特定非営利活動法人 被災者応援 愛知ボランティアセンター 公式ブログ

2011年3月17日設立。孤児遺児応援活動、被災地ボランティア活動等、現在進行形で被災者応援活動を行っています。

第4回 平成28年熊本地震被災地応援ボランティア活動の報告

2016年05月24日 22時36分48秒 | [平成28年(2016年)熊本地震]熊本県御船町・西原村ボランティア

第4回熊本地震被災地応援ボランティア活動について報告いたします。

スタッフは久田、石田、武内の3人でした。

今回は、益城熊本インターから先が停滞していたので、
早めに高速道路を降りて、益城町の中心部を通って行きました。
倒壊しかかった家屋は、前回(4月30日)通ったときと同じ状況のままでした。

無事にグリーンヒルみふねに到着し、今回は4班に分かれて活動しました。
1班は介護関係の資格を持つ2人で、施設内での活動でした。
指の体操をしたり、高齢者の方のお話し相手をしたり、職員の方の補助をしました。
そして、女性の利用者の方が涙を流しながらこんなお話をしてくれました。、
「みどりの丘にいたの。地震で家具が倒れ、そこに挟まれている時に職員に引っ張り出してもらってはいつくばって逃げたの。」と。
そして、「今日会ったばかりなのに、、もう帰ってしまうのがとても名残惜しいわ。また来てくれますか?またお会いしましょう?」とおっしゃられ、また来ますね!と約束をしました。

 

2班の活動は、同じ敷地内にあるグループホームでの活動でした。
1号館と2号館があり、それぞれ9床ずつ、合計18床あります。

※写真は許可をいただいています。

1号館は地盤が下がった影響で建物がほんの少し傾き、
利用者の方は2号館で生活をされていました。
そこで、利用者の方が1号館へ戻れるようにするための活動を行いました。

まずは、外にある3つの倉庫内の整理です。
日中活動で使うものを取り出しやすくし、不要となったものは処分します。
3人ずつに分かれ、午前中で終えることができました。

 

それが終わると、建物と地面の間にできた隙間を埋める作業をしました。
地震で地盤がずれたために、できてしまったようです。

雨などで、水が浸水しないようにとのことでしたので、
スコップなどを使い、土や砂利を奥まで詰め込みました。

 

1号館の中では清掃活動をしました。
女性を中心に、モップを使って各居室をきれいにしていきます。

ベッドの下や廊下や窓など隅々まで丁寧に仕上げていきます。

「主婦の私たちには、日常のことだからなんでもない活動だわ」
と心強い主婦のパワーを発揮してくださいました。


午後からは、2号館から1号館へベッドや布団を運び込み、ルームメイクをしました。

 

比較的作業が早く終わった外の班は、
1号館と2号館の間にある、利用者の方が作っている畑の周辺を草取りしました。


また施設周辺もきれいに清掃することができました。

 

最後に、プランターのお花の植え替えをして
利用者の方が少しでもこころ和ませられるお手伝いをすることができました。

 

 

3班は初めて西原村での活動を行いました。
活動場所は、となりのトトロに出てくるような雰囲気の緑が多い場所で、近くには牛などもいました。
伺ったお宅には高齢の方がおられ、となりの建物には赤色の応急危険度判定が貼ってありました。
活動は、重機で解体された母屋で、建物に使われていた資材を分別し集積場へ運ぶことです。
まずは、木材や竹や瓦などをすべて手作業で分別します。
バケツリレーでどんどんと運びながら、細やかに分別を進めていきました。
午後からは、別の団体が合流してくれました。
たくさんの男性ボランティアの加勢で作業がぐんと進みます。
そしてトラックに積み込み、集積場へと運びました。
分別作業には人手がかかり、今シーズン一番の暑さに
熱中症に十分注意しながらの活動となりました。
たくさんの人数をかけてやっと一軒という現状に
まさにいま、多くのボランティアが必要とされていることを実感しました。 

 

 

4班は、個人宅ブロック塀の片付けを行いました。

写真は撮っていませんので、文章での報告となります。

崩れかけたブロック塀を壊して、大きな破片の撤去までは行われていたので 手で持てる大きさの破片をトラックに乗せ、集積所へ行くメンバーとトラックが帰ってくるまで、お宅の倉庫を片付けるメンバーに分かれて活動を行いました。

もともと、農家を営んでいらっしゃったようで、倉庫には年代物の脱穀機などがあり 、大型の機械が倒れかかっていたりしました。

人力では引きずる事すら容易ではない物でしたが、要らない鉄パイプを車輪にして運び出しました。 地震で2階部分の土壁や、瓦が落ちてしまっているお宅でしたが、おばあさんが家が崩れて潰されても、この家で住んでいたい。と仰っているとのことでした。

そして、瓦を直すにしても、職人さんが足りておらず、見積もりも高額になってしまうという事に悩んでいました。 それでも、倉庫が整理されると、若干心持ちが軽くなったご様子でした。 最後はグリーンヒルみふねまで送っていただき、活動終了となりました。


そして今回も活動後は、華ほたるで温泉に入りました。
低周波風呂に浸かっている時に1人の地元の方とお話ししました。
その方は、熊本市秋津地区にお住まいで、建設業の方。
本震のときは寝ていて、突き上げられるような衝撃だった。
50センチくらい体が浮いたような感覚だったと教えてくれました。
その後、ロッカーで着替えていると、もう1人地元の方とお話しする機会がありました。
その方は、ロッカーのカギを何度も確認していて、最近忘れっぽいんだわと顔をしかめていました。
体調が思わしくなく、食べても食べても痩せていく。
震災後は、車内泊をしていて、2週間ほど便秘が続いた。
友人から薬をもらい少しは良くなった。と体調の不安をお話しされました。

出発式を終えて、グリーンヒルみふねを後にするとき、
今回は、グループホームの方も手を振って見送ってくださいました。

名古屋では、お見送りやお出迎えに多くの方が来てくださり
またバナナくらぶさんから毎回の差し入れをいただき、
多くの人たちの応援で第4回を終えることができました。
ありがとうございました。

 

余談
九州自動車道のサービスエリアなどで見つけた
うまかもん勝手によだれ率ランキング(武内調べ)
1位 一口からし蓮根 古賀SA上り 手軽に食べられる。職場のお土産に(※要冷蔵)
2位 からし蓮根スナック(袋入り) 広川SA上り ビールのおともに(活動中はもちろん飲酒禁止)
3位 からし蓮根風味ふりかけ 華ほたる 毎日の食卓に。
4位 広川SAの久留米ラーメン 広川SA下り バスが着くのは早朝です。
5位 からし蓮根サブレ 北熊本SA上り 期待を裏切らない辛さ。

 

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