とことん青春!

愛は憎しみより高く、理解は怒りより高く、平和は戦争より気高い。

清原の500号ホームランに見る“スポーツの原点”

2005-04-30 03:25:14 | プロ野球
今日、巨人ー広島戦があったのでテレビで観戦していたのですが、清原選手が500号ホームランを放っていましたね。
500号と言えば王,ノムさん,落合,衣笠といった“超一流”と呼ばれるバッターのみが到達できる領域ですから。
「無冠の帝王」と言われている清原ですが、これで記憶にも記録にも残る選手になりましたね。

最も感動的だったのが、巨人ファンだけでなくカープファンも清原の快挙を讃えた事です。
どこの球団に所属していようが、【清原は清原】といったところでしょうかね。
つまり、カープにとっては“敵”であるはずの巨人に所属する清原は“敵”という枠を越えて全ての野球ファンに感動を与えた、と。先日の古田の2000本安打もそうですが、“超一流”と呼ばれる類の選手は敵・味方も関係無く全ての野球ファンに感動を与えてくれるんですよね。
ゆえに、今回の清原選手の偉業達成はスポーツの在るべき姿を見せてくれたと思う次第です。
スポーツは“全ての人”に感動を与えてくれるものなんだな、と。

しかし、古田も清原もなぜか広島戦で偉業を達成しているんですよね(汗)。
実はカープって人々に感動を与えるお膳立てをしている孝行息子と言えるかもしれませんね(笑)。

ガンダムSEED DESTINY 27話感想 『届かぬ思い』

2005-04-26 00:38:30 | ガンダムSEED DESTINY
あいたた・・・。頭5分見逃した(汗)。
と言うよりは、同期の連中に絡まれて話から抜け出す機を見つけられなかった優柔不断な私が悪いのですが^^;
気を取り直して27話感想。

◆◆シンの決意や如何に?◆◆
『君を守る』と言い、ステラと約束を交したシン。
しかし、シンのその“思い”も虚しくステラは意識不明の状態に陥ります。
これが、今回のタイトルである『届かぬ思い』という事になるのだと思います。
つまり、シンとステラは相互不理解の状態になってしまった、と。
と言っても、ステラがシンの事を忘れてシンを“敵”と捉える事はあってもシンがステラを“敵”と捉える事は無いでしょうけど。
なぜなら、シンにとってステラは【守るべき“人間”】だからです。

今後の展開においてシンとステラの間には“敵”という大きな壁が立ちはだかる事になると思いますが、彼らがその壁を乗り越えられれば今作の最大テーマである【戦争を無くす(=“敵”を無くす)希望】が描写される事になると思う次第です。

◆◆ステラとオーブの狭間で揺れる思い◆◆
現時点では守るべき対象であるステラがミネルバに搭乗しているのでシンは死ぬ気でステラを守ろうと思っているのでしょうね。
しかし、(前回の感想でも書きましたが)ステラとの接触を通して【“敵”もまた人間】という観念が芽生えつつあるであろうシンの胸中は複雑なのではないかと思います。
なぜなら、ステラを守る為にはオーブや地球連合の兵士を“敵”として討たなければならなくなるからです。
【何と戦わねばならないのか?】という疑念が芽生えつつあるシンにとって次回は試練の場という事になるでしょうね。
敵を“敵”と見なして討たなければステラを守る事はできないが、それが果たして正しい事なのかどうかという疑念を抱きながら戦わなければならないのでは、と。
今回、シンが出撃前に険しい表情をしていたのもそれが原因かと。
彼の“思い”はステラとオーブの狭間で強く揺れ動いている状態と言えるかもしれません。

◆◆ネオは戦争を達観した人物か?◆◆
今回、ユウナに『あなたは国家元首(カガリ)を“敵”と見なして討とうとしたのですよ?』と意味深な発言をしたネオ。
彼は戦争を達観した人物と言えるかもしれません。
つまり、“敵”という概念を作る事によって【戦争が起こる事】を理解しているのではないかと。
ゆえに、今回のユウナへの発言は『あなたは戦場で“敵”を作ってしまった以上、戦争の輪の中に入っているので後戻りはできませんよ?』とユウナ率いるオーブが【戦争の輪から抜け出せない状況にある】という事実をユウナに確認させ、オーブを戦争の渦中に定着させる事が狙いだったのではないかと思います。

