心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

形と意

2017-09-08 | 書の話

昨日の書道教室で、皆さまお片付けを始めたところで、
音楽を聴いてそこから感じる言葉を書いてみよう、というのを突然提案

曲はこちら~haruka nakamura - graf+



私は「夢」というイメージが浮かんだので、2枚書いてみたなり。
夢は目標につながる現実的な夢ではなく、揺蕩う夢のイメージで。




教室では、お一人だけつきあって下さり
しばし音楽に集中して、曲が終わる頃「波風」と書かれて。


波風はたぶん情景描写。

たとえば書の臨書でいうと、形臨のような。
そうじゃなくて。
創作は形臨ではなく、意臨。

 *形臨は形を倣うこと、意臨は作者の心を感じ表現すること、みたいな。


原本から、あるいは見える世界から、自分は何を感じるか。
音楽の力を借りて、自分の中に感じるものを探す作業。

音楽から感じるものは、その人の生きてきた道、性格、その日の体調、
昨日の出来事、気候によっても違ったり。

そう考えると、創作は日々無限。
創作は、正しいも正しくないもない。

そこに気づけたら、人はもっと自由になれるし、もっと許容できる。

書は、生き方も教えてくれるのであ~る。



コメント (2)
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