韓国版［魔王］ 第15話「今度はお前たちが選択する番だ」

この回は、日本版には今後も含まれないエピソードの感じがするのですが、
でも万が一ということが有りますので、先を知りたくない人はご注意下さいね。


あらすじ＆感想
オスはファン・デピルの部屋に侵入し、手紙の束を見つけたところで、
何者かによって殴られ、気を失います。

病院で気が付くと、同僚のミンジュから、
デピルがオスを人権侵害で訴えると言っている事、
その事で署内がパニックになっていることを聞かされます。

署に戻ったオスはデピルに、
手紙の送り主が、殺人事件にデピルを利用したと言いますが、
本人は聞く耳をもたない感じで帰って行きます。

※警察署を出た途端、デピルは不安げな顔をしましたね。
オスの言った事が、本当は気になっているようです※

ヘインはスンハと一緒に、スンハの”兄”のところにソラを預けに行き、
その兄・スゴンは、スンハの本当の兄ではないことを知ります。

ヘインはオスから貰った水仙の球根を、スゴンの農場の外れに植え、
「来年には咲くでしょう・・・」とオスに話します。

※ヘインの言葉を受けて、「来年・・・・」と言ったスンハの様子が、
まるで自分には来年が来ないような、ちょっと感慨深そうに見えました※

ヘインはスンハに、
オスとスンハは、思ったことを言葉にするのが下手で、
見かけより温かく、弱いところが良く似ているので、
2人はきっといい友達になれるといいます。

※オスと似ていると言われ、スンハはちょっと驚いている感じですね※

急に雨が降り出し、近くの小屋の軒先で2人は雨宿りをします。

昔、レコードショップの前で雨宿りしたことを思い出し、
ヘインをまぶしそうに見つめ、スンハが雨に手を差し出すと同時に、
ヘインもその昔の光景と同じ様に、雨に手を差し出します。

※この時♪愛さないで♪の曲が流れ、
何だか見ているこちらが、ちょっと切なくなります。
このドラマの中で、この曲が好きです。※

ヘインを家まで送ったスンハは、家に入ろうとしたヘインの手を、
思わず掴み、お互いに驚きます。

※このときのスンハの顔が、自分でやっておきなだら、
本当に驚いた顔をするのが、ちょっとおかしいと言うか、微笑ましいと言うか・・・・※

ヘインは自分の部屋で、スンハはヘインの家の外で、
それぞれの手を見つめます。

※このドラマには、直接的な愛の表現や、ラブシーンはないのですが、
こんなさり気無いことでの、2人の気持ちの表現が、良いなあ～と思います。※

キョン社長は、ジュンピョの通話記録からスンハの名前を見つけ、
スンハが兄と慕うスゴンに、スンハの消息を尋ねる電話を入れます。

その後、スゴンはこのことをスンハに電話で知らせます。

※このときのスンハの顔は、ヘインとスゴンのところに言った時の、
穏やかな表情ではなく、魔王の顔になっていました。
久々に、スンハが怖いって思いました※

キョン社長から、スンハの事を聞いたオスの父・ドンヒョンは、
さらに詳しくスンハの事を調べるように、キョン社長に命じます。

ジュンピョ事件の関連で逮捕された、キョンの手下のサンカルに、
捜査5課のパンチーム長は、このままだと殺人共犯の罪で、
何年食らうことになるか分からないぞと、脅しをかけます。

するとサンカルは、当日ジュンピョの位置を正確に知らせ、
所持品を持ち去れと何者かに指示されたと自白します。

捜査5課では、キョン社長とドンヒョンの関係を知りながら、
あえてキョン社長に指示を出していた真犯人がいるのでは？と疑いだします。

その頃、デピルは、
「あなたの恨みを殺人事件に利用した者と、
あなたがやったことは、罪なんです。」
と言うオスの言葉を思い出しながら、自分に届いた手紙を燃やします。

そこにオスが訪ねてきて、
「自分のせいで一連の事件と、ジュンピョの事故が起き、
多くの犠牲者が出ている。
自分には事件を解決し、犯人を突き止める義務があるので、
今は告訴をしないで欲しい。
全てが終わったら、責任は取るから・・・・・」
と、告訴まで、時間をくれとデピルに頭を下げます。

一連の事件や、署内の自分に対する誹謗などにすっかり参ってしまったオスは、
思わずヘインの家まで来てしまいます。

※結局は、ヘインに会う勇気もなく、
ただただ家の外に佇むオスが切ないですね※

クォン弁護士殺害事件の容疑者ドンソプに、
執行猶予付きの判決が下りた日、スンハはドンヒョンから食事の誘いを受けます。

スンハに探りを入れるドンヒョンですが、
スンハは動じる事無く、上手く話をかわして行きます。

※かなり威圧感のあるドンヒョンに物怖じするどころか、
逆に相手にチクリと指すようなことを言うスンハを見ていると、
一体彼は何者？という感じがします※

スンハに何かを感じたドンヒョンは、
キョン社長に彼をもっと詳しく調べるよう命じます。

テソンは死んでいないのでは？と思ったオスは、
その事をグァンドゥに伝え、事故当時の事を調べ始めます。

そんな時、12年前オスの担任だったモ・イノから、オスに連絡が入ります。
死んだはずのテソンを、テソンが事故にあった2年後に見た者がいたと聞き、
ますますテソンは生きているとオスは思います。