そして、ステラへの愛着を口に出し、“弔い合戦”と称して戦場に出た事を考えると、彼にはステラの仇を討つ為の明確な“敵”が存在し、その“敵”を討つ為に戦場に出ているという自覚があるのでしょう。
つまり、【自らが戦争の輪の中に入っている事】を理解しているのではないかと。
よって、ネオは戦争の輪の中に入り込んでいる事に気付いていないシンと対比されて描かれる事になるのではないかと妄想する次第です。

◆◆議長とジブリールは接点を持つのか?◆◆
今回、噂のデストロイガンダムのスペックを見ていた議長ですが、OPに登場するデストロイガンダムにステラが搭乗しそうなところを見ると、議長はファントムペインに指示を送るジブリールもといブルーコスモスと何らかのつながりがあるのではないかと思います。
議長がメンデルと関わりがある事を考えると研究費用をロゴスに出資させているという事も考えられるかな、と妄想してしまうのですが(笑)。
つまり、議長がロゴスやブルコスと密接な関係を構築しているのではないかと思う次第です。
無論、この仮説が成立する為にはステラがシンの下を離れて再びネオサイドに定着する事が前提になる訳ですけど。

◆◆届かぬ思いとは◆◆
前述のように『届かぬ思い』とはシンとステラが相互不理解の状態に陥った事を意味していると思うのですが、AAサイドの視点ではオーブ軍を戦場で戦わせたくないとするカガリの“思い”が届かなかった事も意味しているのではないでしょうか。
ならば、その“思い”を自分達の手で届かせてみせるというポジティブな思考で戦場に臨もうとしているのがカガリ達AAサイドのポジションかと。

23話では何をすれば良いのか手探り状態のネガティブな思考で戦場に出ていたと思うので次回のAAの戦闘は23話の戦闘と対比して描写される事になるのではないかと思います。
今のAAクルーは『まず決める。そしてやり通す』というラクスの言葉に呼応して、まず、【届かなかった“思い”を届かせたい】と決めて、【その為に今の自分にできる事は戦場に出て“思い”を伝える事だ】と考えているのだと思う次第です。

◆◆シンはカガリを“敵”と見なすのか?◆◆
今回、シンは【ステラを守りたい】という“思い”を胸に、カガリは【オーブをこれ以上戦争に巻き込みたくない】という“思い”を胸にそれぞれ戦場に赴く決意をしたと思うのですが、次回はシンの「変化」の真価が問われる回になるのでは、と思います。
と言うのも、今まで「家族の死」の憎しみに囚われ、憎悪の矛先を向けていたカガリが“武力”を有して彼の前に立ちはだかる可能性もあるからです。

【何と戦わねばならないのか?】という事について疑念を抱きつつある彼がカガリを討つべき“敵”と見なすのか、それとも敵ではなく“人間”と見なすのか?
シンとカガリの再会は今作の大きな山場と言えるイベントになりそうな感があります。

◆◆守るべきラクスを放出したキラの進む道は?◆◆
ラクスを守る為に再び戦場に出たキラですが、その守りたいラクスは側には居ません。
つまり、彼は今後、真に戦争を無くす方法を模索するポジションへと「変化」するのではないかと。
ゆえに、キラもカガリと“思い”を同じくし、『まず決める。そしてやり通す』というラクスの言葉に呼応して、まず、【戦争を無くし平和を築く】と決めて、【その為に今の自分にできる事は戦場に出てカガリの“思い”を伝える事だ】と考えているのではないかと。

