『銘酒居酒屋・赤鬼』赤鬼だより

東京三軒茶屋にある『銘酒居酒屋・赤鬼』のスタッフが、お酒周り、お店周り、そして旬のよしなしごとをトツトツと綴ります。

赤鬼利き酒会結果速報!

2014-05-28 02:23:45 | イベント、お知らせ
赤鬼利き酒会、結果速報です!
まずは解答から。

澤の花 (5)
佐久の花 (4)
信濃鶴 (2)
北信流 (3)
九郎右衛門(1)
黒松仙醸 (6)


如何でしたか?
今回、全問正解は社長滝澤一名のみでした!
四問は、前店長の仲村と現店長の中村の二人でした。
以下、三問10名、二問17名、一問15名、0問8名でした。
お疲れさまでした!
53名ものご参加ありがとうございました!
次回は10月末です、どうぞ奮ってご参加くださいませ。


皐月五月、今月の六品 その1

2014-05-02 00:07:38 | 酒の肴
風薫り若葉繁れる五月になりました。
今月も、旬の味覚満載のおいしい六品ができました。
いつものようにひとつずつ、ご紹介します。
ぜひぜひ、おためしください!



「あさりの時雨煮」

生姜をきかせた煮ものをしぐれ煮といいます。
あさりはタウリンたっぷり、お酒によくよく合う素材。
佃煮ほど濃くせずあっさり目に炊いていますが、
ふっくらしたあさりの旨味がぎゅっと濃縮され
絶妙の箸休めになりました。
ちょいちょいと、つまんでしまう、
いつもの珍味とはちがった小鉢。
こんなアテがあると、ずらり揃った新酒たちを
いつまでもちびちびと楽しんでいたくなりますよ!

(箕村作)


皐月五月、今月の六品 その2

2014-05-01 23:59:50 | 酒の肴
「蕎麦クレープのわさびソース」

この「今月の六品」では、
おなじみの素材をちょっと変わった仕立てにしたり
新しいひと皿を考案したりして、
定番メニューよりも一歩進んだ料理を考えています。
今月は、なんと、クレープが登場!
蕎麦粉でつくった、こうばしいクレープです。

薄く焼いたクレープ地に包んだのは、鶏レバーのパテ。
レバーの濃厚な滋味に、
蕎麦粉のかおりと特製わさびソースの辛みが寄り添って、
取り合わせの妙とも言うべき小粋な皿になりました。
なんとなく洋風の素材ですが、どっこい、
風味豊かに見事に日本酒をひきたてる一品です。

(箕村作)


皐月五月、今月の六品 その3

2014-05-01 23:51:08 | 酒の肴
「カツオの和風ユッケ」

初鰹は、戻り鰹よりも脂気がすくなく、
さわやかな味わいですね。
目には青葉 山ほととぎす 初鰹
の句の通り、この季節を象徴するお魚のひとつとして、
ぜひ、旬をたのしみたいものです。
ここでは、ちょっとひとひねりして、
その鰹、ユッケに仕立てました。

サクサクした新玉葱や茗荷、大葉などの香味野菜と
辛子醤油ベースの特製たれで和えた鰹が
よくマッチして、箸の進むこと!
お刺身と薬味の組み合わせとはちょっとまた違って
ひと皿の中で、フレッシュなハーモニーがたのしめます。
これで何を飲もうかな?と
イメージふくらむ一品です。

(中村作)



皐月五月、今月の六品 その4

2014-05-01 23:42:31 | 酒の肴
「さよりのサラダ仕立て」

すこし汗ばむような日もあるこの季節、
おいしい野菜をたくさん食べたいものですね。
しかし生野菜だけだですと水気が多くて
お酒に合いにくい…という声も聞きます。
そこで、ちょっと取り合わせにひと工夫してみました。

すっとした姿型が美しい魚、さより。
さっと炙ると旨味が活性化して
お酒にとても合うつまみになりますね。
このさよりと、千切りにした人参や大根、胡瓜、長葱などを
さっくりと合わせてサラダにしました。
魚のぎゅっと凝縮された旨味とシャキシャキの野菜が
特製の胡麻ドレッシングでまとまって、
美味しくてお酒のすすむサラダの完成です。
これは、新定番と言っていいかも!

(大内作)



皐月五月、今月の六品 その5

2014-05-01 23:34:16 | 酒の肴
「たけのこの挟み揚げ」

春の味覚、たけのこ。
この季節の赤鬼の定番、焼き筍で
その旬を味わった方も多いことでしょう。
今回は、そのたけのこを使ってひと手間かけた揚げものをお出しします。

空豆とともに春の青豆の代表するグリーンピース。
その爽やかな青みと豆らしい旨みを豆腐と合わせ、
山芋と卵を使ってあんをつくりました。
そのまま蒸しても美味しいこのフィリングを筍で挟んで
さっくりと天ぷらにしています。
筍のほのかなえぐみをあんの滋味がほどよく和らげ、
さくさくとおいしい一品になりました。
旬の天ぷら、ぜひ味わってみてください。

(藤重作)

皐月五月、今月の六品 その6

2014-05-01 23:16:58 | 酒の肴
「そら豆と鶏団子の卵とじ」

爽やかな季節には、ぐつぐつの鍋物よりも
すこし軽めに、こんな一品はいかがでしょう。
土鍋で仕立てた変わり種の親子煮、とでも申しましょうか。
朝締めの美味しい鶏の挽肉で空豆を包んだお団子を、
特製出汁でさっと煮て、ふんわりと卵で綴じました。
鶏のうまみがぎゅっと詰まった歯ごたえあるつくねに
空豆独特の風味が加わり、
とろりとした卵がまた食欲をそそります。
お酒にぴたりと合う、初夏の小鍋立てです。

(池田作)