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韓国版[魔王]第11話「人は時に、その美点によって不幸に見舞われる」

2008-07-31 22:49:21 | 韓流

弁護士・スンハの正体を知ってしまった記者・ジュンピョ。
一癖も二癖もありそうなジュンピョですから、
このネタで何を仕掛けてくるのか心配です。

今回も、日本版で放送になっていない内容を含むネタバレですので、
事前に内容を知りたくない人は、ご注意下さい。

あらすじ&感想
ソン・ジュンピョのところにも宅配が届いたのを知ったオスは、
ジュンピョの部屋の前で、帰りを待ちます。

帰宅したジュンピョは”スンハ=テソン”と言う事実は告げず、
一連の事件の真犯人は、”死者”なので、決して太刀打ちできないと、
意味深なことを言います。

さらに、
「カン・ドンヒョン議員の息子・オスは、人殺しで、
チョン・テフンの亡霊に苦しめられている。
命を奪われ、加害者は正当防衛で無罪。
母と弟まで次々とこの世を去った。
私が彼(テフン)でも、安らかに眠れませんね。
墓場から甦ることも無いとは言えない」
など、オスの神経を逆なでするような事を言います。

オスが、宅配でタロットカードが届いたはずと言いますが、
宅配は届いたが、中はカラだったとジュンピョは嘘をつきます。

タロットカードは殺人予告だと言うオスに、
人殺しのオスに守ってもらう気は無いと毒づき、そんなジュンピョを、
「何を言われても良いが、俺はお前を死なせない、刑事だから・・・」
と言って、殴ってしまいます。

12年前の事件直後の事を思い出すオス。
故意ではなく倒れたときに偶然ナイフが刺さったと父に訴えても、
信じてくれる様子は無く、警察に真実を言いたいというオスに、
もう済んだ事だと頭から押さえ、、聞く耳を持ってくれません。

※父には信じてもらえず、さらに誰にも真実を告げられず、
自ら命を絶つ勇気も無く、オスは苦しみながら生きてきたようです※

その頃スンハは、
「その人(犯人)も、暗いトンネルの中でもがいているから、
あの絵本の中のお兄さんが、トンネルの中で妹を待っていたように、
その人も誰かに救って欲しいんだと思います」
と言ったヘインの言葉を思い出していました。

※ひょっとしたら、ヘインのこの言葉に、スンハは復讐心がぐらついて来た?
・・・・と思ったら、またすぐ怖い顔に変わりましたが・・・・・※

その後、スンハは12年前の事件現場に来て、
事件が起きた前後の事を思い出します。

仲の良かった兄テフンと弟テソンは、
母の誕生日に指輪とオルゴールを贈る相談をします。
たまたま通りかかったレコード店から聞こえる「オーバー・ザレインボウ」。
兄は、この曲が一番好きだといっていました。

その後、兄が死に、母は酒に酔い、フラフラと道に飛び出し、
車に轢かれ亡くなり、この時からテソンは復讐を誓います。

オスの父・ドンヒョンは、キョン社長に、何者かについて、
詳しく調べるよう指示をします。

※このキョン社長って、何者でしょう?※

前の日、電話に出られなかったヘインを心配し、
オスは図書館に、彼女を訪ねてみると、
ヘインは「神曲」の本から、犯人が宅配を2箇所同時に送ったのを見たと言います。

前日、ヘインが電話に出られなかったのは、
体調を崩し病院にいたと言うのを知ったオスは、
帰ったら、ご飯を食べてすぐ寝るように言います。

ヘインは明るく、ママともおしゃべりしたいし、TVも見たいから、
そんなのは無理と答えます。

※ヘインの、この明るく天真爛漫なところに、オスも惹かれるのでしょうね。
前日、電話に出られなかった理由を、遠慮しがちに訊くオスは、
ひょっとしたら、スンハとただならぬ仲になっていたら・・・・と、心配だったんですね※