今回ラストの二人の発進シーンが希望に満ちた描かれ方をされていたのは(23話と違って)二人が確固たる目的意識を持って戦場に出た事を表現したかったのではないかと思います。
勿論、彼らも戦場に出る事が必ずしも正しいとは思ってはいないのでしょうが、今の自分達にできる限りの事をして目的を達成する為の手段を模索しようとする意思が垣間見えた感はあります。
正に『僕達は迷いながらたどり着く場所を探し続け・・・』と言ったところでしょうかw

以上、今後の物語を左右する伏線が張られていた感のある27話の感想でした。

ガンダムSEED DESTINY 26話感想 『約束』

2005-04-18 23:29:01 | ガンダムSEED DESTINY
あぁ、そっち(ラクス)で来ましたか。26話感想。

◆◆シンの中に芽生えた“敵”もまた人間という観念◆◆
今回、ステラが“敵”である事を忘れて瀕死の彼女を必死に助けようとしたシン。
彼はステラを“人間”として見ているんですよね。

興味深かったのは、ミネルバの医師達がステラを“敵”と見なして治療をためらった事です。
つまり、制作者側はシンと医師を対比させる事によりシンが【“敵”もまた人間】と捉えられるようになったとし、彼の「変化」を強調したかったのではないかと。
今まで“敵”を“敵”としか考えていなかった彼が(ステラとの接触を通して)“敵”を“人間”と考えられるようになった事を描写する事によって【戦争を無くす(=“敵”を無くす)希望】が上手く描写されたと思う次第です。

◆◆“敵”⇒“人間”が流れ◆◆
こう考えると今作のキャラ達の意識の変化の流れは“敵”⇒“人間”という事になるのでは、と思います。
(以前から言っているように)『なぜ戦争は起こるのか?』という今作のテーマを結実させる為には最終的には『どうすれば戦争は無くなるのか?』という事を描写しなければならないかと思います。
その為には各キャラが“敵”という固定概念を打ち破り【“敵”もまた人間】と捉えられるようになっていかなければならないと思う次第です。
なぜなら、敵・味方といったカテゴリーを全て包み込んでいる“人間”は戦争を為し得ないからです。

つまり、“敵”という固定概念が消滅すれば戦争も消滅する、と。
ゆえに、「家族の死」の憎しみに囚われて自身に対抗する相手を“敵”と見なして殲滅する事に没頭していたシンがその憎悪の感情を和らげ【“敵”もまた人間】と捉えられるようになれば今作のテーマは結実したと言っても過言ではないかと思います。

今回のステラとの再会でこのテーマが描かれたと思うのですが、問題はステラ以外の地球連合の軍人やオーブの軍人を彼が“敵”ではなく“人間”と捉えられるかどうかだと思います。
その為にはまず、シンとステラが“敵”という枠を越えて(完全に)分かり合える事を描く事が必須条件になると思う次第です(←現状では完全な相互理解の域には達していないかと)。

◆◆シンの“敵”に対する考え方の「変化」によってオーブに対する心境も変化する◆◆
“敵”という枠を越えてステラと刹那の相互理解を遂げたシンですが、彼にとっての最大のハードルは「家族の死」に起因する憎悪の感情をぶつける対象であり“敵”であるオーブとの相互理解だと思います。 オーブに複雑な感情を抱くシンですが、彼がステラとの接触で【“敵”もまた“人間”】と捉えられるようになった事により、“敵”であるオーブへの理解が芽生える事になるのでは、と思います。
つまり、オーブを憎むべき“敵”と捉えなくなるのではないかと。

彼がカガリと再会した時に取るアクションが一つのポイントになりそうですが、彼が憎悪の矛先を向けていたカガリを認める時、彼の中で“敵”という概念が消滅し(シンの視点における)今作のテーマが結実する事になると思う次第です。

◆◆ネオの中のステラへの愛着◆◆
ステラが行方不明になったと聞き『損失という言葉になるんだろうな』と呟いたネオ。
この言葉を聞く限り、彼はステラに少なからず愛着を抱いていたのだと思います。
そして、興味深かったのはゆりかごを操作する技術者がアウルとスティングの記憶を消去する際に『大作業になって厄介だ』と言った事です。
つまり、彼らは3人組を“人間”ではなくて“戦闘マシーン”と捉えているのでしょう。
制作者側はこの演出でネオがステラを“人間”と捉えている事を強調したかったのではないかと。

