今回は設定面のみの説明か。
◆◆世界を一つにまとめる◆◆
そう言えば、過去に2話の感想で
彼らは「憎しみが自分達に向けられるまで武力介入を繰り返す」との事ですので、人類共通の敵を作り出す事で人類を一つにまとめ上げ、最終的に敵である自分達が消滅し、世界から争いを根絶しようというシナリオなのでしょう。
戦争をするには敵が必要であり、その敵がいなくなれば戦争も失くなる、と。
と書いたのですが、何かちょっと当たっているかもしれんw
個人的には『サブカル・カムカム』のかもめさんの考察の方が近い気もしますが…。
世界を一つにまとめた後、圧倒的武力によって世界を支配する方が紛争勃発の確率は低いですからねぇ。
仮にソレスタルビーイングが消えたとしたら、いつまた、世界が分裂するか分かりませんし。
ガンダムWのリリーナは仮想敵を作る事なく政治で世界を一つにまとめ上げようとしておりましたが、ダブルオーではソレスタルビーイング自らが敵となる事で武力で世界をまとめ上げようとしている点が対比されていて興味深いですね。
世界を一つにまとめ上げるまでは、イオリアの描いた新世界の構図なのでしょうが、ここからアレハンドロやリボンズが絡んできてイオリアの描いた理想の世界とは違う世界が描かれそうな感がありますけど。
◆◆素のティエリアに見る絆◆◆
ヴェーダに無かったトリニティの存在
そのヴェーダのデータが改竄を受けたという事実はどうしようもなく僕を不安にさせる
前回あたりからティエリアの素顔が徐々に明らかになってきていると思うのですが、今回も一人称を「僕」で表現しており、素顔丸出しですなw
これは彼が、ソレスタルビーイングを仲間と捉えている証拠なのでは、と思います。
人格を使い分け、決して素の自分を見せなかった彼が信頼できる仲間を得た事で変わった、と。
前回の刹那とロックオンの「絆」の構築はティエリアと他マイスター達との「絆」の構築にもつながったという事なのかもしれませんね。
◆◆絹江◆◆
うむ、予想通りすぎましたが、普通に逝ってしまわれました。
沙慈君にとっては一難去ってまた一難。
沙慈君が主人公になる日も近い事でしょう。
近い将来、ガンダムに乗ってリボンズと対決する日が来ますよ、きっとw
◆◆新世界◆◆
イオリアの理念に従っているとするルーミンですが、それが本当だとするならば、イオリア的にはまず世界をぶっ壊したかったのかもしれませんね。
そもそも人間がこの世に生まれるまではこの世界は一つにまとまっていた訳ですから。
その頂点に君臨するのが世界を創造した神である、と。
しかし、人間達は次第に集落を作るようになり、部外者にはバリケードを張り、争いが勃発するようになった。
時代が流れ、集落は国家となり、争いは戦争に変わっていった、といったところでしょうか。
ゆえに、イオリアとしては、世界を一つにまとめ上げる事でぶっ壊し、新たな世界の頂点に君臨する存在をソレスタルビーイングと定めたかったのではないかと。
新しい世界を創造するというよりは振り出しに戻す、という表現の方がしっくりくるかもしれませんね。
以上。