心にうつりゆくよしなしごと / 小嶋基弘建築アトリエ

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コンクリート一体打設工法ベタ基礎

2013年04月30日 | 日記・エッセイ・コラム
N邸基礎(ベタ基礎)のコンクリート型枠が4月22日(月)に外れました。
(画像撮影日は4/29ですが(^^ゞ)
N_024

注視して見てみてください。基礎のベース部分と立ち上がり部分の境に線がありません
それに、ビニールシートでしっかり養生してあるのにも着目。とても丁寧で真面目な仕事です
N_030

つまり、この基礎は、ベース部分と立ち上がり部分のコンクリートを同時に打設した、コンクリート一体打設工法なのです。それは木造住宅の基礎工法では最上級。コンクリートの打継ぎが無く、完全に一体となった基礎だからです。

強度、耐久性共、これこそ正に正真正銘、最高性能・最高品質の基礎です

この工法の出来る高い施工能力を持った基礎業者は、ほとんどいないのではないでしょうか。
少なくとも私の知る限り、年間2千棟以上の施工棟数を誇るビルダーでも『出来ない』のですから。

コンクリート打設当日、基礎施工業者の職人は、コンクリート打設開始から終了まで、休み無し昼食無しで仕事をしました。更に工務店の施工管理者、そして設計監理者である私も、早朝から一日中立ち会い、施工の品質をチェックしました。

また、同じく打設開始から終了迄お付き合い頂いた建て主さんのお母様、そして建て主さんご本人も昼休みに急遽職場から現場に駆けつけ、コンクリート一体打設工法の証人として、自らの目でこの素晴らしい基礎工事を目の当たりにされていました。

お二人共たいへん喜ばれていらっしゃいました

素晴らしい仕事をしてくれた基礎業者の職人さんと工務店の施工管理スタッフに惜しみない賛辞を贈りたいと思います。『良い仕事してますね~』スタンディングオベーションブラボー

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