前述のように、実はシンも(周囲の人間が“敵”と捉える)ステラを“人間”と捉えているんですよね。
ここにシンとネオの接点があるのでは、と思います。
彼らが(戦闘マシーンや敵ではなく“人間”と捉える)ステラを巡っての三角関係を繰り広げる可能性もあるかな、と妄想する次第ですw

◆◆ネオとシンの狭間で◆◆
治療を受け、ベッドに横たわる間、「ネオ」と呟き続けたステラ。そして、目を覚ました後にシンの事を思い出した訳ですが、彼女の意識はネオとシンの狭間でさまよっている状態と言えるかもしれません。
つまり、彼女の中でシンが今まで最も頼りにしていたネオの代わりとなる存在になるのではないかと感じ得る訳ですが。
彼女は『守る』という言葉に強く反応した事を考えても自分を守ってくれる存在を求めていると思うのですが、次回、(予告を見る限りでは)再びシンの事を忘れてしまい、ネオサイドに定着しそうな感もあります。

(上でも書きましたが)シンとネオは共にステラの事を“人間”と捉えているだけに、ステラに愛着を抱くこの2人とこの2人を頼りになる存在だと捉えているステラとの間で三角関係が勃発するのではないかと期待する次第です。

◆◆もう一つの希望ラクス◆◆
前回の感想でカガリが戦争を終らせる希望として描写されるのではないかと書いたのですが、ラクスも戦わずして戦争を終らせる事ができるポジションに居るんですよね。
今回のラストでラクスを載せたシャトルが宇宙に飛び立つシーンは前作39話でカガリを載せたシャトルが宇宙に飛び立つシーンと被ったのですが、前作と今回の大きな違いは“武力”を有しているか否かという事だと思います。

つまり、前作の三隻同盟は“武力”で戦争を止めようとしていたのですが、今作のキラ達はラクスを“戦わずして戦争を止められる希望”と捉えたのではないかと。
ゆえに、キラは守りたい対象であるはずのラクスを戦場で戦う事を強いられるAAから戦わない場へと飛び立たす事を容認したのだと思う次第です。
正に『種は飛んだ・・・』といったところでしょうね。
このラクスの旅立ちはキラを中心とする旧キャラサイドの物語の出発点と言えるかもしれません。

◆◆新ENDから見えたもの◆◆
新ENDを見て印象に残った事が、

①シンルナのカップリングの可能性もある
②ミリアリアはAAに搭乗する
③戦わない場で分かり合える人々
といったところです。

①に関してはルナマリアはアスランが(キラとのやり取りで)自分の知らない世界に入り込んでいると感じ、アスランを避けるようになってしまう事を意味しているのかな、とも思います。
そして、気持ちがシンに傾く事になるのかもしれません。
ただ、それは恋愛感情ではなくてシンをリードしようとする感情に近いものになるのではないかと感じ得る訳ですが。
ルナマリアがシンにくっつく事になれば、シンを中心とする新キャラサイドが出来上がるのではないかと思う次第です。

②に関してはミリアリアがジャーナリストという立場を捨てて戦うポジションに「変化」する可能性もあるかと思います。
個人的には彼女には戦わずして戦争の現実を見据えるキャラで居て欲しかっただけにちと残念ではありますが。

③に関しては制作者が目指している争いの無い理想の世界を表現しているのではないかと思います。
ゆえに、最終的には戦わずして分かり合える人々を描いていきたいのではないかと。

以上、新キャラサイドと旧キャラサイドで物語が二分された感のある26話の感想でした。

(PS)ちなみに、この記事、改行しました^^; よってこの記事の上に投稿されるであろう記事は無視してくださいな(まだ投稿されていないわけですがw)

