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最近のお気に入りはSS501とサンチュカップル。韓国のバラエティやドラマを中心にレビューしています。

韓国版[魔王] 第17話「許しとは、加害者が口にする言葉じゃない」

2008-08-27 23:46:05 | 韓流

ラスト4話ということで、大きなヤマ場を迎えました。
今回の内容も、まだ日本版では放送されていない内容を含みますので、
ご注意下さい。


あらすじ&感想
スンギの死体の写真がメールで送られてきて、取り乱したオスは、
ソクジンの部屋の前にいたヨンチョルに、
「ソクジンは何処だ」と問い詰めます。

ヨンチョルは、自分もソクジンに会いに来たと言って、
取り乱すオスを、嘲笑いながら立ち去ります。

※エレベーターの扉が閉まる瞬間の、ヨンチョルがオスを嘲笑う顔が怖いです。
その顔から、扉が閉まるにつれ、その扉に憔悴しきったオスの顔が映るという、
この2人の顔の演出、本当にゾッとします※

メールの発信地を調べ、スンギの死体を発見したオスは、
ショックのあまり正気を失います。

ミンジュが止めるのも聞かず、オスが向かった先はスンハのマンションでした。

ドアを開けたスンハに、いきなり殴りかかり、
「どこまでやれば気が済むんだ。あと何人死ねば満足なんだ。」と、
オスは友を失った怒りをぶつけます。

自分が一連の事件の犯人だと言えと迫るオスに、
「私はチョン・テソンで、一連の事件の真犯人です」と、
スンハは挑戦的な眼差しで言います。

※えっ、ここで白状するの?ビックリです・・・・・と思ったら※

「そういえば満足ですか?」と、余裕の笑みを浮かべて、
スンハは、人殺しはオスのほうだといいます。

さらに、
「友達を失った悲しみが分かるなら、
家族を無残に失った悲しみの深さも想像できるはずです。」
と、オスの過去の罪を責めるスンハの言葉に、
一瞬オスは言葉を失い、打ちひしがれます。

「何でもあんたの望むとおりにする。
ここで死ねと言うなら、そうする。だからソクジンには手を出さないでくれ、頼む。」
とオスは哀願しますが、
「そんな弱気なことでは、犯人は捕まりませんよ」
とスンハは、取り合わない感じです。

テフンの事故についても、
「事故だったんだ。殺そうとしたんじゃない本当なんだ。
俺は悪党だけど、刺すつもりはなかったんだ」と必死に言うオスに、
「事故だろうが何だろうがあなたは真実を告げなかった」
と、スンハは冷たく言います。

※スンハがオスを恨む気持ちは、相当深いようです。
オスを見る目が怒りで満ちていて、ちょっと怖いです。
年上のはずのオスが、完全にのまれています。※

「許せないのは分かる、俺は卑怯だった。
それでも生きていたかった。
悪党だと分かっていても、やり直したかった。
寝ても冷めても何時もテフンを思い出した。生きていることが地獄だった。
それでも生きていたかった。生きて許しを請い続ければ、
テフンがいつか許してくれると思いたかった。」と、泣きながら言うオス。

※オスの言葉は、胸を締め付けられるようで、こちらが泣けてしまいました※

「許されると思いますか?」と、憎々しげに言うスンハ。

「そんな資格が無い事は分かっている。
ただこれ以上、犠牲者を出すのは止めてくれ」と頼むオスに、
「そんなこと頼まれても困りますね、運命は各自の選択ですから・・・・」
と、スンハは背を向けて部屋の奥に行ってしまいます。

スンハに、思いは届かなかったと諦めてオスは帰り際に、
「すみませんでした。
心の中で数え切れないほどこの言葉を叫びました。
今更ですがすみません。
・・・・・でもあなたは、この俺が捕まえます」と、言って、去って行きます。

※オスのほうを見ないスンハでしたが、明らかに動揺を抑えているようにも、
悲しみを抑えているようにも見えました。
自分の兄を殺し、家族を死に追いやって憎いはずのオスも、
地獄の苦しみの中生きてきたのを知って動揺したのか、
やはり勝手なことを言うと、オスに怒りを感じているのか・・・・・※