帰っていくオスの後姿を見ながら、
「こんな俺が生きていて良いのかな？
今から死に物狂いで努力すれば神様は許してくれるかな？
テフンは許してくれるかな？
いや、俺なんか許してもらう資格がない」と、
12年前の事件の後にオスが言った言葉を思い出します。

「先生は信じている。
お前が心から許しを請い、必死に努力すれば、
神様もテフンも許してくれる。そう信じている」
と、励ましたイノ。

※このときのイノ先生の顔を見ると、
罪滅ぼしに必死に生きるようにオスを励ましたが、
今のオスを見ると、もっともっと苦しんでいるように見え、
そんな彼の姿を見るのが、先生としても辛そうでした。
自分の言った事が、果たして正しかったのだろうか？
って、思っているようにも見えました※

ヨンチョルを訪ねオスは、
「もう止められないのか？
現場にいたもう一人は、テフンの弟テソンだろう？
・・・・テソンに伝えろ。
それで気が済むなら、地獄の果てまで付いていくと、それで許されるなら・・・・・
だが、他人を義牲にするのはもうやめろと、・・・・・・そう伝えてくれ」
と言います。

そして、
「すまないヨンチョル、本当にすまない。
あまりに申し訳なくて簡単には謝れなかった」
と、悲しげな顔で言って帰ります。

※12年前の自分の犯した罪の重さと、
あまりにも多くの犠牲者を出していることにオスは打ちひしがれているのですね※


オスの兄・ヒスは、今まであまり構ってやれなかった妻・ナヒに、
今までの侘びと、やり直す意味を込めて指輪をプレゼントし、
優しい言葉を描ける様になります。

ナヒは、これからはヒスに尽くして行きたいと、
ソクジンに別れ話を切り出します。

泣いて謝るナヒを、抱きしめ慰めるソクジン。
その写真がヒスに送られてきます。

ヒスはソクジンを呼び出し、
スンギがオスの事で脅しをかけてきているから、
面倒を起こさず処理するよう命じます。

※本当なら直接ソクジンに怒りの矛先が行くはずなのに、
あくまでもソクジンには冷静に接し、
その代わりに、スンギの処理を命じることで、
ソクジンを追い込もうと言うことでしょうか？
何だかヒスに対して、得体の知れない怖さを感じます※

このことの前に、ソクジンはヒスから頼まれ、スンギの母にお金を届け、
その事でプライドを傷つけられたスンギは、
ソクジンとナヒの事を、全てぶちまけると言い、
ソクジンとスンギの中は最悪の状態になっていました。

グァンドゥはスンハに、テフンの弟は生きていると伝えます。

オスからの情報と聞いたとき、スンハは”フン”という感じの、
冷たい笑みを浮かべます。

※この表情って「今頃気付いたのか？」って馬鹿にした笑いなのでしょうか？※

「それが真実なら、全ての事件の真犯人はテフンの弟ということになります」
と言うグァンドゥの言葉を、平然とスンハは聞きます。

ヘインからの連絡で、オスがヘインの家の前に行くと、
ヘインはオスから預かったＵＳＢが、残像で見たものとは違う気がすると言います。

スンハの姉が、わざと別のものを渡したとしたら、
その中身は隠したかったものだ、と言うオスに、
ヘインは、
ジュンピョは何か証拠を残すために送ったはずだから、
それなら別の人に送ったのでは？と言います。

その頃スンハは、自分の部屋で、
最初に引いた”死”と”世界”のタロットカードを伏せ、
”ソードの2”と”ソードの8”のカードを開き、
「チャンスをやろう、今度はお前たちが選択する番だ」と呟きます。

署に戻って、今までの事をもう一度考えていたオスは、
オ・スンハ＝チョン・テソンと、急に思いつき・・・・・・


今回の中で、
スンハとヘインが、スゴンのところで過ごすひと時は、
ヘインと一緒で幸せそうなスンハが見られて、好きなシーンです。

それだけに、ヘインと一緒ではない時のスンハの冷徹な顔が、
余計際立つ感じがしました。

ここ数話では、結構スンハの人間的な顔が垣間見れていたのに、
また「魔王」の顔が戻ってきた気がします。

もう本当にスンハの復讐劇を止められないのでしょうか？

それとも、最後にスンハが言っていた
「チャンスをやろう、今度はお前たちが選択する番だ」の言葉通り、
タロットカードを送られる誰かが、
正しい選択をしたら、そこで終わることが出来るのでしょうか？

本当に漸くスンハ＝テソンと気付いた（？）オスは、
どうやってスンハを止めるのでしょうか？

ひとつ気になるのが、ヘインがもしスンハの正体に気付いたら、
どうするのでしょうね。

この韓国版では、12年前の担任の先生と、
法律事務所の事務長が、出番は少なくても、結構重要な役割だと思うのですが、
日本版のほうでは、あまりそういう感じではないですね。
担任の先生自体、出てきませんしね。

他の回の感想

＃１　＃２　＃３　＃4　＃５　＃６　＃７　＃８　＃９　＃１０

　　＃１１　＃１２　＃１３　＃１４　＃１５　＃１６　＃１７　＃１８　＃１９　＃２０


［Blogランキング］参加中
↓
　人気Blogランキング　

この韓国ドラマあらすじブログがすごいっ!




↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！



このドラマの挿入歌「愛さないで」がお薦めです。
試聴＆ダウンロードはこちらから


［魔王］サウンドトラックから、探してください。
主演のオム・テウンより、キム・ドンウクの歌う方が私は好きです。