ガンダムSEED DESTINY 25話感想  『罪の在処』

2005-04-11 05:40:47 | ガンダムSEED DESTINY
新OPかっこえ~。25話感想。

◆◆戦う道を選んだキラとアスランの苦悩◆◆
『戦わない道を選ぶという事は、戦うと決めるより遥かに難しいものだ』
議長が19話で言ったこの一言が今回のアスランの回想シーンでフィードバックされた事が熱かったのですが、アスランは最も戦いたくないキラを“敵”として討たざるを得ない立場になった事で、“武力”でしか戦争を止める手段を考えられなかった己の行為に疑念を抱く事になったのでしょうね。

そして、『討ちたくない。討たせないで』と敵を敵として討つ事に苦悩するキラ。
不殺は彼なりに考えた憎しみの連鎖から逃れる方法なのでしょう。
ラクスを守る為には“武力”が必要。
しかし、“武力”を有すれば“敵”と見なされ討たれるべき対象と為り得る・・・。
そして、(不殺を貫こうとも)彼が戦場に出る事で生じる戦闘行為によって犠牲になる人間はいるんですね。
彼は理想と現実の狭間でさまよっている状態と言えるかもしれません。
戦いたくないのに【戦う道】を選ばざるを得なかった、と。

◆◆戦う道を進むアスランと戦わない道を選ぶカガリ(新OP考察)◆◆
今回、アスランがカガリにオーブへ戻るように説得しましたが、自らの意思で戦う道を選んだ彼がカガリに戦わない道を選ばせる権限は無いんですよね。
(新OPを見る限りでは)アスランとカガリは別離の状態になりそうなのですが、カガリがAAクルーの中に居ないという事は彼女は再び【戦わない立場】へ「変化」していくと考えても良いかと思います。
それが、彼女のオーブへの帰還を意味するのかどうかは分かりませんけど、戦わずして戦争を終らせる事ができるポジションに居る彼女は【戦う事】に妥協せざるを得ないキラやアスランにとっては“希望”となる存在として描かれる事になるのでは、と思います。
ゆえに、“武力”(=戦う道を選ぶ事)でしか理想を実現する事を考えられなかったキラ達は“対話”(=戦わない道を選ぶ事)で戦争を終らせるという理想を実現できる彼女を戦場(=“武力”で解決する場)から遠ざけるのではないかと妄想する次第ですがw

カガリが戦争を終らせる“希望”として描かれる為のAA&アスランとの別離という事になれば個人的には熱い展開になるかと思うのですが、OPのカガリは男に捨てられる女のようにも見えて若干の不安もある訳なのです(汗)。

◆◆ルナマリアはシンのサポート役になるか?(新OP考察その2)◆◆
キラとアスランのやりとりを静観していたルナマリアですが、新OPでシンとの2ショットが多かった事を考えても彼女は今後、シンとの関わり合いが多くなるのでしょうね。
元々、姉御肌な彼女なだけに【何と戦わなければならないのか?】という事について疑念を抱きつつあるシンをリードする存在になるのではないかと思います。
アスランとの色恋だけでなく“戦争の内”から戦争の現実を見つめ、オーブに対して複数な感情を抱くシンに助言を与えられるようなキャラになるのでは、と思う次第です。

◆◆ミリアリアのポジション◆◆
ジャーナリストとして事態を客観的に見ているミリアリアですが、ルナマリアがキラやアスランと同じく武力を有して戦うポジションで事態を静観しているのであれば、ミリアリアは戦わずして事態を静観しているキャラといったところでしょう。
つまり、第三者の立場からより民間人に近い視点で“戦争の外”から戦争を見る事ができるのではないかと。

彼女がどういった経緯を経てジャーナリストを志す事になったのかは分かりませんが、正義の味方ごっこに徹するのではなくてイデオロギーに左右されないニュートラルな視点で戦争の現実を見つめるキャラで居て欲しいな、と思う次第です。

◆◆ブロックワードの呪縛を解き放つ「守る」という言葉◆◆
『母さん』というブロックワードに反応してステラのブロックワードである『死』を口に出してしまったアウル。
注目すべきは、ステラがブロックワードを聞いてしまったにも拘ず、『守る』と呟きブロックワードの効果をかき消した事です。