ヘインは夜中に、捜査課のミンジュから電話を貰い、
オスの友人が殺されたことと、
その死因が自分が夢に見たことと同じと知って、動揺します。

その頃ソクジンは、マンションに戻り、
部屋の前で待っていた捜査課のジェミンからスンギの死を知らされ、
ショックを受けます。

マンションに戻ったソクジンの車から、誰かが発信機を外し、
その様子をまた誰かが写真に写しています。
それと、スンギを殺した後、変装して空港に戻ったヒスのことも、
誰かが写真に写しています。

ソラの母親・ジョンヨンの結審で弁護をしていたスンハは、自分が、
「被告人に殺害する意思が有ったなどとは・・・・・」と言った時、
昨夜、オスが「刺すつもりは無かったんだ」と言った言葉と、
12年前の事件後、ヨンチョルが
「オスがやったんだ。テフンを刺すのをこの目で見たんだ」
と言った言葉を思い出し、言葉につまります。

※一瞬、オスの「刺すつもりは無かった」と言う言葉にハッとしたようですね。
でも、その後のヨンチョルの証言と食い違うので、余計動揺したのでしょうか?※

スンギの死因が、毒殺だったと言う司法解剖の結果が出ます。

※スンギの死亡推定時刻を聞いたオスは、
昨晩ソクジンと電話で話した時間を思い出し、
スンギに対して、何か不信感を持ったようです※


スンギの殺害現場に落ちていたのがソクジンのハンカチと判明し、
ソクジンは参考人として、事情を訊かれます。

それを隣の部屋から見ていたオスは、ソクジンが何かを隠していると思い、
アリバイも証明できないことから、無実を証明するのは絶望的だと思います。

そんな時、オスに宅配便が届きます。
中身は、今の署に配属された日のオスが写っていました。

以前に送られてきた写真を思い出し並べてみると、
昔から今までのオスの写真と、そのオスを指し示す指が写っていました。

※これは、犯人が昔からずっとオスを見張ってるよと言うメッセージでしょうか?※

テソンが生きていて、一連の事件の真犯人だと言う証拠が欲しいオスは、
スンハとテソンの関係を知る老人と話せないか?と、
グァンドゥに電話を入れますが、その時のオスの様子から、
彼がかなり焦っていて、様子がおかしいとグァンドゥは思います。

事情聴衆から戻ったソクジンはヒスに、
誰かが自分に濡れ衣をかけようとしているようで、
自分にはアリバイを証明する人もいないので、困っていることを相談すると、
ヒスは何とかするから心配しないように言います。

※この時のヒスは、動揺するソクジンの反応を楽しんでいるようにも見えました※

スンギが何者かによって殺されたことをキョン社長に電話すると、
キョン社長は、スンハがやったのでは?と思います。

オスがデピルを訪ね、ジュンピョの事故の真相を語ってくれる様言うと、
昨夜は電話を掛け間違っただけと、真実を話すつもりは無い様子です。

オスは自分も過去に、自分の犯した罪から逃げたせいで、
地獄の苦しみだった事を話します。
さらに犠牲者が出る前に、犯人を止めたいと頼んでも、
デピルは「何も話す事は無い」と、行ってしまいます。

ソクジンの携帯電話の通話記録から、
キョン社長との接点と、スンギの殺害現場付近にいた事が分かります。

オスはソクジンに逮捕状が出る前に、
自分には仕事と言いながら、
キョン社長とスンギ殺害現場で何をしていたか問い詰めます。

オスの過去の事で、スンギが脅迫してきたから、
説得していたとウソをつき、どこか後ろめたいソクジン。

歯切れの悪いソクジンの様子に、オスはイラつきます。

スンハは初めて、事務長のグァンドゥを呑みに誘います。

※酔うと、自分じゃなくなるようで嫌だというスンハは、
常に気を張って、自分がテソンであるというのがばれないように、
必死に生きてきたのでしょうね※

お酒を飲みながら、グァンドゥはふと、
「カン・オスはあまりにも重い償いを強いられています。」と話し始めます。

「もし、本当にチョン・テソンが真犯人だとして、
家族を奪われた気持ちは分かりますが・・・・・」
そう言うグァンドゥの言葉を遮り、
「それは経験した者でないと分からないと思います。
私がチョン・テソンなら、カン刑事を許しはしないでしょう」
と、スンハが言います。

