楽美術館(京都) ※12/16まで
この美術館を堪能するカギは楽家歴代とその作風を把握しているか否かによる。
かくいう私、初来館した時は長次郎、楽吉左衛門、当代は十五代ということは知っていたが、歴代については真っ白。
よって、「どの楽見ても~きれいだな~♪」だった。
が、昨秋の三井記念美術館『赤と黒の芸術 楽茶碗』が契機に一念発起。予習してから、じーっくり観賞した結果、ようやく歴代と作風の特徴をマスターした。
それ以降はお茶会出ても展覧会観ても、楽しくて仕方ない。(ホント、楽家の作品はあちこちで大切にされ遺っているから)
さて、今回の展覧会。
一階は初代・長次郎から当代までの作品が一点ずつ展示されている。
どれも典型的な作風のものであり、経てきた時代をも感じられた。
中二階はちょっとしたサイドストーリー。
宗旦から楽家に出された茶碗の注文書(茶碗の図面を描いて、具体的な指示を書き入れている)、どの代だったか忘れてしまったが、茶碗以外の作品(向付など)や光悦の作品。(光悦も宗旦居士と同じ時代を生きた)
そして、二階が宗旦と関わりのあった楽家の人々の作品。
長次郎の黒楽・銘『本覚坊』は圧巻。(井上靖の小説にあったよね。映画化もされた)
二代・常慶とその父・田中宗慶、三代・道入(ノンコウ)、四代・一入とこの辺り。
一入の頃は利休没後100年に近くなって、利休形へ回帰する傾向も出てくるからね。
隅っこに一つだけポツンとあった女性の作品がとても印象に残った。
たしか、常慶の妻(長次郎の娘!?)が誰かが亡くなった時に作った茶碗(だったと思う)。
ここの欠点は展示目録を刷ってないこと。
個人経営だから、余裕ないのだろうけど。
次はメモをとっておこう。
この美術館を堪能するカギは楽家歴代とその作風を把握しているか否かによる。
かくいう私、初来館した時は長次郎、楽吉左衛門、当代は十五代ということは知っていたが、歴代については真っ白。
よって、「どの楽見ても~きれいだな~♪」だった。
が、昨秋の三井記念美術館『赤と黒の芸術 楽茶碗』が契機に一念発起。予習してから、じーっくり観賞した結果、ようやく歴代と作風の特徴をマスターした。
それ以降はお茶会出ても展覧会観ても、楽しくて仕方ない。(ホント、楽家の作品はあちこちで大切にされ遺っているから)
さて、今回の展覧会。
一階は初代・長次郎から当代までの作品が一点ずつ展示されている。
どれも典型的な作風のものであり、経てきた時代をも感じられた。
中二階はちょっとしたサイドストーリー。
宗旦から楽家に出された茶碗の注文書(茶碗の図面を描いて、具体的な指示を書き入れている)、どの代だったか忘れてしまったが、茶碗以外の作品(向付など)や光悦の作品。(光悦も宗旦居士と同じ時代を生きた)
そして、二階が宗旦と関わりのあった楽家の人々の作品。
長次郎の黒楽・銘『本覚坊』は圧巻。(井上靖の小説にあったよね。映画化もされた)
二代・常慶とその父・田中宗慶、三代・道入(ノンコウ)、四代・一入とこの辺り。
一入の頃は利休没後100年に近くなって、利休形へ回帰する傾向も出てくるからね。
隅っこに一つだけポツンとあった女性の作品がとても印象に残った。
たしか、常慶の妻(長次郎の娘!?)が誰かが亡くなった時に作った茶碗(だったと思う)。
ここの欠点は展示目録を刷ってないこと。
個人経営だから、余裕ないのだろうけど。
次はメモをとっておこう。
昨年の三井記念美術館の展示は拝見しました。
おっしゃるように歴代の特徴などを事前に
予習してから見るとまた見方が違ってくるの
でしょうね。
何事も同じかもしれませんが事前に知識がある
のと全くないのとは大違いですね。
心せねば・・・・・・
お点前の講習会に参加した折り、周りが楽家歴代をスラスラ言えてたので、危機感もあったので、頑張って覚えました。
確かに、あれから展覧会に行く姿勢が変わりました。