最適化によって記憶を失い、シンの事を忘れてしまった訳ですが、彼女の記憶の奥底にはシンが言った『守る』という言葉がしっかりと刻み込まれている事が端的に分かったかと思います。
この『守る』という言葉が現時点でのシンとステラの唯一の接点という事になるのですが、戦闘マシーンとして殺戮を繰り返す彼女が殺す対象であるはずの“敵”にもシンのような人間が居るという事を知れば、彼女の中に【“敵”もまた人間】という観念が芽生える事になるのでは、と思うんですけどね。
その為には、ステラが“敵”であるシンの事を思い出す必要があるかと思います。
ゆえに、『守る』という言葉が今後の展開の中で彼らを結び付ける重要な役割を担いそうな感があります。

『死』というブロックワードと共に彼女の記憶の中に(潜在的に)刷り込まれた『守る』という言葉。
『死』と『守る』という言葉が組み合わさる事によって、彼女の中で【死にそうになっている人間を守りたい】とする意思が芽生える事になるのでは、と妄想する次第です。
つまり、“敵”を殺す対象ではなくて【守る対象】として捉えるようになるのではないかと。
彼女の中で“敵”に対する考え方が確実に「変化」していきそうな感があります。

◆◆戦う立場から戦わない立場へ◆◆
『討ちたくない』とラクスを守る為には戦わざるを得ないという苦しい胸の内を明かしたキラ。
(新OPを見る限り)AAを降りて【戦わない立場】へと「変化」しそうなカガリ。
大義の為にキラを“敵”として戦わざるを得ないアスラン。

戦う事を妥協して選ばざるを得なかったこのキャラ達に議長の『戦わない道を選ぶという事は、戦うと決めるより遥かに難しいものだ』という言葉がかかってくる事で【戦う事】を選んだキラ達の苦悩がより一層深みを増すのが今回の演出の巧い所だったかと思います。

そして、今は戦う立場にいるシンもステラとの交わりで【戦わない立場】に「変化」すれば良いな、と思います。
なぜなら、今作のテーマは【非戦】だからです。
21話では戦いから離れた戦場外(=戦わない場所)での解逅で“敵”という枠を越えて理解し合えたシンとステラ。
21話の解逅シーンでは敵同士である彼らが“敵”という枠を越えて分かり合える事を描く事で【戦争を無くす(=“敵”を無くす)希望】を描写できたと思うのですが、彼らは戦場では敵同士でありながらも戦場外では理解し合えるんですよね。
つまり、シンが「戦う以外に道は無い」という狭い視野から抜け出して「戦わない事を選ぶ道もある」という広い視野を身につけられる可能性もあるのではないかと思っている訳ですが。

戦う事を選ぶよりもはるかに困難な事である戦わない事を選ぶ方向に各キャラの意識を「変化」させていく事が【非戦】をテーマに掲げたガンダムSEED DESTINYの使命であり最も描かなければならない事なのでは、と思う次第です。

以上、各キャラの「変化」の起点となりそうな感のある25話感想でした。

サヨナラキターー(☆∀☆)ーー(VS阪神3回戦)

2005-04-07 23:10:05 | プロ野球
浅井殊勲のサヨナラ打!!
この試合、携帯の試合速報で逐一確認していたのですが、逆転に次ぐ逆転ではらはらしました(汗)。
シーツに勝ち越しホームランを打たれた時には正直、「勝負あったな・・・」と思ったのですが、今年は粘り強くなりましたね~(笑)。
2点差を引っくり返しての大逆転勝ち☆
今日、負けたら5割に逆戻りだっただけにこの1勝は大きいですね。
何よりシーツがホームランを2本打っていただけに絶対に負けられませんでしたからね(苦笑)。

昨日までの試合では大差で敗れていましたが、こういった接戦をモノにできれば自然とチーム力は上がっていきますからね。
嶋も前田もようやくエンジンがかかり始めたようでホッとしましたよ^^;
とりあえず、野手陣は調子を上げてきているので現状の問題は先発投手陣だと思います。
建さんと長谷川がちと心配ですが、野手陣が頑張っている今の内に体制を整えて欲しいと思う次第です。
やはり今シーズンのネックも投手陣(特に先発)という事になりそうですね。