オスは、ヘインを心配して、護身用の笛を渡します。

ジュンピョは、テソンの写真を探しに学校を訪ねますが、
何故か卒業アルバムにも、学籍簿にもテソンの写真は有りません。

その頃、スンハの元に宅配便が届きます。
中身は鮮やかな黄色い封筒に入った”塔”のタロットカードでした。

※タロットカードを送っているのはスンハのはずなのに、
そのスンハに届くなんて、どういうこと?※

暫くそのカードを眺めていたスンハは、そのカードを逆さに置き直します。

※この時のスンハの目が、ゾッとするほど怖いです※

その後、スンハはヘインを昼食に誘います。
ビビンバの食べ方をヘインに教わり、素直に従うスンハ。

※この時のスンハは、復讐鬼「魔王」の顔ではなく、
素のテソンの顔になっていた気がします。
私はこのシーンが、好きですね。※

桜並木を2人で並んで歩く時、ヘインの手を握りたい衝動をぐっと堪えるスンハ。

※ここでヘインの手を取ったら、
ヘインに恋す普通の男性になってしまうと思ったのか、
復讐鬼の自分には、そんなことは許されないと思ったのか、
ぐっと握り締めたスンハの手が切ないです※

「また食事に行きましょう」と言うヘインに、
「ヘインさんとは、もう行きません」と、スンハは答え、
ぎゅっとこぶしを握り、何かに耐えるように去って行きます。

※やはり、ヘインといると素の自分に戻ってしまうのが怖いのでしょう。
ヘインには、一緒にいる人をも優しくしてしまうような、温かな魅力があります※

ソクジンが、オスの義姉と不倫しているのに気付いたスンギは、
それをネタに、ソクジンに、
済州島のカジノを任せてもらえるよう交渉するよう脅しをかけてきます。

オスが、ヘインの残像を頼りに宅配が送られたコンビニを突き止めると、
宅配の送り先は、スンギでした。

オスは、タロットカフェにソクジンとスンギを呼び出します。

オスはスンギに、宅配の事を問い詰めると、
男と女が写ってた写真が入っていたが、もう捨てたと言います。

隠していることを言えと詰め寄るオスに、
「それを言ったら、大勢の人が傷付くぞ」と、スンギ言います。

事件に関与しているのかとさらに問い詰めると、俺じゃないと怒り出し、
「今度、胸ぐらを掴んだら、警察に(12年前の事件の)本当の事を言う。
12年じゃ、まだ殺人罪の公訴時効は来ていない」
と、スンギは開き直ります。

さらにソクジンの顔色を窺いながら、
「気をつけろ。裏切り者は信用している奴の中にいる」
と意味ありげなことを言って出て行きます。

カフェから出てきたスンギとすれ違ったヘインは、
残像で見た男と気付き、スンギを尾行します。

スンギはヨンチョルを訪ね、
「宅配で妙なものを送ってくるのはお前か?」と問い詰めます。

さらに12年前の事件の目撃者であるヨンチョルが、
事情があって、目撃した事を話せなかったヨンチョルを責めるような発言をし、
ヨンチョルは触れられたくない部分だったようで、
2人は険悪な感じになり、それを見ていたヘインは、
オスに電話を入れます。

事務長のグァンドゥから、ジュンピョがテソンの事を探っているというのを、
スンハは聞きます。

もうちょっとで、ヘインの特殊な力を言いそうになり、
秘密を守ったグァンドゥに、スンハは、
「そこが事務長の良いところ。
秘密は近しい者の間から洩れるものですが、事務長は例外ですから」
と言うと、グァンドゥは、
「先生にも秘密がおありですか?」と訊きます。

