今日は定休日を利用して、伊達市桑折町の桃畑に摘果(てきか)作業の研修に行ってきました。
桃畑のあるじは我らがJA全農福島園芸部の半澤部長
実は立派な果樹農家でもあるのです
今日の研修は「桃の摘果と袋かけ」。
どちらも、大きくて甘ーい桃にするための重要な作業です
今の桃はこんな感じ。青梅よりちょっと大きいくらいの実が鈴なりになっています
このままだと木の栄養が分散されて、小さくて味もいまひとつの桃にしかなりません
そこで、栄養をより実に集中させるために余計な実を摘み取る作業が「摘果」と言うわけです。
残す実、摘み取る実の選び方を聞いたら、作業開始
どんどん摘み取ってやる~
ずっと上向きでの作業は首~肩~腰にキマス・・・
農家のみなさんの苦労が身にしみました・・・。
続いて、選ばれし(?)残した実には袋をかけます。
病気やキズから桃を守るため、袋が外れないようにしっかり上を留めます。
ふと気づくと木のところどころに赤い輪っかがぶら下がってます。おまじない?
これは“コンフューザー”と言います。いわゆるフェロモントラップ
この輪っかから害虫のメスのフェロモンが出ているそう
偽物のフェロモンに誘われたオスがやってきても肝心なメスはいません・・・。
メスを探し続けたままオスは死んでいきます。つまり害虫は増えない!
これで農薬を散布する回数を3回も減らすことができるのだそうです
桃のほかにもこんな果物の木を見せてもらいました。
何の木でしょう?
これは平核無(ひらたね)柿の花。伊達地方特産のあんぽ柿になります。
これは洋梨。対して和梨はこちら。
葉っぱの形が違います。
これはふじりんごの実。りんごは桃よりも枝の剪定や摘果が難しいそうです。
そして、みなさん気になる今年の桃の状況も聞いてきました
桃シーズンのスタートは去年より1週間ほど遅め。7月上旬からのお目見えとなる予想です
福島の桃の主力品種『あかつき』は7月最終週くらい~8月あたまがピークくらいだそう。
桃の大きさは、ちょっと小ぶり予想です。
原因は春先の朝晩の冷え込みや雨が少なかったからだそうです
でも今のところ病気にかかってはいないようなので収穫量は大丈夫
今年もたくさん美味しい福島の桃が食べられそうです。よかった~
みなさん、もう少しお待ちくださーい
今日のブログはこめ太郎でした