『銘酒居酒屋・赤鬼』赤鬼だより

東京三軒茶屋にある『銘酒居酒屋・赤鬼』のスタッフが、お酒周り、お店周り、そして旬のよしなしごとをトツトツと綴ります。

如月二月、今月の四品 その1

2011-02-02 15:08:43 | 酒の肴
小寒から大寒へ、季節は冬のまっただなか。
新酒が続々と入荷して、メニューも日々かわっていく季節。
みなさま、如何お過ごしでしょうか。

今月も、そんなお酒にぴたりと添う、
おいしい「四品」ができました。
どれも季節を盛り込んで味わい深い酒肴です。
いらしたときには、ぜひぜひ召し上がってみてくださいね。

それではいつものように、順番に紹介していきます。


「白菜と新ジャガのグラタン」

あつあつ、といえば、鍋か煮込みかグラタンか。
冬の王道の野菜である白菜は、
クリーミーな味付けが、良く合います。
そこで、白菜と新ジャガ、ハムをつかって
オリジナルのグラタンをつくってみました。

たっぷりと霜にあたって甘みを増した白菜。
コロンとした新ジャガは皮付きでほくほくに。
冬と早春との出会いです。
そしてソースに忍ばせたのは、なんと、鯛わた。
鯛の内臓の塩辛です。
ハムと鯛わたのほどよい塩気とうまみが
ほのあまい野菜をたっぷりとつつみ込み、
日本酒にも合うとろけるお味になりました。
グツグツと焼きたてをお出しします、
どうぞ火傷に気をつけて、ハフハフと召し上がれ!

(中村作)


如月二月、今月の四品 その2

2011-02-02 14:51:27 | 酒の肴
「極上!合鴨の治部煮」

加賀藩のころから親しまれているという
石川県は金沢の郷土料理、治部煮。
片栗粉をまぶした野鳥や鶏と野菜、すだれ麩を合わせて
こっくりと煮込んだとろみのある煮ものです。
何度かここでもご紹介しましたが、
赤鬼では朝〆のおいしい合鴨を専門店から仕入れています。
新鮮なこの合鴨をつかって、赤鬼ふうの治部煮をつくりました。

鴨肉は歯ごたえがありながらやわらかく、
こくのある煮汁には合鴨の脂とうまみが沁みこみ、
煮合わせた大根がそれを吸ってまた美味しい。
菜の花を合わせて赤白みどりと彩りもきれいに。
身体のあたたまるとろみと、天盛りの柚子のかおり、
お肉のおいしさと大根のおいしさをたっぷりと味わえる
冬の王道!といえる煮ものです。


(中村作)

如月二月、今月の四品 その3

2011-02-02 14:44:01 | 酒の肴
「うどとマカロニのツナサラダ」

お鍋もそうですが、「四品」では毎月サラダも定番で、
いろいろな素材とお味でお出ししています。
今月は、旬をむかえるうどを使ってみました。

ていねいに下拵えしたうどと、茹でたマカロニを、
お醤油入りの特製ドレッシングとツナで合わせました。
見た目はマカロニサラダの洋風イメージですが、
たべてみるとしっかりとお酒に合う、
おつまみサラダに仕上がっています。
うどのシャクシャクとした歯ごたえと、
マカロニのムチムチ感がまとめられて、
食感もたのしい、こくのあるサラダです。
ぜひ、おためしあれ。


(北原作)


如月二月、今月の四品 その4

2011-02-02 14:32:43 | 酒の肴

「和風ポトフ」

寒さがピークの二月には、やっぱりお鍋。
蓋をとったときの湯気まで、ごちそうです。
定番の小鍋だて、今月は、ポトフにしました。
和牛と野菜、そして赤鬼特製のおいしいお出汁でつくった
和風のポトフです。

ほっくりと煮込まれたじゃがいもや人参、玉葱と、
ブロッコリーなどの野菜がゴロゴロ。
「冬期栄養失調」ということばがあるそうですが、
冬は意外と単一の食材でごはんをすませがちです。
野菜をたっぷり食べられる、お鍋の醍醐味はそこにもありますね。
そして、牛肉からでるこくのあるうまみを
自慢の出汁でゆきわたらせて、お酒にも合うようにアレンジ。
これひとつで栄養じゅうぶん、身体もほかほかあたたまる、
とっておきのお鍋ですよ!


(北原作)