新春展「楽歴代 春節会」 楽美術館 サイト
※3月3日(日)まで
(2月3日の続き)
第二展示室は茶碗以外のもの。(だいたい、そう)
まず、懐石のお皿(向付用、または菓子皿用)。
こちらもおめでたく、烏帽子貝とか鮑、栄螺のお皿。
妙にリアルなのがすごい。
熨斗皿や鶴菱代皿。
鶴のお皿は懐石料理の稽古先でもあるので、よく出てくる。
確かに、おめでたい気持ちになる。
あと、惺入(せいにゅう)による十二支の香合。
こちらのヘビ(巳)は今ひとつ
九代中村宗哲の及台子に弘入の菊置上皆具。(←蓋置は旦入の栄螺蓋置)
九代中村宗哲のものはよく見かける芽張柳棗も出ていた。
朱の手桶水指もいいなぁ。
ほか、「いいなぁ」と思ったのは、
了入の青楽盃台と惺入の盃杯(←5枚)
きっと、重いだろう。
そして、気軽に持つには落としそうでこわいだろう。
落とすと割れちゃうだろー。
リスクありそだけど、使ってみたい。
覚入の栄螺水指はもう何度目かの拝見になるけど、相変わらず豪華だなと思う。
注目は旦入の焼貫花入「巌松」
第三展示室はしぶい茶碗。
いつ見ても思うんだけど、長次郎の黒楽筒茶碗「村雨」はなんか違う。
きっと「長次郎工房」の作ではあるだろうけど、本人ではないのでは~。
なんて、個人的な印象。
もっとも、長次郎の鑑定は昔から難しいようで。
例えば隣にある黒楽茶碗「初雪」も昔の某家元が「長次郎作」と箱書してあるんだけど、
現代の鑑定ではどうみても「田中宗慶」であるらしい。
確かに、これは違うなぁ、、、宗慶だよねぇ。
他のラインナップでは宗入の黒楽「如月」がよかった。
カセてる感じ。これぞ「カセ」の感覚。
左入の赤楽茶碗「桃里」。金継ぎがいい景色になっている。
惺入の布袋香炉がかわいい
狩野探幽の小判小槌絵と覚々斎の楽茶碗・茶筅の絵。
楽家と千家、狩野派との繋がりの深さが感じられる。
そして、〆は当代の焼貫黒楽茶碗「初深雪」。
シブイ。
※長次郎七種がねぇ、今まで聞いていたのと少し違う?
ちゃんと確認しなくちゃ。
(とりあえず、現地のメモ書↓)
黒楽 関屋、ムキ栗、風折、村雨、針屋
赤楽 太郎坊、二郎坊
★次回展示は春季特別展『楽歴代名品展 楽家歴代が手本としてきた伝来の茶碗』
※3月9日(土)~7月7日(日)
※北村美術館 春季取合せ展「春興の茶」 ※3月12日(火)~6月9日(日)
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★楽美術館バックナンバーリスト
2013年1月 『楽歴代 春節会』(第一展示室)
2012年10月『工芸 肌をめでる。樂茶碗の陶肌 茶の湯釜の鉄肌 一閑・宗哲の漆肌』
2012年8月 『季節を感じよう!! 夏祭りと茶の湯』
2012年3月 『樂歴代の名品 秘蔵の長次郎を見る』
2012年2月 『京の粋 樂家初春のよそおい』
2011年10月 『樂と永楽そして仁清 京の陶家 「侘と雅」の系譜』
2011年8月 「樂焼のルーツは、なんと! カラフルな中国の焼き物」
2011年5月 「樂美術館コレクション-樂歴代とその周縁」
2011年2月 「特別展樂吉左衞門還暦記念� 個展「天問」以後今日まで」
2010年11月 特別展『千家十職 楽家の茶碗-極められた赤と黒の美-』 表千家北山会館
2010年11月 『楽吉左衛門還暦記念展』
2010年5月 春季特別展『楽歴代展』
2009年11月 重要文化財新指定記念特別展『長次郎二彩獅子像+勢揃い京の焼き物 侘と雅』
2009年8月 「『楽焼のはじまり、そして今』親子で見る展覧会/シリーズ「楽ってなんだろう」
2009年5月 春期特別展『樂歴代』
2008年10月 開館30周年記念特別展『長谷川等伯・雲谷等益 山水花鳥図襖&樂美術館 吉左衞門セレクション』
2008年8月「楽茶碗を焼く」
2008年5月「楽家の系譜」