ガンダムSEED DESTITY 24話感想 『すれ違う視線』

2005-04-07 01:24:22 | ガンダムSEED DESTINY
ようやく感想を書き上げられました^^;
かなり遅れて申し訳無いです。
慣れない環境の中で四苦八苦して書き上げた感想なので多少のあやふやな点は目をつぶって頂けるとありがたいです(苦笑)。

しかし、うちのホテル、ビデオの録画ができね~;;
という訳で、うろ覚え気味の感想になってしまいますがご容赦下さい(汗)。
個人的にはカガリとラクスの入浴シーン&カガリの下着姿だけでお腹一杯なんですが(←ってか、もうそっち系の路線に転向しても良いんじゃないかな(笑))、私は感想を書き始めた頃から考察系で通してきたので今回もいつもの調子で行こうと思いますw
制作者側がキラ至上主義路線を推し進めようとも、私的かつ好意的に解釈すれば今回の話ではキラもアスラン同様、迷っているという結論に至りましたw
以下、恣意的な解釈になっておりますが短めに24話感想。

◆◆キラも模索者◆◆
今まで悟りを開いて自身の行為に疑念を抱いていないように思えたキラですが、今回の話を見る限りでは彼も模索者ポジションなんですよね。
キラはラクスを守る事と同時に世界を変える為にも戦っていると思っていたのですが、実は世界を変えようとする意思よりラクス個人を守りたいとする意思の方が圧倒的に強いんですね。
ゆえに、彼は自分のやっている事が決して正しい事ではないと分かっているのでしょうが、戦場に出て戦わざるを得ないポジションにいるのでしょう。
でなければ、ラクスを守る事ができない、と。
よって、彼は武力に対して否定的でありながらも【戦場に出て戦う事】を妥協して決断せざるを得なかったのだと思う次第です。

◆◆アスランも戦わざるを得ない立場◆◆
今回のキラとの解逅でアスランの中に大義を持って(=世界を変える為に)戦場に出る事を決めた己の考えが本当に正しいのかどうかという疑念が芽生えたのだと思います。
しかし、キラの行為はアスランからすれば無意味に戦火を広げるだけのものであり認め得ない行為なのでキラの考えに妥協する事はできないのでしょう。
よって、今の彼は自身の大義が揺らぎ不安定な状態に陥っているのではないかと思います。
つまり、彼もキラ同様に【仕方なく】戦場に出ている(=戦場に出る以外の方法が考えられなかった)状態なのではないかと思う次第です。

◆◆キラとアスランは同じポジションか?◆◆
こう考えてみるとキラとアスランのポジションは基本的には同じなんですよね。
2人とも【止むを得ず戦場に出ている】といったところでしょう。
現状では制作者側の描き方はキラは悟り、アスランは苦悩している感じにも映りますが、個人的には実はキラも模索者であり自身の行為に疑念を抱き苦悩しているというポジションの方が密度の濃い内容になるのでは、と思います(ってか、そうあって欲しい)。

よって、彼らの言っている事はどちらが正しくてどちらが間違っているという事が問題なのではなくて、どちらも【“武力”を有する事を認めてしまっている事】が問題なのだと思う次第です。
つまり、“戦争における大義”は戦争当事者間では【絶対的な悪】と為り得るので、戦争に与している人間がいくら互いの正義を主張し合っても全くのナンセンスだという訳なのですが。
ゆえに、今回のキラとアスランの会話もどちらともが戦場に出ている以上は自身の正義を主張し合っても不毛なだけなんですよね。

