お仕事をご一緒させていただいているカメラマンのコンソメパンチさんが「ツンデレ喫茶に行きませんか?」と誘ってくれたので、秋葉原の某有名店に行ってきました。
わたしも知らなかったのですが、知らぬ皆様のために説明いたしますと、ツンデレ喫茶というのは、いわゆるメイド喫茶のスピンオフ(?)版で、女の子にツンツンされたりデレデレされたりしながらコーヒーや紅茶をしばくという、まさにアキバ文化の最新トレンドスペースなんであります。
いや、そもそもツンデレってなんだ、という問題がありました。
ツンデレとはみんなの前ではツンツンしているのに、二人っきりになるとデレデレしてくる妙な気のまわし方をする女の子のことをいいます。そういうのが二次元ラバーな人たちにはナウ&ポップらしいのです。
ホホゥ、こいつは一興だ、とばかりにわたしとコンソメさんはお店へと向いました。
以前、友人とメイド喫茶に行ったときは、どの店でも30分待ちを告げられましたが、今回は難なくスッと入れました。けっこう混んでいましたが。
さて、入店したわれわれを待ち受けていたメイドさん、開口一番こうのたまいます。
「お帰りなさ~い。オニイチャンたちはふたり?」
・・・・・タメ口?( ゜д゜ )
狼狽しながらも「え、はいそうです」と、やっと応える。
ああん、何でオニイチャンの方が敬語?なりきれない自分にくやしさ全開。その後も「オーダー決まったら教えてね」などのサービス全開のタメ口が続く。
「え?これがツンデレでしょうか?」
両者ともに初体験のため、要領をえない。どういう態度をとればいいのか、分からないのです。
それにくらべ常連とおぼしき人々のなんと堂々たる態度であろう。オニイチャンっぷりがなかなか堂に入っている。ランチのまずそうなパスタもなんのそのって感じでずるずるとやっている。
われわれはとりあえず飲物だけたのみ、それでねばりました。
とにかく話すことはいろいろとあったので、なんだかもう途中でツンデレをたのしむどころではなくなってきていました。
番組のこと、技術のこと、新しいプロジェクトのこと・・・・こういうことは話している時こそがいちばん楽しい。
さて、そうこう話している間にいくばくか時間が過ぎたようで、妹から「もうそろそろ時間だからね」と、実質追い出されました。
帰り、ポイントカードをいつものクセで「あ、いらないです」と拒否したら、可愛くもなんとうもない、実に、こう、普通な感じのその妹は「じゃあいいよっ!ふんだっ!」とヒネてしまいました。間髪いれず、コンソメ氏が「あ、もらう」としたらば「じゃあ、また来てね!カード作ったんだからまた来るんだよ!」と、ちょっとしたデレな雰囲気を出してくれました。
「おお、ツンツンしてデレデレされた」
妙な感動を味わいながらも、極めて普通な感じの女の子が、メイド服に身を包んでそういったセリフを器用にまわす様を見ていると、なんだかこう、ちょっとしたリアリズムを感じ、胸がチクリと痛くなります。
いかんなぁ・・・おれはまったくもって、想像力が鈍ってしまったようだ。
こういった場では何より、足らない部分は想像と逞しき妄想で補完するのが肝要である。
これもまた、想像できる大人のために供された、ひとつの嗜好でしょうか・・・?
つづく
わたしも知らなかったのですが、知らぬ皆様のために説明いたしますと、ツンデレ喫茶というのは、いわゆるメイド喫茶のスピンオフ(?)版で、女の子にツンツンされたりデレデレされたりしながらコーヒーや紅茶をしばくという、まさにアキバ文化の最新トレンドスペースなんであります。
いや、そもそもツンデレってなんだ、という問題がありました。
ツンデレとはみんなの前ではツンツンしているのに、二人っきりになるとデレデレしてくる妙な気のまわし方をする女の子のことをいいます。そういうのが二次元ラバーな人たちにはナウ&ポップらしいのです。
ホホゥ、こいつは一興だ、とばかりにわたしとコンソメさんはお店へと向いました。
以前、友人とメイド喫茶に行ったときは、どの店でも30分待ちを告げられましたが、今回は難なくスッと入れました。けっこう混んでいましたが。
さて、入店したわれわれを待ち受けていたメイドさん、開口一番こうのたまいます。
「お帰りなさ~い。オニイチャンたちはふたり?」
・・・・・タメ口?( ゜д゜ )
狼狽しながらも「え、はいそうです」と、やっと応える。
ああん、何でオニイチャンの方が敬語?なりきれない自分にくやしさ全開。その後も「オーダー決まったら教えてね」などのサービス全開のタメ口が続く。
「え?これがツンデレでしょうか?」
両者ともに初体験のため、要領をえない。どういう態度をとればいいのか、分からないのです。
それにくらべ常連とおぼしき人々のなんと堂々たる態度であろう。オニイチャンっぷりがなかなか堂に入っている。ランチのまずそうなパスタもなんのそのって感じでずるずるとやっている。
われわれはとりあえず飲物だけたのみ、それでねばりました。
とにかく話すことはいろいろとあったので、なんだかもう途中でツンデレをたのしむどころではなくなってきていました。
番組のこと、技術のこと、新しいプロジェクトのこと・・・・こういうことは話している時こそがいちばん楽しい。
さて、そうこう話している間にいくばくか時間が過ぎたようで、妹から「もうそろそろ時間だからね」と、実質追い出されました。
帰り、ポイントカードをいつものクセで「あ、いらないです」と拒否したら、可愛くもなんとうもない、実に、こう、普通な感じのその妹は「じゃあいいよっ!ふんだっ!」とヒネてしまいました。間髪いれず、コンソメ氏が「あ、もらう」としたらば「じゃあ、また来てね!カード作ったんだからまた来るんだよ!」と、ちょっとしたデレな雰囲気を出してくれました。
「おお、ツンツンしてデレデレされた」
妙な感動を味わいながらも、極めて普通な感じの女の子が、メイド服に身を包んでそういったセリフを器用にまわす様を見ていると、なんだかこう、ちょっとしたリアリズムを感じ、胸がチクリと痛くなります。
いかんなぁ・・・おれはまったくもって、想像力が鈍ってしまったようだ。
こういった場では何より、足らない部分は想像と逞しき妄想で補完するのが肝要である。
これもまた、想像できる大人のために供された、ひとつの嗜好でしょうか・・・?
つづく
たしかにひとりで入ったらかなりもてあましちゃうと言うか・・・気まずい感じになりますね。圧倒される。