ちくわブログ

ちくわの夜明け

うつろい目視確認

2010-01-10 05:28:45 | Weblog
正月、名古屋に帰省してました。
雪降りました。
寒かったと言わざるを得ない。覇王翔吼拳を使わざるを得ない。


ところで去年は温泉旅行、友人と名古屋観光、つってすでに2回も親と会っているので、年末に再会しても特にうんともすんともありませんでした。
いつもだったら「ああ、としとったなあ。大事にしてやらねばなあ」とか一応は思うんですが。


毎年ながらやることは同じで、墓参り(お盆帰らないので)とかお節とか大須観音参拝とか猫モフったりとかその反動でくしゃみしたりとか。
元日は絶対家でゴロゴロしながらテレビを見るっていう。なんかこういう決まりごとを例年やり続けるのは平和な証よの。

良いことか悪いことか分からないが。


普通友人とかと再会して近況を語り合ったりエロい話で盛り上がったりするんでしょうが、再三言いますが友達がいない!
いないと言うか、唯一ノムさんという高校の同級生が「会える?」とか電話かけたりしてくれるのですが、まあ会えない。
向こうにも仕事があり、わたしもわたしで家族と自分の用事を優先したりする。
しかしノムさんとはブルース・リーとショー・コスギという趣味で繋がっているので、非常に大切な友人である。
いい加減『燃えよニンジャ』のVHS返してほしい。
買うと高えんだぞあれ。


で、自分の用事。それは初詣。
大須観音はケッタマシィーン(訳:チャリンコ)で約20分の場所にあります。
子供の頃から親に連れられてよく行ってた。
すごくよく覚えてて、もうその頃から「昭和」な雰囲気が大好きだった。
ていうか昭和だったんですけどね。
ちなみに昭和天皇の崩御が、俺たしか小学5、6年とかそんなんです。

やがて成長した赤目青年は、学校帰りにしばしば鶴舞~上前津~大須という寄り道で青春を謳歌するのです。
女の影やまるでなし。
ここから長きにわたる暗黒の童貞時代が始まるわけだから、大須は俺の中でイコール童貞時代の象徴という極めて遺憾なイメージも植えつけられている。

行って何をするかっていうのも素晴しくシステマチックに構成されています。
屋台で串カツ→参拝→お好み焼き屋もしくは百老亭で餃子→アーケードぶらぶら。

アーケードをぶらぶらするのはうつろいを確認するため。
街の景色が変わってたら悲しいじゃないですか。「変わってませんように」って願いながら歩きます。


このように仮面ライダー時代から変わってないのもある。
ここ(この看板)はまじで指定文化財にすべき。

ついでにこっちも指定したいところ。


ただのお好み焼き屋ですが、もう昔っからこのまんま。なんでこの看板なの?ねえなんで?とか無粋な質問は無しで。大好き。
今年は百老亭でなくこっちでお好み食べました。

変わってないとほっとします。
しかし数年前から変わったのが、このお店の向かい。


パチ屋になっちゃいました。
すでに以前何があったかすら思い出せない。そのことがうつろう中で一番悲しい。
さらに今年からご覧のごとくエロ同人誌屋まで併設されるというハッチャケぶり。

このビルの正面、神社なんだぜ・・・




気を取り直して初詣でます。
ところがだ。

参拝のお客さんがすごい人で・・・行列がずずーっとアーケードまで続いてる。
なんなんだと。そこまでして何を願う名古屋の人々よ。

しょうがないので夜まで時間つぶそうと、大須演芸場で寄席観ることに。


五木ひろしのモノマネの人、三木ひろしさん。
しゃべりもサービスも良くてすごい笑えた。カメラ構えると顔作ってくれるっていうww


この演芸場入ったの初めてなんですが、すんごいお年寄りで、大阪の夫婦漫才師が出てきて「ここまで古くて昔ながらの演芸場は全国でも珍しい」と。


外に出るとすっかり夜になっていました。
人も少なくなったので参拝し、自分、家族と友人へのお守りを買う。




今年も特に大きな変容のない大須でしたが、小さな変化は毎年チラホラと見えます。
わたしの知っているお店も場所を変えていたりと、なかなか大変そう。

しかし「人多いなちくしょう」と思えるくらい人が来ているのは、うつろいの抑止に繋がるのでいいことなんだ、と思います。
変わるのは仕方ないけど、変わらないでほしい。それが人の情ってもんでがす。

事実、わたしが子供の頃からたいして雰囲気は変化がなくとも、昔よりずっと賑わいがあるという、かわった街なのです。


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