2008年3月「動物の意匠」
2007年11月「元伯宗旦」
※3月3日(日)まで
(2月3日の続き)
第二展示室は茶碗以外のもの。(だいたい、そう)
まず、懐石のお皿(向付用、または菓子皿用)。
こちらもおめでたく、烏帽子貝とか鮑、栄螺のお皿。
妙にリアルなのがすごい。
熨斗皿や鶴菱代皿。
鶴のお皿は懐石料理の稽古先でもあるので、よく出てくる。
確かに、おめでたい気持ちになる。
あと、惺入(せいにゅう)による十二支の香合。
こちらのヘビ(巳)は今ひとつ
九代中村宗哲の及台子に弘入の菊置上皆具。(←蓋置は旦入の栄螺蓋置)
九代中村宗哲のものはよく見かける芽張柳棗も出ていた。
朱の手桶水指もいいなぁ。
ほか、「いいなぁ」と思ったのは、
了入の青楽盃台と惺入の盃杯(←5枚)
きっと、重いだろう。
そして、気軽に持つには落としそうでこわいだろう。
落とすと割れちゃうだろー。
リスクありそだけど、使ってみたい。
覚入の栄螺水指はもう何度目かの拝見になるけど、相変わらず豪華だなと思う。
注目は旦入の焼貫花入「巌松」
第三展示室はしぶい茶碗。
いつ見ても思うんだけど、長次郎の黒楽筒茶碗「村雨」はなんか違う。
きっと「長次郎工房」の作ではあるだろうけど、本人ではないのでは~。
なんて、個人的な印象。
もっとも、長次郎の鑑定は昔から難しいようで。
例えば隣にある黒楽茶碗「初雪」も昔の某家元が「長次郎作」と箱書してあるんだけど、
現代の鑑定ではどうみても「田中宗慶」であるらしい。
確かに、これは違うなぁ、、、宗慶だよねぇ。
他のラインナップでは宗入の黒楽「如月」がよかった。
カセてる感じ。これぞ「カセ」の感覚。
左入の赤楽茶碗「桃里」。金継ぎがいい景色になっている。
惺入の布袋香炉がかわいい
狩野探幽の小判小槌絵と覚々斎の楽茶碗・茶筅の絵。
楽家と千家、狩野派との繋がりの深さが感じられる。
そして、〆は当代の焼貫黒楽茶碗「初深雪」。
シブイ。
※長次郎七種がねぇ、今まで聞いていたのと少し違う?
ちゃんと確認しなくちゃ。
(とりあえず、現地のメモ書↓)
黒楽 関屋、ムキ栗、風折、村雨、針屋
赤楽 太郎坊、二郎坊
★次回展示は春季特別展『楽歴代名品展 楽家歴代が手本としてきた伝来の茶碗』
※3月9日(土)~7月7日(日)
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2012年10月『工芸 肌をめでる。樂茶碗の陶肌 茶の湯釜の鉄肌 一閑・宗哲の漆肌』
2012年8月 『季節を感じよう!! 夏祭りと茶の湯』
2012年3月 『樂歴代の名品 秘蔵の長次郎を見る』
2012年2月 『京の粋 樂家初春のよそおい』
2011年10月 『樂と永楽そして仁清 京の陶家 「侘と雅」の系譜』
2011年8月 「樂焼のルーツは、なんと! カラフルな中国の焼き物」
2011年5月 「樂美術館コレクション-樂歴代とその周縁」
2011年2月 「特別展樂吉左衞門還暦記念� 個展「天問」以後今日まで」
2010年11月 特別展『千家十職 楽家の茶碗-極められた赤と黒の美-』 表千家北山会館
2010年11月 『楽吉左衛門還暦記念展』
2010年5月 春季特別展『楽歴代展』
2009年11月 重要文化財新指定記念特別展『長次郎二彩獅子像+勢揃い京の焼き物 侘と雅』
2009年8月 「『楽焼のはじまり、そして今』親子で見る展覧会/シリーズ「楽ってなんだろう」
2009年5月 春期特別展『樂歴代』
2008年10月 開館30周年記念特別展『長谷川等伯・雲谷等益 山水花鳥図襖&樂美術館 吉左衞門セレクション』
2008年8月「楽茶碗を焼く」
2008年5月「楽家の系譜」
2008年3月「動物の意匠」
2007年11月「元伯宗旦」
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