特定非営利活動法人 被災者応援 愛知ボランティアセンター 公式ブログ

2011年3月17日設立。孤児遺児応援活動、被災地ボランティア活動等、現在進行形で被災者応援活動を行っています。

十八成ボランティア 重大な危機に直面!

2014年05月25日 13時52分55秒 | [東日本大震災]宮城県牡鹿半島十八成ボランティア

代表の久田です。

現地ボランティア参加希望者激減のため、当面の日程・内容を以下のように変更せざるをえなくなりました。

6/6~8 第119回 参加者6人+スタッフ2人のため、大型バスからワゴン車に。ボランティア内容ではチーム恭一with安吉&文吾はお休み。食堂班5人でお弁当から丼物に変更。心配り・心拾い班は3人。

6/20~22 第120回 参加者8人+スタッフ2人のため、大型バスからワゴン車に。ボランティア内容ではチーム恭一with安吉&文吾はお休み。食堂班6人でお弁当から丼物に変更。心配り・心拾い班は4人。

7/4~7/6 第121回 中止

7/25~27 第122回 中止

 

新日程

7/18~20 第121回 車の車種、内容未定

8月以降の日程は未定

 参加希望者は漸減していくのだと思っていました。しかし、6月以降の申し込みがほとんどありません。これまでの申し込み状況とはまったく違っています。今のままでは、参加者が増える見込みが感じられません。そこで苦肉の策として上記のような緊急対策措置をとらざるをえないと判断しました。

 さらに追い打ちをかけるように、大型バスの料金が8月から20万円以上あがります。その場合、参加費は18,000円~20,000円になってしまいます。小泉政権下の規制緩和政策のため、観光バス会社も規制緩和されました。そのために値下げ競争になりました。コストカットは人件費と安全対策費の切り下げにつながり、昨今の観光バスの重大事故の遠因となっています。このため適正価格にする今回の国交省の措置は基本的には適切なことではないかとは考えています。

 しかし、十八成浜への観光バスを使用したボランティアは事実上実施できなくなってしまいます。また、今後の新たな災害に対してボランティアバスを仕立てることも事実上不可能になります。このままでは現地ボランティアと孤児遺児応援という被災者応援愛知ボラセンの2本柱の活動の1本が倒れてしまいかねません。

 そのうち十八成に帰ろうとお考えの皆さん。「そのうち」があるかどうかわからない状態に今は陥っています。はっきりしているのは7月18日~20日の第121回(くぐなり食堂99回)までです。くぐなり食堂100回目を迎えられずに終わってしまう可能性はゼロではありません。

 そこで、119回、120回は10人乗りのワゴン車で、参加者同士が運転をしての現地ボランティアという苦渋の判断をしました。安全のことを考えればプロドライバーさんにお願いするのがベストです。しかし、これまでも何度か参加者同士で運転をして被災地へ行ったこともあります。活動はチーム恭一班をお休みにして、お弁当は丼ものにし、心配りは3人で行います。ワゴン車に乗りきれない人数でも困るために締め切りにし、キャンセル待ちにしています。しかし、参加希望者が増えれば、観光バスで実施することもあります。

 このような状況なら、なんとか参加をしようと思われる方は、ぜひぜひフォームからお申し込みください。7月の日程は月2回から、3連休の時期に変更しました。

 8月以降の対策として、現在の方向性は、①観光バスをマイクロバス(29人乗り)にする。②ドライバーさん3~4人をパートで雇用する。③ドライバーさんの健康管理を徹底する。というものです。まだ、確定していませんが、この方向で話をすすめています。料金はほぼ据え置きにできそうです。問題はドライバーさんの雇用かと思います。

 メリットは主に3点です。①これまでドライバーさんの健康管理はバス会社任せでした。2013年8月にはドライバーさんが無呼吸症候群で意識を失うケースがありました。幸いにして重大事故には至っていませんが、これからは自分たちの責任のもとに健康管理を行うことになります。愛知ボラセンとしての責任は重大ですが、重要な部分を人任せにしないことで、より安全性を担保することができると考えています。②災害ボランティア派遣を機動的に行える。③参加費をほぼ据え置くことができる。

デメリットは座席や車内が窮屈であること。荷物を載せられないことなどがあります。

  ドライバーさんの求人を今週末には初めていきたいと考えています。いろいろな工夫を重ねて、愛をこめて、被災地ボランティアを続けていきたいと考えています。どうか皆さんも、改めて被災地ボランティア参加をご検討ください。

 

 


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