スンハは「誰にでも秘密はあります」と、冗談ぽく答えます。

※何だか、このシーンのひと言ひと言が意味深です。
グァンドゥはスンハの秘密は知らずに言っているのですが、
きわどい質問などして、ちょっとドキドキでした※

オスは父親に呼び出され、捜査から外れろと命じられます。

しかしオスは、自分が発端で起きた事件だから、手は引かないと、
父親の命令を拒否します。

暗い自室で、送られてきた”塔”のカードを見ながら、
「機会を与えてみたが、結局これを選んだのか」
と、スンハは冷たい笑みを浮かべて言います。

※スンハは、誰がこれを何の目的で送ってきたのか解ってるのでしょうか?※

その後、スンハはオスに話があると電話をして会いに行きますが、
オスは一人で呑んでいて、かなり酔っています。

何があったのかを訊くスンハに、
「先生は俺が嫌いでしょ。
悪党が偉そうに悪党を追いかけているのは、滑稽でしょう」と、オスは言います。

「捜査から外れては?その方があなた自身にとって楽でしょう」
と、スンハが言うと、
「それは出来ませんね、犯人の顔が見たいから。
そいつに会って言いたいことがあるんですよ、。
俺、元々人は善人だと思うんですよ、犯人もきっとそうです。
それが俺のせいで悪党になって・・・・・」
と、答えどんな事があっても、犯人を捕まえるというオス。

「時に人間は自らの欠点のためではなく、抜きん出た美点のために、
不幸に見舞われるものですね、オイディプスのように・・・・
もし彼が意志の弱い人間だったら悲劇は避けられたでしょう。
だが彼の意志は強かった、今のあなたのように・・・・
私はあなたのそういうところが好きです。
最後まで諦めないのがあなたの美点ですから・・・・」
と、スンハは言います。

※酔ったオスを見るスンハの表情は、とても複雑に見えました。
自分が復讐しようとしている相手の、弱さを見てしまったことで、
スンハの気持ちも揺らいでいるようにも見えます※

オスに話があってきたスンハですが、
オスがあまりにも酔っているので、明日改めてということになります。

※千鳥足で帰っていくオスを、一瞬哀れんだような目で見て、
次の瞬間、またあの冷たい眼差しになるスンハ。
この辺の表情の変化は、是非実際にご自分の目で見ると良いです
チュ・ジフン本当に演技がうまくなりましたよね。※

酔ったままへインを訪ねたオスは、
友達さえも信じられず、皆が敵に見え、犯人への憎しみがこみ上げて来ると言い、
悪党な自分に、神様が思い知らせるために許す振りをしてたんだと、
苦悩の心を、打ち明けます。

「自分を責めないで、
自分を見失わないで、自分を守るんです」
と言うヘインに、
「自信がありません」と泣き崩れるオスです。

自室に戻り、シャワーを浴びながら、鏡に映った自分を見て、苦悩の表情のスンハ。

※スンハの狙いは、このようにオスが自分を見失い、
ボロボロになっていくのを見ることなんでしょうね。
でも、本当にオスが崩れていくのを見て、
スンハは、迷いだしたのでしょうか?
復讐鬼としての自分の姿に、嫌悪感を感じたのでしょうか?※

スンハの部屋をジュンピョが訪ねてきて、突然、
「チョン・テソン弁護士」と呼び・・・・・・・


今まで、どんな時もポーカーフェイスだったり、
冷たい笑みを浮かべたりと言うのが殆どだったスンハですが、
ヘインといる時は、とても穏やかな素の顔になったり、
オスを見つめる目にも変化が出てきたように思います。

ずっと復讐だけを考えて、生きてきたオス。
兄を殺し、その後罪の意識も無くのうのうと刑事をやっていると思っていたのに、
知り合ってみると、オス自身苦悩に満ちていて、
スンハとしてはこんなはずじゃなかったと思い始めたのでは?と思います。

スンハの、人間ポイ感情が目覚めてきたのは、
きっとヘインの人柄に触れたこともあるのでしょうね。

さて、次はスンハの正体を知ったジュンピョとスンハの闘いでしょうか?

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