『銘酒居酒屋・赤鬼』赤鬼だより

東京三軒茶屋にある『銘酒居酒屋・赤鬼』のスタッフが、お酒周り、お店周り、そして旬のよしなしごとをトツトツと綴ります。

水無月六月、今月の六品 その6

2015-06-05 23:58:04 | 酒の肴
「胡麻辛鍋」

梅雨寒の夕暮れ、身体をポカポカにあたため、
シャキッとさせてくれそうなスタミナお鍋はいかがでしょう。
ピリ辛でお酒に合うかしら?
なーんて心配は無用です。
疲労回復にばっちり効く豚肉は脂もおいしいバラをつかい、
葱やもやし、ニラ、厚揚げとお箸のすすむ具材が揃いました。
お肉と野菜のうまみがとけ込んだ上に、
胡麻と味噌のコクが加わったスープがまた絶品で、
最後の一滴まで飲み干したくなります。
ちょっとの辛みがいいアクセントになってお酒がおいしくなる、
そんなナイスな小鍋です。
きっと元気が出ちゃいますよ。

(箕村作)


水無月六月、今月の六品 その5

2015-06-05 23:48:35 | 酒の肴
「合鴨の治部煮」

治部煮は金沢の郷土料理。
半島から料理をつたえたお侍さんの名前から来たとか
じぶじぶと煮るときの音から来たとか
名の由来には諸説ありますが、
イメージ通りにこっくりした、鶏と野菜の煮物です。
今回はこの治部煮を、贅沢にも、鶏専門店から仕入れる
上質な合鴨でつくってしまいました。
さっと粉をはたいてきれいに煮上げた、シコシコの鴨の美味しさは抜群。
あわせた焼き葱や椎茸も、ひとつずつ丁寧に下拵えして炊いており、
しみじみやさしいお味です。
旨味の乗ってきたしっかりした生酒にも、
ほっこりする燗酒にも合う、
これは王道の酒肴ですね!

(藤重作)

水無月六月、今月の六品 その4

2015-06-05 23:37:40 | 酒の肴
「イサキの唐揚げ甘酢あんかけ」

鶏魚とも書くイサキは、その名の通りの美しい紅白の身に
上品な淡白さと芯のあるうまみを兼ね備えたおさかな。
火を通すとそのうまみがぎゅっと凝縮されるので
焼いても揚げても美味しいですね。
そのイサキを、皮目を残してパリッと揚げ、
野菜たっぷりのジューシーなあんをかけた
ウマウマ~な一品をつくりました。
揚げた魚の香ばしさに、野菜たっぷり、生姜がほんのり効いた
甘酢あんがよく合って、お箸が進んでしまいます。
こんな、味よし見た目よし栄養バランスよしの一品で、
今宵の一献を大いに愉しんでくださいね。

(大内作)

水無月六月、今月の六品 その3

2015-06-05 23:29:26 | 酒の肴
「マグロのユッケ風」

これは、美味しい!
試食のときからワクワクした鉄板の一品がこれ。
なんと、赤鬼クオリティの生の本マグロを使った
贅沢なユッケです。
大きく切った鮪のねっとりした旨みは
うずら卵の黄身のコクやごま油の風味に負けない濃さ。
さっくり混ぜると、シャキシャキの新玉ねぎの甘みと食感が合わさって
一層美味しくなります。
日本酒にピタリと寄り添うバランスで計算された極上の肴です。

(箕村作)


水無月六月、今月の六品 その2

2015-06-05 23:21:11 | 酒の肴
「夏野菜と蒸し鶏のキヌアサラダ」

お馴染み、築地の鶏専門店から毎日仕入れる
新鮮で美味しい朝締め鶏をつかった、
夏らしいメニューができましたよ。
しっとりと蒸した鶏肉と夏野菜を
玉ねぎの甘みが香る特製ドレッシングで和えました。
水茄子、トマト、オクラ。
丁寧に下拵えした夏野菜の爽やかさ、
鶏肉のやさしいうまみ、
一緒に和えたプチプチのキヌアがアクセントになって、
目にも舌にも愉しく、お酒にもよく合うサラダです。
きっと、おかわりしたくなりますよ!

(中村作)





水無月六月、今月の六品 その1

2015-06-05 23:04:34 | 酒の肴
夏のような五月が去り、
梅雨寒の合間の青空がうれしい六月になりました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
今月も渾身の「六品」ができましたので、
ご案内いたします。
ぜひぜひ、召し上がってください!

それではひとつずつ、順番にご紹介いたします。



「鰯とチーズの梅煮」

DHAたっぷりの青魚、いわし。
庶民的なお魚なのでレシピもたくさんありますが、
梅で炊いた一品は、おかずにもアテにも良いものです。
とびきりの新鮮な鰯を梅干しを使って爽やかに炊き上げ、
しっとりと味を含ませてから
クリームチーズの角切りとさっと和えました
(なので、正確には鰯の梅煮とチーズ、ですね)!
魚の旨味とチーズのコクがちょうどバランスよく溶けあい、
ちょっと後を引く酒肴になりました。
ぜひ、おためしあれ。

(松本作)