綺羅の部屋

メイプルストーリーの攻略を主とした、楓の幻灯の派遣ページです。

-番外1-

2007-07-08 03:07:34 | 小説


僕の名前は夜神月、今世間を賑わせているキラ本人だ。

 いずれ新世界の神になる僕だが、実は密かに想いを寄せている女性がいる。


     「お兄ちゃん、何で鍵なんか閉めてんのー?」

「さ、粧裕か・・何?」

     「宿題教えてーッ!」

 何を隠そう、僕はこの妹の事が好きで 毎晩眠れない日々を過ごしている。

   おかげでこの5日間で体重が5キロ減った。


           「気を付けろよ月・・。」

           「世間ではそういうのをシスコンって言って、割と気持ち悪がられるらしいからな・・。」

 黙っていろ死神・・! と言うかなんでお前そんなのにばっかり詳しいんだ・・!

     「数学の2次関数でーす♪」

「はいはい・・。」

   ・・妹に感付かれてはいけない、少しずつ・・僕を憧れの対象に変えさせるんだ・・!

     「あ、こんな大人の雑誌読んでたんだ? だから鍵なんか閉めてたの? なんかヤラシー。」

「おいおい。」

「Lとキラの記事を見てたんだよ。」

     「そっか、お兄ちゃん将来刑事になるんだもんね、これも勉強かー、大変だね。」

「あぁ、警察庁の一番偉い人間になってみせるよ。」

            「ククッ・・、一番『エロイ』じゃないのかシスコン?」

  黙っていろ死神・・! 信用を失わないように話している最中なんだ!


「まぁ、教えてやるから座れよ。」

     「さっすがお兄ちゃん。」


 よし、これで・・


     -ピンポーン・・


     「あ、お父さん帰ってきたみたい。今日は早いねー。」


 くそっ・・どいつもこいつも・・!


  まぁいい、時間はかかるかもしれないが必ず実現してみせる・・。

 僕は新世界の神に、粧裕は女神になるんだ・・!

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