「そうでしょうね、故意でなかったにせよ、兄を死なせたのですから。
その上母親まで命を落とす事に・・・・・」
と、グァンドゥが言うと、
「故意だったら、余計許せないでしょう」と、すかさずスンハは言います。

※本当にスンハのオスに対する憎しみは、とっても深いのですね※

「それも当然です。
ですが、勇気を奮い起こすには、あまりにも幼かった。
彼はわずか17でした。
チョン・テソン・・・・同じ様に彼も幼すぎました。
16と言う歳で、悲惨な体験をし、世の中の暗い面を知る事になった。
憎しみが深まるのも、無理はありません。
幼い頃の傷は、一生を支配しますから。
もし彼が成人後に同じ経験をしていたら、
殺人を犯すまでには至らなかった気がします。
カンも12年間、罪を背負ってきたはずです。
今も2人は、17と16と言う時に時に閉じ込められています」
と、グァンドゥは言います。

※まさか、今自分の目の前にいるスンハこそ、
チョン・テソンだとは知らないで語るグァンドゥの言葉は、
きっとスンハの心にも、痛いほど響いたんじゃないかな?
”今も2人は、17と16と言う時に時に閉じ込められています”と言う言葉が、
凄く重い感じがします。
スンハは必死に動揺を隠そうとしているように見えました。※

スンハは思わずヘインの家の前まで来てしまいます。
スンハに気付いて外に出てきたヘインを、スンハはただ黙って見つめ、
何も言わずに抱きしめます。

驚きながらも、へインもスンハを抱きしめようとしたら、
すっとヘインから離れ、何か言いたげなまま、
何も言わずにスンハは帰って行きます。

ヘインは部屋に戻り、スンハから貰ったオスゴールを聞いていると、
ジュンピョにスンハの事を証言したあの老人が見え、
「僕の名前はスンハです、そう言っていた・・・」と、
言うのが聞こえ、ヘインは驚きます。

スンギ殺害現場付近の交通監視カメラに、
スピード違反をしたソクジンの車が写っていて、
ソクジンはスンギ殺害容疑で逮捕されます。

※そんなソクジンを見つめるヒスの顔は、
いい気味だとでも言うような、冷たい目でした※

捜査課のパンチーム長はオスに、
ソクジンの無実を信じるなら、アリバイを証明できる証拠を探せと命じます。

弁護士が来ないと何も言えないと言うソクジンの弁護に現れたのは、
オスの父親・ドンヒョンのホテルの顧問弁護士を引き受けたスンハでした。

「そんな事、俺が認めない」と、オスは怒りをあらわにします。

一方ヘインは、スンハの過去が気になり、
スンハが兄と慕うスゴンを訪ねます。

そこで昔のスンハの写真を見せられ、スンハがテソンであると気付き・・・・・・


今回の冒頭、スンハとオスの対決と、
最後のほうの、スンハとグァンドゥの会話のところが、
見どころですね。

例え証拠がなくても、スンハがテソンだと気付いて、
ドンドン突っかかっていくオスと、
証拠は無いんだからと、まだ余裕のスンハ。

でも、オスの心の叫びや、事務長・グァンドゥの言葉で、
何かかが変わっていき、復讐は止めると言うのは無いのでしょうか?

その2人の対決の影で、
ソクジンを罠にかけた(?)ヒス。
こちらも、自分の妻と不倫した男への復讐ですよね。
でも、これさえもきっとスンハの次なる計画の1駒に過ぎないのでしょう。

次回は、最後にスンハの正体を知ってしまったヘインが、
どうして行くのかな?と言うのと、
ソクジンは助かるの?と言うのがポイントかな?

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