかり、水田雑草として問題化している。
小川の中で水にたなびいているキシュウスズメノヒエがあり、チクゴスズメノヒエに
違いないと思いながら、護岸工事がされているので「どうやって下りて行こう?」と
思案していたところ、車道そばで這っているこれも、チクゴスズメノヒエでした。
【チクゴスズメノヒエ】
07年7月26日 撮影
【 ② 毛深くて、肉眼でもはっきりと見えました】
07年7月26日 撮影
【②を拡大しました― 葉の基部】
07年7月26日 撮影
「基部がこぶ状に膨れた毛」が見えます。
【②を拡大しました ― 葉鞘】
07年7月26日 撮影
「葉鞘に、基部がこぶ状に膨れた毛が密生する」
【 ③ 花序がついた枝を】
07年7月26日 撮影
【③を拡大しました】
07年7月26日 撮影
【③を拡大しました】
07年7月26日 撮影
「小穂に被針形の第一苞穎がある」
【 ④ キシュウスズメノヒエと思って撮っていた中にも】
07年7月7日 撮影
【④を拡大しました】
07年7月7日 撮影
「小穂に被針形の第一苞穎がある」
今日すぐそばで撮った中に「葉鞘口部にのみまばらに長い毛があるほかは、鞘、
葉身とも無毛」のキシュウスズメノヒエもありましたから、混生しているようです。
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