◆◆戦争の輪の中に入っていく人々◆◆
今回の話で制作者側の描きたかった事は【キラもアスランも戦争の輪の中に入っている(=はまってしまっている)】という事なのではないかと好意的に解釈してみました。
キラはラクス個人の為に,アスランは世界の為に、という目的の上でそれぞれ戦場へ出た訳ですが、彼らは目的こそ違えど“武力”でしか目的を達成する手段を見い出し得なかった訳ですから、(本人にその意思が無いとしても)結果的には戦う事を肯定してしまっているんですよね。
つまり、前述のように知らず知らずの内に【戦争の輪の中に入り込んでしまっている】と。
彼らが正しいと思っていた行為は逆に戦火(=戦争の輪)を拡大させる事につながってしまっているのが現状なのです。

そして、最大の問題点は彼ら自身がその事(=戦争の輪の中に入り込んでしまっている事)に気付いていないという事でしょう(←現状では疑念が芽生えた程度だと思います)。
よって、今後の展開においては彼らが自身の矛盾した行為に気付けるか否かが重要なポイントになりそうな感があります。

◆◆気付けばそこは戦場だった・・・◆◆
ラクスを守る為に再び武力という“力”で以ってして戦場に出る事を決意したキラ。
そんなキラに悟されて戦場に出る事を容認してしまったカガリ。
そして、大義の為にセイバーという“武力”を手にしたアスラン。

彼らは2年前の三隻同盟の戦いで戦争を無くす事ができなかったにも拘らず、再び“武力”で解決する方法を選んでしまいました。
よって、政治という“対話”の力での解決を放棄してしまった、と。
つまり、彼らは先の大戦と同じ轍を踏んでしまった訳なのです。
ゆえに、今回の解逅で互いの行為の矛盾を突きつけ合ったキラとアスランですが、『気付けばそこは(“武力”で解決する)戦場だった』というのが彼らの率直な心境なのかもしれませんね。

◆◆“対話”の力での解決への道標◆◆
キラもアスランも自身の行為に疑念を抱きながらも他に(戦争を止める)手段を持ち得なかったので【仕方なく】戦場に出ているのが現状だと思います。
しかし、彼らのその妥協が結果的に戦争の輪を広げてしまっているのです。
彼らがこの事(=自身の行為が戦火を広げているという事)に気付き、武力ではなくて対話によって戦争を無くす方法を模索していかなければ先の大戦と同じ過ちの繰り返しになると思う次第です。
ゆえに、今回、カガリが(下着姿で)指輪を見つめるシーンはアスランとカガリが共に政治の場に復帰するという伏線であれば良いな、と妄想する次第ですw

以上、猛烈に忙しい合間を縫って何とか書き上げた(汗)24話の感想でしたw

カープ怒涛の3連勝!!

2005-04-04 00:15:18 | プロ野球
今日、東京ドームに行ってきました!
実は東京ドームは泊まっているホテルから徒歩5分の所にあるんですよね。
だから、記念に見に行こうと思って3戦目のチケット(←立ち見席です^^;)を取ったという訳ですw
何10年か振りの野球観戦でしたが、気分は最高です(笑)。
元木の逆転タイムリーに落胆し新井の逆転ホームランには見知らぬ人と抱き合って『宮島さん』の大合唱!!これが生で野球を観戦する楽しみかと思いましたよ。
試合終了後も1時間近く応援団の人達と一緒に応援歌を歌っていました^^;

久々にはっちゃけた感がありますね(笑)。
しかし、これで12年振りの開幕3連勝ですな。本当に優勝できるんじゃないかと思えてきました(笑)。今年は接戦に異様な程強いですな。
この調子で連勝街道を爆進して欲しいものです。
今の気持ちを率直に言うなら、『超気持ち良い~』といったところです(笑)。
(PS)種デスの感想は大体仕上がっているのでまた後程。

やっほーい!

2005-04-01 23:46:15 | プロ野球
勝った!勝った!カープ勝った!!
しかも、巨人に逆転勝ち!
もう笑いが止まらんわ。ラロッカ最高!緒方最高!
でも、やっぱり今日は黒田に尽きる!
魂のピッチングとはこの事か。
しかし、巨人は今年もやばそうだな(汗)。特にストッパーは相当にやばいな、これは。ちと、興奮気味で取り止めの無い文章ですが申し訳無い^^;
今日は気分良く眠れそうです(笑)。