アグリコ日記

岩手の山里で自給自足的な暮らしをしています。

再会

2010-04-03 08:27:06 | 
 勝手口から外に出た。昼の陽光が目に痛く木々の葉陰も物置の黒い壁も白粉をまぶしたようにほの霞んで見えた。雨に打たれた昨夜の土は乾ききり、春の日差しに小気味よく萌え出でた若草が庭をふさふさした絨毯へと変えていた。スズメノカタビラ、シロツメクサ、ニワホコリ。どれもみな厚く凍った土の下で生き延びて、雪が融けた途端にニョキニョキと首をもたげてきたのだ。土は生きており、草は地球の生命そのもののような気がする . . . 本文を読む
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